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イラストの描き方覚書



このイラストの描き方を残す

このイラスト。

個人的にこのようなイラストはあまり描かないので描き方を残して次に生かそうと思います。あわよくばこの記事を見た識者の方にどうすれば上手く描けるかを教えてもらうこと狙いでもあります。

Sketchbookについて

iPadで描きます。訳あってsketchbookというアプリを使用。普段はProcreateを使用しています。
Sketchbookは色の混ざり方が実際の絵の具に近い印象。ただ拡大して描く時はペン先で描いている印象はなく、ズレてしまう。どうズレるかというとペン先よりもペン側にズれる。感覚で言うと鉛筆デッサンをするときの鉛筆を寝かせて描くときに近い。傾けてないけど傾けた時の位置で細い線が描画されてしまう。そんな感じ。
まあ、procreateも拡大倍率によって線の太さが変わってしまったりするので慣れれば大丈夫。これは私の環境の問題なのでしょうか。

下絵を描く

背景アリのイラストを描こうということで悩んだ挙句めんどくせえな、となって後ろを壁にすることに。最初から挫けていくスタイル。


こんな感じ

とりあえず人間だけ描いてその人間に合わせて背景を描く事に。

で、こうなった

パースガイドを使って多少嘘をつきつつ背景を描く。狂っているところが多々あるけどそれっぽくなればまあいいかなというくらいで。

背景に色をつける

先に背景に色をつける事に。
なぜなら服の色がしっくりこないから。背景は前に描いたロボットを流用し、ウォールアートとかグラフィティの壁を作ります。全く詳しくないので調べてそれっぽいものを描きました。これはProcreateで制作。


みてみて!

これもProcreateで制作。

シアワセにね!


で、合成に合成してこう!

細かい落書きも描きました。


レンガと歩道、空を描く。
そこまで描き込んでないけど背景としては十分かなぁ。あまり質感が張り付いていませんが私の技量としてはこんなものですかね。壁が剥がれてレンガが出てきたっていうより、削れて出てきたような質感も合わせて出した方が良かったかな。テクスチャブラシを作ったりした方がいいのでしょうね。

女の子に色をつける

背景も大体決まった事ですし女の子に取り掛かります。
青系中心に背景を作りました。予定通り女の子は赤を基調に活発っぽいイメージの服装に。

もっとピンクのアウターとかにしようと思ったんですが、背景がうるさすぎて人物もうるさくなったので最終的にはなんだか落ち着いた感じに。安定感をとったんですね。あと、露出のすごい服とかあまり好きじゃない(描くのが)のでこうなりましたよね。

女の子の顔

たぶんみんな一番気にするとこですよね。最近のアニメ顔も可愛いんですけど、ほとんど描いたことはないので自分の描きやすい感じで描きます。何かいい感じのデフォルメにしようとコネくりまわしていたらこうなりました。

鼻の穴問題

一般的に美形の方々の特徴として鼻の印象が薄いと言うのがあります。
鼻の穴なんてもってのほか。描き慣れているうまい方はちゃんと描いている方もいらっしゃいますが、まぁみんな描かない。描かないために編み出された技法もたくさんあります。じゃあ今回は描いたろやないかいということで、これ。


いがんどる。

まぁ、かわいいかな?
シースルーバングにしようとしてみたけど、禿げるだけで結局こうなりました。
インナーカラーも入れてみたけどしっくりいかず。まあ、最初だし。か、描けないわけじゃないし。もう、ちょっと古いし。

美形の方々の特徴にもう一つ、左右対称であると言うものがあります。でも実際の顔は左右対称ではないので私は気にしない事にしています。そういう風に見えればいいのです。


少し鼻筋を通す。

で、全身を描きました。

だいたい塗りました。
ポップな感じは出せてるんじゃないかな。

空間出し

空間を出します。簡単にいうと影をつけます。
手前も奥もおんなじように目に入ってきてしまうので、色がうるさく感じます。

まずはこう!

彼女がいる歩道の反対側にビルでもあるのでしょうね。左に大きい影をつけました。そして彼女の影も同様に。同様に?いやいや影がつく角度が違います。でもいいんです。この構成ならちゃんと左側が奥まっていると見て取れるので。私は嘘つきなのです。

さて、このままだと壁と人が同化しているので誤魔化していきます。

壁にテクスチャと雰囲気をつけました。人物が少し浮き出たんじゃないでしょうか。壁に陽の光が当たっている感じもでたかな。彼女にも陽の光を当てていきます。

間違い探しかな

人物にもう一段階くらい影を追加してハイライトを加えました。
ちょっと、オーバーな表現があってもいいんじゃないか。空気感みたいなものを加えてみます。

左の影部分が暗くなりすぎているような気がしたので青系の反射光を入れてみました。それに伴い彼女にも少しオーバーに反射光を。ハイライト部分の線画が目立っていたので色トレスと呼ばれる技法、すなわち線に色をつけて馴染ませてみました。

周りに手を入れたのでお顔に手を入れます。

お顔のお手入れ

最後のお顔のお手入れです。

少しだけ髪に明るい面を足して、サイドの髪を増やしました。インナーカラーを入れるつもりだったのでサイドの髪は後回しにしたのです。
今気づきましたが、目はこんなに垂れ目にするつもりではありませんでした。
向かって右側の目を少し塗り忘れているので垂れ目になっています。

このくらいにする予定だった。

さらに細かい髪を追加
これでもういいかな。

近くで見るとこのくらい肌が明るい方が好みだったのですが、全体で見るとシロトビしすぎに見えたので

このくらいで落ち着きました。

最後の付け足し

なんか足そうかなぁ




これでいいかぁ

じゃあ、花びらも足して完成にします。

終わりに

現状こんなものじゃないでしょうか。
足の前後関係とかもう少し出したり、お顔ももう少し可愛くできたかもしれません。全体的に中間色をもっと上手く使えればもとまったのかもしれませんし、アウターの暗い部分はもっと黒くしても良かったかも・・
細かく描いてしまうので全体で見るとおかしく見えることがしばしばありました。線画ではない描き方のアプローチで描く練習が必要かもしれません。
キリがないのでこの辺で。

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