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『PIG/ピッグ』#映画

・みんな大好き、ニコラス・ケイジ主演の映画『PIG/ピッグ』を視聴。

・ニコラス・ケイジ大好きなんだけど、何故大好きなのかあんまよく分かってない。逆にすごい。俺に何をしたんだニコラス・ケイジ。

・なんかそういうの、あるよね。理由もなく好きなもの。

・食べ物だったら美味しいからとか、分かりやすい理由があるけど。

・晴れた空が好き、とか正直意味不明だもんな。いや、気分は良いよ。少なくとも今から出たくもねえ外に出なきゃならん時に雨降られたら地割れ起すぐらい嫌になるし。

・天気がいいぐらいでそのマイナスはどっこいどっこいに出来る。

・むしろ天気ぐらい良くなっててくれ。

・友達に「絡まったコード類が好き」って奴が居て本気で意味が分からなかった。

・俺は見てると不安になるけどな。絡まったコード。

・あと解きたくなるよね。

・もう気付いてるかもしれないけど、こっから上の文章にはなんの情報もないよ。麩以下のおがくず文章です。

・通りすがりの味噌汁職人「麩とおがくずに謝れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

・ごめん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



・はい、映画の感想書いていくよ。





公式サイトより


【あらすじ】
オレゴンの山奥で、孤独な男ロブ(ニコラス・ケイジ)はトリュフ狩りをする忠実なブタと住んでいた。

ロブはトリュフバイヤーのアミール(アレックス・ウルフ)と希少で高価なトリュフを売買し、わずかな物資で生活していたが、ある日大切なブタが何者かによって強奪されてしまう。

ロブはブタを奪還するためにポートランドの街まで下り、アミールと手がかりを捜す。

ロブはブタの行方を辿る中、故郷でもあるポートランドで自身の壮絶な過去と向き合うことになる。

公式サイトより引用


・まず全体的な感想だが、確かな見ごたえと心地良い寂しさの感じられる良作。面白かった。監督のマイケル・サルノスキさんはこれが長編初のデビュー作らしい、恐れ入った。

・山奥に暮らしている男の元から豚が盗まれる。豚を取り戻すため街に降り、四苦八苦する。という、終始目的がはっきりしている作品。

・道中で関わる人物とのやり取りや、それぞれの登場人物の抱えている葛藤や想いを紐解いていき、やがて主人公ロブの過去が明かされていく。内容は比較的わかりやすいものだが、その描き方がなんとも寂しさを感じつつ、美しい。

・愛情の喪失をここまで綺麗に表現できるのか、と感動した。

・ポスターから受ける印象が、見終わった後の内容と噛み合ってないような気がしたかな。

・もっとうら寂しい感じでも良かったと思う。日本で興味を引かせようと考えた結果ああなったのかな…。まあ分からんくもないけど、終わった後に感じたのは「リベンジスリラー…か…?」という感想

・確かに緊迫感のあるシーンもあったし、流血シーンもある。けどそこが見どころじゃない。

・堅物のロブが、最終的にアミールと協力して食材を集め、ブタを返してもらうために再び調理場に赴く。こっちのシーンの方が重要だし見せ場だったんじゃないだろうか。

・ポスターの情報だけだと、ジョンウィッグ系列なのかな?と思う人も少なくないと思う。個人によるとは思うけど。

・で当たり前すぎるけどニコラス・ケイジ演技うっっっめえ~~~~~~~~!!!!

・何かが欠けて心にぽっかり穴が空いてる男が好きだから、滅茶苦茶刺さっちまったよ。そういう男キャラクターいいよな、エヴァのゲンドウみたいな。ああいう感じ。

・ゲンドウほどはっちゃけてはないけど。

・ロブの同僚(?)のババアもいいキャラしてたな~~~出番少ないのに滅茶苦茶記憶に残ってる。あいつはいいババアだ。

・兎に角綺麗だった。そして寂しかった。いい意味で。寂しいんだけど、なにか心が満たされる。そんな作品だった。

・あと料理が普通に美味そうだから2回目観た時むっちゃ腹減った。

・ブタは終始カワイイ。

・途中でなんか地下闘技場みたいな場所が出てくるんだけど、なんかそこだけ温度感が違くてちょっと面白かった。

・ニコラス・ケイジでやりたかったんだろうな…って感じ。

・静かながらも情熱的で、うら寂しいのに美しい、そんな作品でした。

・ニコラス・ケイジ、大好き!!!!!!!〆

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