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【塩崎逸陵】日本画 / 墨 彩色 査定 鑑定 買取 致します
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塩崎逸陵
◎塩崎逸陵の芸術
塩崎逸陵(しおざき いつりょう、1884年生まれ)は、日本の日本画家であり、主に花鳥画や風景画で知られています。富山県高岡市に生まれ、富山県立工芸学校(現・富山県立高岡工芸高等学校)を卒業後、東京美術学校に進学し、川端玉章や寺崎広業に師事しました。
1915年、第9回文展に「蟲の音」で初入選を果たし、その後も文展や帝展に出品を続けました。しかし、帝展改組騒動などに対する思いから、1936年以降は官展から距離を置き、個展を中心に作品を発表するようになりました。
戦後、1948年には松林桂月とともに日本美術協会の再興に関与し、改組を断行しました。日本美術協会は、岡倉天心を中心とした新派に対抗した旧派の美術団体であり、既成の大家が多く所属していましたが、新派に押されて衰退していました。逸陵は、戦後になって日本美術協会を支えようとし、常任委員を務めました。
彼の作品は、花鳥画や風景画を中心に、故郷・高岡の自然や風物を題材にしたものが多く、温雅な自然愛と華麗な色彩の諧調が特徴です。代表作として「蟲の音」「汀の雪」「あめんぼ」「ホロホロ鳥」などが挙げられます。
また、故郷の各施設に展覧会出品作を寄贈する活動も行い、地元の文化振興に貢献しました。例えば、「軍鶏」は高岡市立定塚小学校に寄贈されています。
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1974年、90歳で逝去しましたが、その作品は現在も多くの美術館や施設に所蔵されており、富山県立近代美術館や船橋市デジタルミュージアムなどで鑑賞することができます。
塩崎逸陵の芸術は、伝統的な日本画の技法を基盤としつつも、独自の感性と表現力で花鳥画や風景画に新たな息吹を吹き込み、多くの人々に愛され続けています。
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