資本主義教と恋愛教
人は何かを信じて生きている。人を殺してはいけない。人に優しくしないといけないなどである。人が何かを信じた時に、それは宗教になると思う。そう考えると、この世は宗教にあふれている。「年収は高い方が良い教」「イケメンの方が良い教」などである。その中でも信者が多い宗教、それが「資本主義教」と「恋愛教」だと思う。
ほとんどの国と地域で「資本主義」が採用されている。お金を使って物事の交換をスムーズにする宗教である。競争力を利用して、より世の中を成長させようとする宗教である。また、「恋愛教」も採用されている。他者と付き合うことは素晴らしいとする宗教だ。
この二つの宗教は、人生で避けては通れない宗教であると思う。生まれた瞬間に多くの人が入信させられる。他にも生まれた瞬間に入信する宗教は沢山ある。日本人に生まれたら「日本教」、男に生まれたら「男教」などがある。
生まれた瞬間から宗教に入信させられる世界。この世界で楽しく生きるにはどうしたらいいのか。それは2点あると思う。①自分にあった宗教を見つけること②他の人も他の宗教の信者だと認識することだと思う。
①自分にあった宗教を見つける。これは、自分というものを理解し、そして何かを信じることだ。例えば仕事で出世することが大事なら「出世大事教」、ショートカット好きなら「ショートカット大好き教」である。自分にあった宗教を見つける際に大事なことがある。それは自分が宗教に入信していることに自覚的になることだ。つまり、自分は何かを信じていて、他の人はそれを信じていない可能性を認めることである。これは②の他の人も他の宗教の信者んだと認識することに通じることである。
自分が信じていることは、多くの人にとって当たり前でない可能性があるのだ。例えば「男なので女が好き教」の人は、男は女が好きで当たり前と思うかもしれない。でも「性別関係なく、人が恋愛対象教」もいるし、「人以外が恋愛対象教」もいるのだ。他の宗教の人は、自分と違うものを信じているだけだ。色眼鏡でみてはいけない。他者から見たら自分の入信しているものも、少し違和感があるものの可能性があるからだ。
自分が信じるマイノリティな宗教も大事にし、他者の宗教にも干渉しない。これが生きやすくなるコツなのかなと思う。
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