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相続・終活業務で業際について考える事が増えた

相続・終活業務で業際について考える事が増えた

今年初めてのnoteになります。
本当に久しぶりです。

去年から弊所は終活支援や相続業務を始めました。
理由はネット集客に頼らない営業方法を模索する為。

一応サイトも作っていますが…
SEOで集客を狙っておりません。
相続のクエリ難易度が高すぎる…

相続・終活のサイトはこちら

弊所のメインは許認可や入管業務や帰化申請です。
これからもメイン業務は許認可と入管です。
上記の業務は行政書士単体で完結します。

他士業の業務が発生することもありますが…」
業際を殆ど意識することは無いです。
許認可や入管業務は、行政書士がメインで他士業はサブの関係になるからです。

許認可業務の場合、顧問税理士や司法書士がいるので、
大抵はいつもお願いしている税理士さんや司法書士さんにお願いしてくださいで終了。

入管の場合、他士業が絡んでくるのは経営管理ビザでしょうか。
会社の設立や税務関係で彼らの業務が発生します。
新規であれば弊所が紹介することもあります。

新規でも既に顧問がいることが多いです。
既に付いている先生にお願いしてくださいとなります。

また配偶者ビザや永住、帰化等の身分系ビザは他士業が関わることは少ないです。

相続遺言となると、許認可等と様相がガラリと変わります。

行政書士が手伝える分野が限定されます。
相続のメインプレイヤーは弁護士、司法書士、税理士、土地家屋調査士です。行政書士は少し本流から外れた位置になります。
こちらは行政書士がサブで他士業がメインです。

行政書士ができること、出来ない事、やってはいけない事を意識しておかないと怖い目にあいます。個人的には出来ることを頑張って、出来ないことは出来る人と協力すれば良いだけな気がします。

とある先輩行政書士から言われたことがあります。
行政書士は業際に縛られているのではない。
業際で守られているのだ。

業際があるから炎上案件から逃げられる。
泥沼の相続争いから正々堂々と抜けられる。
不動産登記や相続税申告という失敗したら高額の損賠が待ってる業務もしなくて良い。

正直、行政書士業務ですら落とし穴が怖いのに…
もっと分からない他士業の業務に手を出すのは愚の骨頂です。

敢えて危険を冒して業際を乗り越える必要などないのです。
折角業際で守られているのに。

また業際は他士業に仕事を振ることができます。
振った仕事は別の形で還元されるものです。

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