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7号_第七回くくり会「Touch&Try&session会」レポート


オフィスの天井に高級スピーカーが突如設置されたり、タイのカオサン通りを彷彿とさせるキッチュなイルミネーションをまとったゴージャスなDJブースが本社受付に急に現れたり、さらには日本最大級野外音楽フェス「SWEET LOVE SHOWER」に特別協賛するなど、ここ1年での弊社の音楽に対する情熱には目覚しいものがあるなーと感じながらオフィスで悶々とした日々を送っていたエンタメグループ山崎です。

その音楽に対する情熱が冷めやらぬうちに、僕も何か音楽で社内を巻き込める企画はないかなーと考えていたある日、弊社のA&P 経営戦略本部N氏企画・管理グループM氏から


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「おいBOO(山崎の社内でのあだ名)」



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「あんたさ、プロのドラマーなんだからさっ」




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「さっさと楽器演奏系のくくり会をやれっ!!」



・・・と、このように焚きつけられ、晴れて第七回くくり会「Touch&Try&session会」を2019年10月30日(水)に開催する運びとなりました。

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今回のくくり会の趣旨をざっくりいうと、「楽器演奏に興味がある人を集めて楽器に触れ、学び、実際にバンドセッションをしてみる」というもので、これまで居酒屋で行われてきた“座談会”ベースのものとは一線を画し、舞台を音楽スタジオに移した“ワークショップスタイル”で開催。

バンドの肝である、ギター、ベース、ドラムの3パートにてそれぞれ3人ずつ参加者を募集した結果、“楽器経験者はほぼゼロ”というこちらの予想通りの展開になったので、予定通り各パート毎に分かれ、「2時間ほど各々練習 → 最後の1時間でバンドを組んで曲をセッション」というスケジュールで敢行しました。

因みにセッションする曲は、人気ロックバンドELLEGARDENのカバーによる、90年代最後の青春を象徴したエモーショナルなロックチューン「Funny Bunny」。

本会の重要な役割である楽器の講師陣には、社内の各エキスパートにご協力賜りました。
ギター講師には、メロコア系バンド(10-FEETやWANIMAのような音楽性のバンド)でギター&ボーカルを担い、音楽スタジオはもちろんライブハウスでもエネルギッシュなライブパフォーマンスを展開しているメディアグループのT氏。

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ベース講師には、幼き頃からトラック野郎を目指し、ビッグ&エレクトロニカルなデコトラで世界に羽ばたく夢を追い続けるエンタメグループのM氏。

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そして、スタジオやライブハウスの隅に落ちている死にかけの使用済みスティックを拾い集めてドラマー生命をギリギリ保てているバチ拾いのBOOがドラムを担当しました。

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当日は、期末で忙しいうえに集合時間は16時と中々集まり辛い条件でのスタートでしたが、嬉しいことにほぼ全員時間通りに集合。講師陣による課題曲のデモプレイから「Touch&Try&session会」の幕が上がりました。

恐らく、普段の生活では中々体感することのないであろう、近距離での人間による楽器演奏。スピーカーから鳴る極限までに増幅された音信号、太鼓の打撃音、それぞれの音が交わることで織り成されるグルーヴ。

観客席からデモプレイを見届けた参加者の顔からは、「これから自分が演奏するのだ」という期待や冀望、そして一抹の不安が伺えます。

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早速、パート毎にスタジオに分かれ、いざレッスン開始! 初めて体験する楽器演奏の感触はいかに? 各レッスンスタジオを覗いてみましょう。

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2時間の練習を経て、いよいよ待ちに待ったセッション大会の開幕です。
予め僕の方で決めていたバンド編成で固まってもらい、せっかくなのでバンド名を命名してもらいました。

捻り出されたバンド名がこちら・・・

「ウィルスバスターズ」
「ドリームズカムトゥルー」
「こよみちゃんバンド」


突っ込みどころ満載なバンド名がこんなにもスッと出てきたことに感服してしまい一瞬フリーズしていた僕を置き去りに、皆さんそそくさとセッティングを始めます。いよいよ待ちに待ったセッション会本番です。

セッションの部屋にはライブハウスさながらの照明機器が設定されており、スタジオとは思えないなんともゴージャスな空間のなかでのセッション。

パーライトの暖色と寒色が絶妙に混ざった淫靡なダークピンクがバンドメンバーを照らし出し、まるで片田舎の寂れたスナックでフロアライブを開催しているかのような雰囲気が、観客の心をなんともいえないベクトルへと焚きつけるのでした。

そして、セッションを経た参加者の皆さんは、熱い想いを胸に足早に打ち上げ会場へと足を向けます。

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写真からも伺えますが、みなさんどこかやりきった感が溢れており、各卓では音楽談義に花を咲かせている光景が広がっているなど、普段の会社の飲みの席では考えられなほどのひたむきなサウンドパッションを感じました。

なにより印象的だったのは、音楽を身近に感じたことによりさらに音楽に対して興味が沸いた、という感想が多かったこと。これまで音楽をただ享受する側だった人が、実際に演奏者として音楽を他者に与える側に立つ、この体験は大きな衝撃だったに違いありません。

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参加者の中には、普段から音楽を好んで聴き好きなアーティストのライブを観に行く人もいらっしゃいましたが、セッションを経てライブ鑑賞がさらに楽しくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。楽器の知識や演奏方法がわかるだけでも、聴こえてくる音楽の印象や奥深さが変わってきます。

そして今回の最も大事な要素が、「他人と一緒に楽曲を演奏する」という点です。今回参加された方々はこの難しさを痛感したことでしょう。
単にバンドでセッションするといえど、呼吸のタイミング、音の捉え方、音に対する考え方など、あらゆるものが自分と異なる“他人”と波長を合わせて演奏するのは、実は非常に難しいことなのです。

そしてこれは音楽だけの話ではなく、グループで遂行する業務全般にもいえることだと思っているので、くくり会で体験した新たな感覚が、音楽の場だけでなく自身の携わる様々なシーンで活かされることを僕は願います。

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最後になりますが、僕としてはこの体験の場をさらに拡大し、1人でも多くの社員の方々にこの音楽体験を経てもらい、我が社の音楽的センスを根底から磨き上げ、レーベルを設立し、マネージメント事務所を立ち上げ、弊社で編成した覆面エクスペリメンタルハードコアデスメタルスカムバンドを輩出、ドイツのメタルフェス「Wacken Open Air」へ出演した後に凱旋ライブを武道館で行い、“不動産メディアが輩出した世界一有名なメタルバンド”のプロデューサーとして山崎の名を世界に轟かせ、その名で得た富と名誉でロケット制作に取り掛かり、ロケット団の皆と宇宙へ飛び立ちたいと思っております。

ありがとうございました。

その他の写真はこちら↓↓のスライドショーからご覧下さい


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