プロとアマチュア
1「プロは挨拶がすべて」
「アマは挨拶の重要性を解かっていない」
2「プロは取り組みながら元気になっていく」
「アマは取り組みながら疲弊していく」
3「プロは不調な時でも取り組みながら治していく」
「アマは言い訳して休む」
4「プロは高い自己基準を持っている」
「アマは基準が甘い」
5「プロは短期集中」
「アマはだらだらやる」
6「プロは上手くいったら思いっきり喜ぶが『ハイ次っ!!』と切り換えが速い」
「アマは喜ぶことに制限をかけ、喜びの余韻に浸る」
7「プロは常に改善し続け、エッジがとれないように意識する」
「アマは現状に甘んじて、摩耗していることに気づかない」
8「プロは明確な型をもっている」
「アマは明確な型をもっていない」
9「プロは一つ一つの行動や所作に意味があることを知っている」
「アマは、自分の感覚でやっている」
10「プロは力まず、自然体」
「アマチュアは力んで、みせようとする」
11「プロは自分をコントロールし、常に並を保つ」
「アマは自分をコントロールできず、常に波がある」
そういえば大学生の時に出会ったこれらの言葉をふと思い出しました。
毎回本番が終わった後に燃え尽きていた自分に嫌気がさして、そんな時に出会った言葉。
当時は、あれだけ集中して全ての時間を費やして迎える本番。
それが終わった後、自分の熱狂とは裏腹に何事も無かったかのように学校の仲間や社会が動いていく。
あたかも演奏会なんて無かったかのように。
当たり前の事が当たり前のように受け入れられなかった。
ある時、そういうものだよね、って気付きました。
一瞬の輝きに全てを賭ける。でもそれは絶対的に一瞬の出来事で、周りの人には日常の一部分、あるいは全く関係の無い事です。
最近、演奏していてよく言われる事が二つあります。
「弾いてて楽しそう!」「切り替え早いね」
弾いてて楽しい、は実感が無くて。あるのは楽しかったかもしれない、という感覚。
かといってやるべき事に追われてるのかというとそうでもなく、その一瞬一瞬を楽しんでいる。からこそ次の瞬間には忘れているの方が近いのかな。
だからこそ演奏が終わった瞬間にはもう色々吹っ切れていて次に向かってる。
でも初めからそうであったわけではなく、毎回本番が終わるたびに、「そういうものだよ。それ以下でもそれ以上でもなくそのまま受け入れよう」と言い聞かせました。
現在、働いている配属先では週に5回ミュージカルを上演しています。
ジャンルはもっとも演じるのが難しいコメディ。なんとこの公演は全てで43回あります。
受付や誘導をするため、かれこれ5回ほど見させて頂きました。
毎回、台詞回しや音楽の内容がブラッシュアップされています。
燃え尽きやマンネリなどを言う暇などないスケジュール。
その中で日々公演を積み上げていく彼らの姿は、見ていると勇気づけられるし背筋が伸びる思いがします。
コロナ禍であっても芸術を止めない彼らが演じるミュージカルのタイトルは「どうにかなるさ」
ただ無責任にどうにかなる、といっているわけではない。それぞれがもがきながらも、上手くいかなくても、上も向いて、前を見て、笑って進んでいく。
劇中の登場人物たちと演者、裏方たちの姿が重なって見える、そんな作品です。
興味のある方は僕にご連絡下さい。