暗算力向上の成長曲線はそれぞれ-娘と息子のそろタッチの場合-
成長の道のりは螺旋階段であるらしい
夢や目標に対して向かっている中で、同じ場所をぐるぐる周っていて全く前に進んでいないのではと感じたことがあるはずだ。かく言う私も、学生時代の部活、学習、ビジネスやキャリア目標に対して、自分の成長が感じられず打ちひしがれてた経験が何度もある。
ある程度の年月を生き、落ち着いて人生を俯瞰して見ることができるようになった今、振り返ると、同じ場所を回っているように見えて1周した後は着実に1つ上の階に上がっていたように感じる。決して直線的なものではなく、それは「螺旋階段」のようであった。
子供の成長も直線的ではないようだ
娘、息子ともに学習したそろタッチにおいても、暗算力向上の道のりは直線的な成長曲線ではなかったように思う。暗算上級レベル(Uステージ)に達するのに、娘は20ヶ月、息子は12ヶ月の時間を要した。さらに、この期間を詳しく見てみても、同じステージに2ヶ月以上留まっていた時もあれば、2週間足らずでステージをクリアした時もある。
当然ながら、問題を解いても解いても次のミッションに進まない時は、本人もやる気をなくしかけることもあるし、親としても子どものケアが必要になる時間帯である。
有名な「成長曲線」を用いて図式化すると、①のように努力と成長が比例することを本人も、もしかしたら親も勝手に描いてしまっている。しかし、実際は、②、③、④のように、理想の①とは程遠い曲線を描いて目標に到達するということが多いのだ。
成長哲学より http://brightfeet.jp/posts/faq2.html
もっと言うと、成長「曲線」でもない。成長「階段」という表現が正しい気がする。順調に成長しているときでも、決して今日の努力がすぐに成果として感じられる日ばかりではない。小さなブレークポイントを超えながら階段状に成長していく。
しかし、問題は、いつブレイクポイントを迎えるのかわからないということ。そのため、我が家含め、多くの人が、子どもには向いていなかったのかと決めてしまったり、続けるのがつらくなりブレイクポイントを迎える前に諦めてしまう。ここが「成長」の最も厄介なところである。
親としてできることは何かと自分なりに考えた
「努力しているのに成果につながらない」という状態が続くのは親としてもつらい。そろタッチの教室生はもっとそうかもしれないが、ネット生でもランキングなどを見て、どうしても他の子と比べてしまう。U12まで到達する子は何が違うのか、毎日継続できる子は何が違うのだろうかと。
しかし、他の子の成長曲線と比べても意味がないのである。それぞれのブレークポイントは違うのだ。比べるべきは、自分と他人ではなく過去の自分と今の自分。
これまでも、順調にいかず、怒ったり泣いたりする子どもの姿を写真やビデオで記録してきた。例えば、これは10ヶ月前の息子の姿。(前回も掲載)問題が解けずに怒ってソファーのシーツに当たっていた。
今や、この計算が楽々できる息子にこの時の姿を見せることで、自らの成長を実感してくれている。
不調な時こそ、その姿を記録しておくと、成長を感じさせてくれるものとして使えると感じている。
現在U6ステージの息子、いよいよそろタッチ終盤戦まできている。少し停滞期に入っているが、最後まで走り抜けてほしい。
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