この頃はずっと
最近訳もなく死にたさがやってきてな意味もなく泣くことが増えた。ある1人の人間への妄執に気付いてから数えるのも忘れるくらいの年を経たけど、それが嫌で創作活動に没頭(依存)したら何人かの人間に人間性のことで指摘を受けた。寝られないし、すぐに泣くし、金は無いし、たいした才能もない。おまけに人間に対する心理的な壁が厚く、男とも女とも恋仲になりたいと思えない。自分と彼、彼女らの間に絶対的なラインを設けて、それ以上は近づかせない。
この頃はずっと1人でどのように死ぬかばかりを考えている。普通の人間は死にたいとかそういうのを考えないものらしい。わかる。仕事で隣に座る女は死ぬ気配がない。美しく、愛されることを拒まない。きっとトラックに引かれるその瞬間まで足を前にしゃんと伸ばして歩くと思う。それに比べて私はナメクジ。塩に溺れて死ぬのが好き。涙の味。
夏には四半世紀生きたことになる。
それでも今この瞬間もどう死ぬかばかり考えている。せめて執着のあった文字で何かを残して死ねたらいいけど。