祭は日本の底力
はじめまして大阪府南部を拠点に活躍する
「祭礼画家」の六覺千手(ろっかくせんじゅ)です。
作品を通して日本人の心である「祭」を紹介していければと思っています。
普段は大阪の祭を中心に祭礼ポスターや記念品など祭礼に関連するイラストやデザインの仕事を請け負っていましたが、世界的に流行しているコロナ禍において、ほぼ全ての仕事がキャンセルされました。
わたくしの仕事はなくなりましたが 実は祭礼は無くなっていません。
御輿や獅子舞、山車、だんじりなどが街中を賑わす神賑行事(かみにぎわいぎょうじ)はほとんどが自粛されていますが
神社の神事はきっちりとおこなわれております。
「祭は日本の底力」をテーマに日本中の祭を描きたいと活動をしておりますが、この部分がとても大切です。
春のパン祭や〇〇大感謝祭も「祭」と名前につきますが これらに神社やカミの存在はありません。
しかし日本の祭はヒトとカミのが交流する日本人特有の民俗意識が内在すると思っています。
神社で手を合わせます。本来ここでは「願い」はしません。
「感謝」をするだけです。
年に一度 民衆は すべてを忘れてカミと交流します。
暑いときには疫病が蔓延します。だから我々は神賑行事を例大祭(その神社の一番大切なお祭りの日)におこないます。
暑いけど我々は元気です!とカミと共にその瞬間を楽しむのだと思います。
コロナ禍でわたくしの仕事は激減し、特殊な職種かつあまり表にでない仕事なので、特別な救済処置もありません。
知り合いの祭礼に関する職業の方々もことごとく仕事が激減しています。
団扇屋さん、法被の染屋さん、大工さん、彫物屋さん、提灯屋さん、お土産物屋さん・・・
我々はこの技術や匠の技を残していかなくてはいけないと思っています。
何から始めていいのかわかりませんが
まずは何か行動をと 記事を描きました。
そして いままで描かせていただいた絵とともに「日本の祭」を紹介し、後世に引き継いで行ける一助になればと思っています。応援よろしくお願いします。
「祭は日本の底力」
時代は変わっても我々日本人のルーツが色濃く残る祭は日本の底力となり、
日々変容する世界の中で生き抜くため、誇りを持つために絶対不可欠なものだと思います。
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