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新たなことへの挑戦は利益につながる

[要旨]

新たなことに挑もうとするとき、メリットとデメリットの両方に直面します。しかし、変化しないことは退化することでもあり、長期的には業績にも悪い影響があります。そこで、新たなことへの挑戦をするときに迷う経営者の方は、それが利益を生むことにつながると考え、迷いを断ち切るようにすることをお薦めします。


[本文]

前回、話し方講師の高山ゆかりさんのPodcast番組について述べましたが、もうひとつ、高山さんのお話で気づいたことがありました。というのは、高山さんは、今年から、ポッドキャストの収録をするときは、台本を用意せず、ありのままの自分の話し方で話した内容を収録すると決めた一方で、やはり台本を用意しなくてもよいのかということも頭に浮かんだそうです。

それでも、一時的にはリスナーに不満を持たれることになるとしても、ありのままの自分の話し方を収録することにしたとお話しておられます。高山さんのように、新しいチャレンジをしようとすると、そのことによるメリットとデメリットの両方に直面し、どうしようかと迷うことは、経営者の方もしばしば経験していると思います。そして、私が知っている経営者の方は、その迷いを振り切って、新しいことに挑もうとする方の方が多いと感じています。

しかし、迷ったときは、現状維持をしようという経営者の方も少なくありません。そして、そのような経営者の方の経営する会社は、業績はあまりよくない場合が多いようです。これは、たまごとにわとりの関係になると思いますが、会社の業績が悪いから、新たなことに挑むことがしにくいのかもしれませんし、新たなことに果敢に挑まないから業績が改善しないのかもしれません。

そこで、私は、新たなことに挑むリスクを減らすために、業績を高めることが大切だと感じています。業績を高めることは、利益を得るという、会計的な面だけではなく、新たな事業展開をしやすくするという面もあります。これは当たり前のことなのですが、利益を得ることの重要性は多面的であるので、このように考えることで、新たなことに挑むためのモチベーションにしていただきたいと考えています。

2022/1/17 No.1860

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