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もしきょうが人生最後の日だとしたら

[要旨]

多くの方に尊敬されていた経営コンサルタントの石原明さんが急逝されましたが、人生には限りがあり、石原さんのような方でも、突然、終わりを迎えることがあることから、ビジネスパーソンとして、日々の活動は、無駄がなく、適切なものとなっているか、強く意識する必要があります。


[本文]

先日、経営コンサルタントの石原明さんが亡くなったようです。年齢は、恐らく、62歳のようです。石原さんは、私がロールモデルにしていた方ですが、私だけでなく、多くの方が評価しておられた経営コンサルタントの方でした。そのような方が、まだまだこれからもご活躍されることを期待されていたにもかかわらず、急逝されたことはとても残念です。もちろん、ご本人も、まだまだやりたいことがあったと思いますし、とても残念に思っていたことでしょう。

そして、私は、その知らせを聞いたとき、頭の中に、米アップル社の元CEOの、スティーブジョブスが、2005年に、スタンフォード大学での講演でお話した、有名なことばが思い浮かびました。「もしきょうが人生最後の日だとしたら、私は、きょうやろうとしたことを本当にやりたいだろうか」(If today were the last day of mylife, would I want to do what I amabout to do today ?)

この言葉にはいろいろな示唆に富んでいて、聴く人によってたくさんの解釈ができると思うのですが、やはり、私は、毎日、自分の行動が最善かどうかを確認しなければならないということだと思います。そうでなければ、人生はあっという間に終わってしまい、悔いが残ることになるということでしょう。

だからといって、石原先生が悔いの残る生き方をしていたとはまったく思っていませんし、むしろ、コンサルタントとして、他のコンサルタントの方たちと比較して、とても濃い活動をしていたと思います。そのような石原先生でさえ、思いがけず、急に人生が終わってしまうわけですから、ましてや、私のような途上にあるものこそ、相当に意識しなければならないと、改めて感じました。

そして、ジョブスの言葉は、以前から知っていたし、その通りだと思っていたのですが、訃報をきいて改めてその大切さを強く感じました。石原先生をお手本にしたいと思っていたものとして、旅立って行った石原先生によろこんでもらえることは、石原先生をお手本にして、自分自身の活動を改善し続け、成功していくことだと思います。ちなみに、ジョブスは56歳でこの世を去りましたが、私自身、もうすぐその年齢を迎えます。本当に人生は無駄にできないと、ますます感じています。

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