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[要旨]リースは、ユーザーにとって、資産を管理する負担を減らすという利点があります。

[本文]前回は、リースによってリース物件を調達することで、コスト管理が容易になるということについて述べました。今回は、資産管理に関するメリットについて述べたいと思います。そのひとつは、設備をリースを利用して調達すると、固定資産税などの支払いなどの事務についても、リース会社に行ってもらえるということです。これは、リース契約は賃貸借契約であり、リース物件の所有者はリース会社なので、当然といえば当然なのですが、固定資産は、会社の帳簿価格と固定資産税の課税標準(固定資産税の計算の基礎となる資産の評価額)が異なるなど、管理が煩雑であるため、リースで設備を調達することで、その事務が省力化できることは大きな利点と言えます。

自動車をリースで調達したときも、車検の管理はリース会社が行ったり、走行距離の管理などもリース会社に行ったりしてもらうことができます。(ご参考→ https://bit.ly/3g0tXfF )また、これも自動車などにあてはまることなのですが、設備を調達する際の価格、メンテナンス費用、保険料などは、個別に行うよりも、大量の取引があるリース会社を通して行う方が、有利な価格になることもあります。(ご参考→ https://bit.ly/3bIk56V

さらに、リース期間が終了したあと、リース物件はリース会社に返却するだけですみます。もし、融資などで設備を購入し、それが使えなくなってしまったときは、自ら廃棄するか、専門の会社に費用を支払って廃棄してもらうことになりますが、リース物件の場合、それらの手間やコストは不要になるという点も、リースの利点です。以上がリースの主な利点ですが、融資などと比較したときのリースの欠点と言える点もあります。そのリースの欠点については、次回、説明します。

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