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鳥インフルエンザニュース 数字を確認1
全国各地の養鶏場で鳥インフルエンザが発生して大変なことになっています。日々口にする卵を作ってくれる鶏はどれくらい飼育されてるんだろう。
どこのスーパーにも並んでいるもの、惣菜として並んでいるもの、パン、麺類、菓子・ケーキの材料として入っているもの、それら全ては鶏から出ているんだから凄い数だろうなぁ。
日本における消費量から計算して推定してみる
1人あたりの消費量 年間339個(2022年)
これに生産、流通、加工、販売の各段階でのロスを加味すると
年間400個/人は産んでもらわないといけなそうだ
https://www.kewpie.com/newsrelease/items/2023/items/pdf/2023/newsrelease_20231026_82.pdf
今回大量発生している愛知県の人口約750万人だと年間の必要生産数は
750万人✖️400個/人=300,000万個(30億個)
1日あたり
300,000万個/365日=821万個
さて、鶏はどれくらい卵を産んでくれるんでしょう。
基本的に1羽は1日1個だけとのこと。
ということは、821万羽の鶏が飼われる必要があるのか
人口の1-2割増といったところか
実際の飼育数は
2022年では
愛知県:9、817千羽(約1000万羽)
全 国:182,661千羽(約1億8千万羽)
2023年では
愛知県:7,999千羽(約800万羽)
全 国:172,265千羽(約1億8千万羽)
需要をしっかり賄うだけの数が飼育されてるんだな
2023年は鳥インフルエンザの影響もあったようだ
需要は満たしつつも余裕はなくなって値上がりした理由がよくわかる
https://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/507303.pdf
まとめ
今回の鳥インフルエンザ騒ぎでは、愛知県で140万羽以上が殺処分になるらしい。母数が正確にはわからないけど2割くらいがいなくなってしまうと卵の値上がりは結構ありそうだ。
次回は、飼い方を見てみる。