【羽田裕】 油彩画 写実絵画 査定 鑑定 買取 致します
◎羽田裕の写実絵画
羽田裕（はだ ひろし、1939年生まれ）は、神奈川県横須賀市出身の洋画家であり、写実的な風景画で知られています。1963年に東京芸術大学（林教室）を卒業し、1965年には同大学大学院を修了しました。その後、1974年まで東京芸術大学で助手や非常勤講師を務めています。
1967年から春陽会展に出品を開始し、1969年には春陽会展で研究賞を受賞しました。同年、十騎会を結成し、以後毎年出品を続けています。1972年にはユネスコ・ローマセンターの招請研究員として渡欧し、国立ローマ中央修復研究所で学びました。1975年には再びローマに招請留学しています。
羽田の作品は、イタリアやドイツなどのヨーロッパの風景を中心に、独特の点描技法で描かれています。特に、ローマ近郊の風景や古城、教会などを題材にした作品が多く、写実的で繊細な描写が特徴です。また、日本の風景では富士山を題材にした作品も知られています。これらの作品は、日の出や夕暮れといった特定の時間帯の光を巧みに捉え、自然と建造物の調和を美しく表現しています。
1980年には初の個展「イタリーの歴史と風土」を開催し、1988年には横須賀市主催の個展も行われました。1989年には「郷土ゆかりの芸術家シリーズIV 羽田裕展」が開催され、地元での評価も高まりました。
羽田の作品は、千葉県千葉市にある写実絵画専門のホキ美術館などに所蔵されており、その高い技術と芸術性が評価されています。彼の描く風景画は、観る者に静謐でありながらも力強い印象を与え、国内外で多くのファンを魅了しています。
現在も精力的に制作活動を続けており、その作品は展覧会や美術館で鑑賞することができます。また、オークション市場でも彼の作品は高い評価を受けており、コレクターからの関心も高まっています。
羽田裕の芸術は、写実的な技法と独自の点描表現を融合させ、風景画に新たな魅力をもたらしています。その作品は、これからも多くの人々に感動を与え続けることでしょう。
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