CROSS ROAD
20年前、高校2年の時、駅前で踊ってる人達に声をかけてブレイクダンスを始めました。
一番練習していたところは、墨田区の吾妻橋前にある、通称う○こビル下のストリートです。
当時のチームリーダーが「DANCE ATTACKに出よう!」と言い出して、ダンス歴数ヶ月の僕は、もはや素人同然で出場することになります。
ダンスアタックは高校生までしか出れないので、いわゆる「ダンス甲子園」ですね。
僕のいたチームは、その2年前にすでに審査員特別賞をとったことのある「ONE SOUL BREAKERS」というチームのメンバーが解体され、そのリーダーが新たに作ったチームでした。
何日も練習して舞台に出たのですが、当時の僕は舞台前で心臓が飛び出るほど、メチャクチャ緊張しました。
なぜなら「ONE SOUL BREAKERS」という名前が当時のダンスアタックでは知られていたせいで、本番当日、オーディエンスが沸きに沸き、事の事態をそこで知ったからです。
なのに、出てきたのは素人な自分で会場が、どっちらけたのを覚えています。本当は恥ずかしくて堪らなかったです。
けれど、リーダーは呆れるくらいに最初から最後まで自信に満ちていました。
「人は人!俺たちは俺たち!」
「気持ちが一つでONE SOUL」
臭すぎるけど、カッコいい。
アニメの主人公みたいなセリフ。
高校3年生の夏。ラストチャンスに出場したことを、僕は人生で、今にもなって感謝することになります。
このロゴは、車好きなそのリーダーに向けて描いたものです。
「別々の道に進んだ者達がカーチューンという共通点でクロスして出会ったチーム」とのこと。
あの時の熱さ。未だ健在でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?