『VR2年』が来た!VIVE XR Elite体験会
こんにちは。ろひと申します。
普段はニコニコ動画をメインに各種VRプラットフォーム(バーチャルキャスト、VRChat、NEOSVR、Cluster)での配信をしたりしているよ。
というわけで、一部VR界隈で話題の新型HMD「VIVE XR Elite」体験会に参加する機会を得られたので、気になった点を書こうと思う。
細かいスペックはや写真はいろんな情報に乗ってるので、そちらも参考にしてみてね😃
ハードウェアについて
USBポートについて
本体のUSB-Cポートは全部で3つ。
・本体右側「つる」の部分から伸びたコネクタ
・右レンズ脇(「つる」の根本あたりに埋まってる)
・後部バッテリー上部
それぞれ本体充電用、拡張アクセサリ用?、バッテリー単体充電用と思われる。
そのほか、左右のコントローラー底部にそれぞれ1つずつ。
本体レンズ側について
度数調整レンズは、無段階で調整可能で左右が独立して調整が可能。
真ん中にあるのは接眼用センサーの模様。
大きさ
感覚的にはスキーのゴーグルよりやや小さめ。VIVE Flowを見たことがあればあれと同じ大きさということがわかる。
装着について
・フェイスクッションはやわらかく、特に目に当てて違和感はなかった。つけごこちはばっちり。
・頭頂部に別途ストラップがついてくるんだけれども、そこがちょっと細いので少し不安感があるかも?
・メガネの「つる」の部分は稼働しないので、Quest2のように目にレンズ部分を当ててから帽子を被るように後ろのバッテリー部分を引き下げてダイヤルを回す、という被り方は難しいかもしれない。
・実質、フェイスクッションと後頭部でディスプレイを支えることになるので、首を激しくぶんぶん振り回すようになるとズレるかもしれない。VRでダンスをやる人は強めに締めることになるかも。
・バッテリーをはずすと軽い。めちゃ軽い。軽いは正義!ずっとつけてても疲れないのは、長時間VRにこもりがちな人にはよいと思う。
・軽い反面、重心が顔面に来るので激しい動きには向かないかも。
カメラ・センサー回りについて
カラーパススルー
・PC接続、単体接続ともにカラーパススルーは遅延なくきれいに見える。
解像感はそれなりだけれども、目の前に置いてあるコントローラーを躊躇なく手を伸ばして掴むことができるという、現実で当たり前にできることがHMDを被ったままできるということは感動を覚えた。
・パススルーモードにすれば、普通に被ったまま周りを歩くことができる。
・HMDを被ったままモニターの文字が見れる。
これは結構衝撃で、ついにHMDを被ったまま仕事ができるようになるのでは、という感じ。もうPCにモニターいらないのかもしれん😃
ただし、手に持ったスマートフォンの文字は読めるか、というと画像がゆがんで読めなかったので、何かモードの切り替え(XRモードとパススルーモード?)のようなものがあるのかもしれない。
ハンドトラッキングが有効なモードの時は、手を視界に持っていくと画像がゆがんでいたのでので、その辺何かの切り替え方法があるのかも。
ハンドトラッキング
・Quest2のハンドトラッキングは、指から出る「レーザー」の位置が感覚的に合わず操作がしづらい点があったのだけれども、こちらのハンドトラッキング操作は直感的に動かすことができた。(元々Quest2で慣れていたというのもあるとは思う)
・VRChat(PC接続)、単体接続モード(パススルー中)も含めてハンドトラッキングは動いていたようなので、コントローラを置けば自動的にハンドトラッキングが有効になる模様。なおVRChatにおいてはVIVEコントローラ互換になるようなので指一つ一つが動く、という訳ではなかった。
体験したソフトウェアについて
今回体験会で試したソフトウェアは2つ。どちらも5分程度の体験なので、感想レベルです。バーチャルキャストも体験したかったなー😉
VRChat
・ハンドトラッキングを使った操作については、手を前後左右に動かす、手を握ったり開いたり、というのは試した。特に違和感なく使えたけど、移動の仕方はわからなかったのでなんとも。
・コントローラーを使った操作については、(設定を変えればよいらしいが)VIVEコントローラ互換の操作方法なので、スティックを押し込んでから操作、という移動や回転操作がちょっと大変な感じだった。そのまま使うならスティックの寿命が怖いね。
パーティクルライブ
・現実世界に投影されたVtuberさんのパーティクルライブを体験したのだけれども、3年前に初めてVRを体験したときと同じような感動を覚えた。「現実に存在感を持ったバーチャル的存在が出現する」というのは未来を感じられてすごく良かった😃
感想
・長く続いた「VR元年」はようやく終わりをつげ、「VR2年」がようやく始まった!
VRを飛び越え、現実を拡張したARをも実現したXRというジャンル。
個人的に3年前ぐらいから言っていた「VRはいずれ当たり前にみんながつけるガジェットになる」という未来が現実に見えてきた。
「近いうちにHMDを付けたまま生活のすべてができるようになるよ。」
そういう可能性を見せてくれる製品だと思う😃
フェイストラッキングやアイトラッキングはないので、Quest Proとはまた違った使い方になると思う。ただしモジュールを付けられそうな場所はあったので、そのうちアクセサリ的なものは出てくるのだろうなぁ。
言うなれば、XR ELITEは「ハイエンドスマホ」になんだろう。普通にVRを楽しむだけならばまだ高いと思う。でも、「より良い体験」を得たいのであれば、例えばゲームがさくさくやりたいので「iphone13 Pro MAX」を買うように、より良いVR体験をしたい人、日常生活で、仕事で、VR使うことを夢見る人は「買い」だとおもった。
おまけ
ちょうどVIVEジャパンの社長の方がいらっしゃっていて色々お話を聞いたのだけれども、一緒にいたほかの方々に対して、将来の商品展開や、新しいサービスについて色々なお話をしていた。
詳しい話はなんか言っちゃいけなそうなのであれだが、HTCとしてスペイン・バルセロナで開催される世界最大のモバイル関連展示会である「MWC 2023」で大きな発表があるらしい😃
なお去年はVIVEでのメタバース空間(VIVERSE)についての話をしていたとのこと。ということは今年も何か大きな話が期待できるね!フルトラ民も今後の情報チェックしとくといいかもね
ちなみに「MWC 2023」は2023年2月27日(月) – 2023年3月2日(木)で開催予定らしい。
楽しみだね!😃
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?