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スターミーexデッキ徹底解説
はじめに
デッキの概要とコンセプト
今回は、”スターミーex”&”フリーザーex”を軸としたデッキについて詳しく解説していきます。
筆者自身、リリース初日から愛用しているデッキであり、その戦略や強みについて徹底的に説明します。
デッキの特徴と強み
このデッキは、一般的に“カスミ”からのエネルギー加速によって“フリーザーex”の「ふぶき」を活用する運要素の強いデッキと見られがちです。
しかし、実際には”スターミーex”を中心としたアグロデッキとして設計されています。
“スターミーex”は、”ピカチュウex”と同じく2エネルギーで90点のクロックを出せる点が強みです。
特に後攻を取った場合、初手から20点のダメージを与えることが可能で、アグロデッキとしての速攻性能に優れています。
また、”スターミーex”は逃げエネが0のため、耐久面でも非常に優秀です。
さらに、このデッキは初手から“フリーザーex”の「ふぶき」を使用して、相手に大きなダメージを与えることも可能です。
つまり、”スターミーex”と”フリーザーex”の2軸を活用し、序盤からゲームを作ることを目指すデッキとなっています
解説する理由
今回この記事を書くに至った理由は、“カスミ”による運ゲーデッキという誤解を解消したいためです。
このデッキには様々なバリエーションと調整の余地があり、適切なカードの入れ替えや採用理由を理解することで、より安定した勝率を狙うことが可能です。
この記事を通じて、読者の皆さんがこのデッキを最大限に活用できるようお手伝いできればと思います。
デッキ紹介
デッキリスト
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161568364/picture_pc_1754b6bf7e34dbce473c9a9bf81876fa.png?width=1200)
こちらが今回紹介するスターミーex&フリーザーexデッキのリストです。
このデッキの特徴は、通常のスタンダードな型とは異なり、“サンダーex”を採用している点にあります。
また、エネルギーは水エネルギーのみで構成しています。
カードの入れ替えやエフェクトの変更の際にはご注意を。
各カードの採用理由については、後ほど詳しく解説していきます。
基本的なデッキリスト
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161567315/picture_pc_cb648b6191ee4d46a4c88f445bba9931.png?width=1200)
こちらが基本的なデッキリストです。
このリストをベースに、メタゲームの状況に応じて柔軟に構築を変更していきます。
例えば、環境に多いピカチュウexデッキに対して有利に立ち回るための調整や、耐久力を強化するためのカードの入れ替えなどが可能です。
基本的に攻めることだけを考えれば(上振れだけを考えれば)この形が一番強いですが、相手が手を変えてきたり、理想の動きの再現度が高かったりと常にこちらが理想の展開ができるわけではありません。
オールインをするか、下振れをケアするかは優劣がつけらるものではないので自分が納得感のある方を使うのが良いと思います。
採用カードの簡単な説明
“サンダーex”の採用理由
この後さらに詳しく解説していきますが、今回のデッキにおいて特筆すべき点は、“サンダーex”の採用です。
スターミーexデッキは、全体的な打点が低いため、長期戦を見据えた耐久戦が求められる場面が少なくありません。
そのような状況で、“サンダーex”が活躍します。
“サンダーex”のメリット
•逃げエネルギーが安いため、柔軟に前後を入れ替えられる。
•耐久力があり、壁として相手の攻撃を受け止めることができる。
このデッキは、メタゲームに合わせた柔軟な調整が可能です。
例えば、環境に多いアグロデッキに対しては、防御力の高いポケモンを増やすことで耐久戦を優位に進めることができます。
次のセクションでは、各カードの採用理由や具体的な動きについてさらに詳しく掘り下げていきます。
デッキの基本コンセプト
ここではデッキの基本コンセプトとゲームの進行状況によるプレイングなどを解説していきます。
デッキの戦略
このデッキの基本戦略はアグロ戦法です。
その上HPも低くなく、1発耐えられることが多いので継続した攻めが可能です。
序盤から点数を取る
“カスミ”を狙う
1ポイントも取られない
以上の意識で戦います。
勝ち筋の紹介
主な勝ち筋は”スターミーex”です。
サブプランとして”フリーザーex”です。
勘違いされがちですが、3ターン目以降で攻撃を開始する場合は”スターミーex”の方が基本的には強いです。
そのため初手の入りや、先行後攻で戦略を変えていく必要があります。
対戦の流れ
序盤のプレイング
先行の場合
理想的な展開は、“フリーザーex”をフロントに置き、“カスミ”で2回以上表を出すことです。
特に3回表を出せれば、ほぼ勝利が確定すると言っても過言ではありません。
もし“カスミ”が初手にない場合は、できるだけ“フリーザーex”か“サンダーex”を壁としてフロントに出したいところです。
“スターミーex”が揃っている場合は“ヒトデマン”をフロントに置くのも有効ですが、メインアタッカーであるため、序盤で細かいダメージを受けて後半に一撃で落とされることがないよう、HP管理が重要です。
先行で“カスミ”がない場合は、ベンチポケモンの育成を優先し、次のターンに備えましょう。
試合を通して、ポイントの交換ができない時は逃げてポイントを死守しましょう。
先制点を決して取られない意識が大切です。
ポイントを2点ずつ交換する場合にも、相手の高火力で1発で落とされる場合には特に注意が必要です。
後攻の場合
後攻では、エネルギーを先に貼れる利点があります。
理想的な展開は、“フリーザーex”をフロントに置き、“カスミ”で1回以上表を出すことです。
1回でも表が出れば、エネルギーを貼ってそのターンから攻撃が可能です。
“カスミ”や“フリーザーex”が揃っていない場合は、“ヒトデマン”にエネルギーを前貼りし、“スターミーex”への進化を目指します。
ただし、相手の“サカキ”を含め、一撃で倒されるリスクがある場合は、無理をせず逃げる判断も重要です。
中盤のプレイング
中盤に入ったら、“フリーザーex”が完成していれば、相手のベンチにもプレッシャーをかけつつ攻撃を仕掛けましょう。
特に、相手のメインアタッカーを倒して2ポイント取れる場面では、“フリーザーex”が落とされても構いません。
それ以外の場合は、“スターミーex”でヒット・アンド・アウェイ戦術を採用し、相手の攻撃から逃れつつダメージを与えていきます。
逃げエネ0の特性を活かして、効率的に盤面をコントロールしましょう。
順調に展開できていれば、中盤で試合を決めることも可能です。
終盤のプレイング
もし試合が終盤までもつれ込む場合、お互いのデッキが拮抗している状況です。
ここで真価を発揮するのが、“サンダーex”です。
“サンダーex”を1ターン耐えさせ、その間にHPが満タンのポケモンを育成することで、次の攻撃を安全に行うチャンスを作ります。
この耐久力が終盤での決定打となります。
この段階では、相手もメインアタッカーが完成していることが多いため、攻撃した後の返しのターンで一撃で倒されないよう、リスク管理を徹底しましょう。
各カードの役割と採用理由
ポケモンの採用理由
“スターミーex”
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161578640/picture_pc_fce60785d8fa10fbfde238fe1da4cbb0.png)
“スターミーex”は、“カスミ”によるエネルギー加速がなくても序盤から安定したクロック(ダメージ)を出せる、非常に優秀なアタッカーです。
2エネルギーで90点という火力は、パック初段現在では無条件で出せる最高火力となっており、アグロデッキとしての速攻性能に優れています。
メインアタッカーのため”ヒトデマン”と2枚ずつ採用しています。
逃げエネ0という点も大きな魅力です。
これにより、攻撃後にエネルギーの“スピーダー”の消費なく、他のポケモンに繋ぐことが可能です。
耐久力もそこそこあり、相手の攻撃を1発耐える余裕があるため、序盤の盤面をコントロールしやすくなります。
1進化という条件はあるもののコイントスや、他の要因に左右されないは“スターミーex”最強のアグロポケモンだと考えています。
採用理由
•序盤から高いクロックを出せるため、対アグロや速攻デッキ相手にも対応可能。
•逃げエネ0により、攻撃後のフレキシブルな動きが可能で、試合展開を有利に進められる。
“フリーザーex”
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161582878/picture_pc_748ae085383b98cb03780ddbe6a9acae.png)
“フリーザーex”は、“カスミ”との相性が抜群のアタッカーです。
エネルギー加速により、序盤から高い打点を出すことができ、デッキの軸となるカードの一つです。
そのため2枚採用しています。
“フリーザーex”の強み
HP140という耐久力があり、現在の環境では多くのポケモンの攻撃を1発耐えることができます。
これにより、盤面を安定させながら次の動きに繋げることが可能です。
主力技の「ふぶき」は、及第点のダメージを与えるだけでなく、相手のベンチポケモンにもプレッシャーをかけるため、キルライン(倒せるライン)を下げる効果があります。
これにより、相手の展開を遅らせることができ、試合の流れをコントロールしやすくなります。
見落としがちな「アイスウイング」の強さ
多くのプレイヤーが見落としがちですが、“フリーザーex”の真価は「アイスウイング」にあります。
この技があるからこそ、”フリーザーex”はデッキに欠かせない存在となっています。
次のターンに合計120ダメージ(40+80)を出せるこの技は、他のたねポケモンにはない利便性を持っています。
たとえば、“フリーザー”、“ラプラス”や“ラプラスex”は3エネルギーで強力な技を打つことができますが、2エネルギーで技を打てるポケモンはフリーザーexのみです。
この技のおかげで、相手のHP120以下のポケモンを落とし切ることができるため、相手の主力ポケモンを素早く処理して、試合の流れを一気に引き寄せることが可能です。
“カスミ”との相性
“カスミ”の効果を活用することで、”フリーザーex”のエネルギー加速がスムーズに行え、速攻で技を繰り出すことができます。
このため、”フリーザーex”は“カスミ”の相棒として最も適していると考えています。
特に、「アイスウイング」とのシナジーが高く、序盤から相手にプレッシャーをかけることが可能です。
これにより、試合の主導権を握りやすくなります。
フリーザーexの弱み
トップメタのピカチュウexに対して弱点になっているため、相手のサブアタッカーが活躍しやすくなってしまいます。
逃げエネも2と軽くないため”スピーダー”がないと、一度逃げた後攻撃するのが難しくなります。
採用理由
“フリーザーex”は、攻守のバランスが取れた万能なアタッカーです。
特に「アイスウイング」の存在により、2エネルギーでダメージを出しつつ、相手のベンチにも圧力をかけられるため、メインアタッカーとしても、サブアタッカーとしても活躍します。
採用理由
•序盤からの速攻と高い耐久力を兼ね備え、アグロデッキや速攻デッキ相手にも柔軟に対応可能。
•2エネから技を使えるので、相手の展開を封じ込め、試合を有利に進めることができる。
“サンダーex”
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161585701/picture_pc_0518a66491f51bd5470563583f8d15e4.png)
“サンダーex”は、このデッキでは壁ポケモンとしてのみ採用しています。
その理由は、進化が必要な“ヒトデマン”を除けば、1ポイントだけ取られることがないため、敢えてexポケモンを採用しています。
(デッキ作成やエフェクトの編集の際は電気エネルギーを外すことをお忘れなく)
サンダーexの役割と強み
•高HPと優れた耐久力
“サンダーex”は、逃げエネルギーが1のポケモンの中で、最もHPが高いたねポケモンです。
このため、相手の攻撃を1ターン受ける壁として非常に優秀です。
特に、終盤での耐久が求められる場面で、相手の攻撃を1ターン分耐えて時間を稼ぐことができます。
•事故率を抑えつつ、壁としての役割を果たす
1枚は取られることを前提として2枚採用しています。
これにより、壁役として安定して引くことができ、耐久面での安定感が増します。
たねポケモンの採用枚数が増えることで、デッキの事故率が若干上がるものの、総合的な勝率は向上しています。
デッキ構築への影響
•他のたねポケモンとの比較
受けるダメージを増やし、相手のリソースを削るという観点から、“サンダーex”を採用することでデッキ全体の安定感が向上しています。
他のデッキでも同様に、耐久戦を意識してたねポケモンを6枚程度採用するのは有効かもしれません。
•構築とプレイの難易度の上昇
“サンダーex”を採用するために、“きずぐすり”と“ナツメ”を1枚ずつ削減しています。
このため、デッキの構築バランスが変わり、プレイングの難易度も若干上がっています。
特に、回復手段が減ることで、受けるダメージ管理がより重要になります。
採用のまとめ
“サンダーex”は、壁ポケモンとしての耐久性と逃げやすさを兼ね備えており、デッキの安定感を高めるために採用しています。
デッキ構築のバランスを考慮した上で、たねポケモンの追加がもたらすメリットとデメリットをしっかり理解することが重要です。
採用理由
•高HPで1ターンの耐久が可能。
•逃げエネ1で柔軟にポケモンを入れ替えられる。
•たねポケモンの追加により、序盤の事故を回避しつつ壁役を確保
サポートの採用理由
“博士の研究”
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161586830/picture_pc_90e1d0db04a90971e9eb4f8929474079.png)
“博士の研究”は、どのデッキにも2枚採用される万能カードです。
デッキの圧縮、欲しいカードへのアクセス、ハンド補充のいずれにおいても非常に優れており、状況を選ばずに使用できるため、あらゆるデッキで重宝されています。
採用理由
•デッキの圧縮
手札を一気に2枚引くことで、デッキ内の不要なカードを減らし、必要なカードへのアクセスを早めることができます。
特に序盤や中盤でリソースを増やすのに有効です。
•ハンド補充
手札が少なくなった状況や、デッキ内の特定のカードを引き込みたい場面で活躍します。
これにより、動きをスムーズに進めることができます。
使用時の注意点
•他のサポートカードとの兼ね合い
“博士の研究”を使うと、そのターンは他のサポートカードを使用できなくなるため、使うタイミングには注意が必要です。
•”レッドカード”のケア
“レッドカード”に対するケアは不要だと考えています。
入っているか、持っているかわからない“レッドカード”をケアする考え方は必要以上に臆病になって正しいプレイができない原因になります。
そのプレイにより、次のターンにサポートが使えないということにもなりかねません。
プレイングのコツ
•初手では、手札の展開を加速させるために積極的に使用して構いませんが、“カスミ”が優先です。
”フリーザーex”や“スターミーex”進化できる安全な”ヒトデマン”に積極的に使いましょう
•“博士の研究”を使用する前に、”モンスターボール”を使うべきか使わないべきかの判断をすると、より効果的に活用できます。
(詳細は参考記事を参照)
“カスミ”
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161588932/picture_pc_a546f5e3696ef7bcbd025bd9ca88fcda.png)
“カスミ”は、このデッキのメインカードと言っても過言ではありません。
特に先行時でも高い勝率を出せるのは、このカードのおかげです。
序盤からリソースを一気に増やし、速攻を仕掛けるための鍵となります。
先行時の使い方
•先行で初手に“カスミ”がある場合、理想的な動きは“フリーザーex”にエネルギーを加速しつつ、“スターミーex”を安全に育てることです。
ただし、すでに“スターミーex”が完成している場合は、“スターミーex”を対象に“カスミ”を使って、早期に高いクロックを出すことを意識しましょう。
•エネルギーは“カスミ”を使用した後に貼ることを推奨します
。“カスミ”が上振れ(運が良く表が多く出る)した場合、損をしないようにするためです。
中盤からの活用
•“カスミ”の効果でエネルギーを加速することで、ダメージレースでの挽回や、序盤の有利をさらに拡大することができます。
“カスミ”は、単なる初手の運ゲーに留まらず、中盤以降の展開を有利に進めるためにも重要です。
•特に“サンダーex”を壁として使い、耐久しながら時間を稼ぐ戦術が有効です。
耐久戦の後に“カスミ”を使ってリソースを回復し、再び攻勢に転じることが可能です。
プレイングのコツ
•“カスミ”の使用タイミングが重要です。
先行時に使う場合、早期に攻撃を開始できる“ヒトデマン”の育成を優先し、速攻で相手のライフを削りにいくプランも視野に入れましょう。
•「運任せ」ではなく、有利な状況をさらに拡大するためのカードとして活用することが鍵です。
序盤でリードを取るだけでなく、中盤以降の逆転劇にも貢献します。
まとめ
“カスミ”はこのデッキにおいて、序盤のリソース加速と中盤以降の展開力を支える要となるカードです。
単なる初手の運要素に頼るカードではなく、状況に応じた柔軟な活用が求められます。
このカードをフル活用することで、試合の流れを自分のペースに引き寄せることができるでしょう。
“サカキ”
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161715983/picture_pc_24c7ccf563e2fbe5ca2232e6f736397a.png)
“サカキ”は、このデッキにおいて決定打を取るための重要なカードです。
特に、“フリーザーex”によって相手のベンチを削る戦術がこのデッキの特徴であるため、他のデッキと比べてサカキの活躍できる場面が多いのが強みです。
サカキの活用シーン
•「ひらてうち」+「ハイドロスプラッシュ」で、HP120の“ピカチュウex”を落とすことが可能です。
これにより、序盤から相手のアタッカーを迅速に処理できます。
•“フリーザーex”の「ふぶき」を当てた後、“きずぐすり”で回復した“ミュウツーex”を落とす場面でも活躍します。
採用枚数の理由
•“サカキ”は確かに強力なフィニッシャーとして機能しますが、状況によっては使わなくても勝てる場合や、使用しても試合の展開を変えられないこともあります。
そのため、デッキのバランスを考慮して、採用枚数は1枚としています。
•必要なタイミングで引けると非常に強力ですが、多く採用すると他のカードのスペースを圧迫してしまうため、1枚に抑えることでデッキの柔軟性を保っています。
プレイングのコツ
•相手のHPが削れた状態で「サカキ」を使うことで、勝利への決定打を狙いましょう。
特に、序盤からベンチへのプレッシャーをかける戦術と組み合わせることで、相手のリソースを消耗させつつ勝負を決めることが可能です。
•逆に、使うまでもない状況や、使っても勝敗に大きな影響を与えない場合は、無理に使わず他の戦略にリソースを回しましょう。
“ナツメ”
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161722469/picture_pc_fede345db0c93f5d4179f97096731b7b.png)
“ナツメ”は、このデッキでは、リーサル手段として採用しており、1枚のみの採用です。
序盤から高いクロック(ダメージ)を出すことで、相手は逃げざるを得ない状況に追い込まれることが多いため、ナツメの効果を最大限に活用することができます。
採用理由
•序盤から高いクロックを出せるこのデッキの性質により、相手はエネルギーを貼ったポケモンを後退させることが多くなります。
そのため、ナツメの効果で相手の逃げたポケモンを引きずり出し、リーサルに繋げることが可能です。
•リーサル手段としての利用がメインであるため、採用枚数は1枚に抑えています。
これにより、他の重要なサポートカードの枚数や”サンダーex”の枠を確保しています。
序盤での使い方
•序盤で、相手がエネルギーを貼ったポケモンを確実に倒せる状況であれば、ナツメを積極的に使用していきます。
これにより、相手のリソースを削ぎ、序盤から有利な展開を作り出すことができます。
•特に、相手が序盤に展開してきたベンチポケモンを狙うことで、早い段階でアドバンテージを取ることができます。
終盤での使い方
•終盤では、ナツメを使って相手のメインアタッカーや育成中のポケモンを引きずり出し、リーサルを決めます。
相手の残りのリソースを一気に削り切り、勝利を確定させることが可能です。
•序盤で使わなかった場合でも、終盤の決定打として温存しておくことで、相手が立て直しを図ろうとするタイミングで一気に攻め込むことができます。
グッズの採用理由
“きずぐすり”
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161728993/picture_pc_8c48769b323348551ad18d5b226ea232.png)
このデッキでは、“きずぐすり”の有効なシーンが限られているため、採用枚数は1枚に抑えています。
理由として、メインアタッカーの攻撃を2回受けると結局落とされてしまう場面が多く、ダメージ軽減としての効果が限定的だからです。
採用理由
•多くの場合、相手のメインアタッカーから2回攻撃を受けると、きずぐすりがあっても倒されてしまうため、長期的な耐久力を上げるカードとしては効果が薄いです。
そのため、きずぐすりの使用は主に、細かいダメージを受けた時のお守りとしての役割を担っています。
•一番の理由はミラーマッチでベンチに下げたポケモンを相手の”フリーザーex”から守ることです。
順当にエネルギーを張っていれば「アイスウイング」「ふぶき」「ふぶき」で落ちる計算です。
先後差はありますが、先行の”カスミ”が1回成功したとしても後攻で同じように1回成功していれば条件は同じです。
“カスミ”が2回表が出る確率は25%、3回は6%程度です。
“きずぐすり”2枚が有利に働く時は「ふぶき」の2回目を受けれるかどうかというシチュエーションです。
初手に”フリーザーex”とセットになっている確率を考えるとさらに確率下がるので、その場合は相手の運が良かったと割り切りましょう。
低い確率のことは忘れて、相手と同じ動きであれば“きずぐすり”1枚で2ターン延命するか、2枚で4ターン延命するかの差はほとんどないと考えています。
2ターンあれば相手のフロントを落とせるので、相手が2枚“きずぐすり”が入っていれば手札の差ができて有利です。
•具体的には、序盤や中盤で相手の小ダメージを受けたポケモンのHPをわずかに回復することで、次のターンにもう一度攻撃するチャンスを生み出すために使用します。
採用枚数が1枚の理由
•デッキスペースの関係上、他に優先すべきカードが多いため、“きずぐすり”の採用は1枚に留めています。
例えば、より攻撃的なカードやドローサポートの方がこのデッキでは有効です。
•回復効果が限定的なため、序盤から積極的に使用するカードではなく、最終的な手札のリソースとして温存するケースが多いため、複数枚入れてもデッキの効率が上がらないと判断しています。
プレイングのコツ
•無理に使わず、終盤の決定的なタイミングまで温存します。
•“サカキ”や”ナツメ”や”カスミ”などのサポートや、進化や逃げなどから出される最大火力を常に計算して、抱えたまま負けることは絶対に回避しましょう。
“スピーダー”
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161759257/picture_pc_23ce251f1b6bd37110211687b29cda4f.png)
“スピーダー”は、このデッキにおいて非常に重要なカードであり、そのため2枚採用しています。
壁役として攻撃ができない“サンダーex”を採用しているため、ポケモンの入れ替えはスムーズに行う必要があります。
このカードが手札にあることで、戦況を柔軟にコントロールできるため、デッキの動きをスムーズにする役割を担っています。
採用理由
•ポケモンの入れ替えが頻繁に必要なデッキであるため、“スピーダー”は非常に重要です。
特に、壁役として“サンダーex”を使用して時間を稼いでいる間、攻撃準備の整ったアタッカーをスムーズに繰り出すために必須のカードです。
•このデッキでは、進化ポケモンの“スターミーex”がクロックの中心となるため、進化狙いの“ヒトデマン”が倒されないように入れ替えることで、安定した展開が可能になります。
具体的な活用シーン
•攻撃準備の整ったベンチポケモンを繰り出す時
相手の攻撃を許容範囲で受けつつ、ポケモンを切り替えることで、効率的にダメージを与えられます。
•進化狙いの“ヒトデマン”がクロックに失敗した時
“ヒトデマン”を一時的に退避させ、次のターンに備えて再度進化を狙うことができます。
•“フリーザーex”の逃げエネ軽減
“フリーザーex”は逃げエネが2必要なため、スピーダーを使うことで無駄なエネルギー消費を抑えつつ退避できます。
•時間を稼ぐ時
特に、序盤で相手の猛攻を凌ぐ必要がある場合、“サンダーex”で時間を稼ぎつつ、手札やベンチのポケモンを準備する際に有効です。
プレイングのコツ
•出し惜しみはせずに使いましょう。
•他にプレイするカードがある場合は後から使いましょう。
“博士の研究”や”カスミ”など不確定要素によってプレイする必要がなくなる場合があります。
“モンスターボール”
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161760137/picture_pc_fc80684e274cd062df5b3663f236149a.png)
“モンスターボール”は、デッキ圧縮を行うための重要なカードとして2枚採用しています。
このデッキでは、通常のスターミーexデッキよりもたねポケモンを6枚と多めに採用しているため、特に圧縮効果が重要となります。
採用理由
•デッキの圧縮効果
モンスターボールを使うことで、デッキ内のたねポケモンをサーチし、デッキを圧縮することで、後半でのドロー効率を向上させます。
これにより、必要なカードを引きやすくなります。
•たねポケモンが多いため
通常のスターミーexデッキに比べてたねポケモンが多いため、ベンチ不足の回避が可能です。
その一方で、狙ったカードが来ない事故のリスクもありますが、モンスターボールによってそのリスクを軽減しています。
具体的なメリット
•“サンダーex”の採用によるデメリットの軽減
“サンダーex”を採用しているため、序盤の事故率が若干上がることがありますが、後半にもサーチ先残っている可能性が高いのでモンスターボールが腐ることも減ります。
使い方のコツ
•詳しい使い方は”博士の研究”項目と参考記事をご覧ください。
“レッドカード”
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161761713/picture_pc_6948bb0ea73eb367b3b3cb8938ffc682.png)
“レッドカード”は、ミュウツーex対策として採用しています。
このカードは、相手の手札を減らすことで相手の展開を妨害する効果があり、特にミュウツーexのような手札を多く活用するデッキに有効です。
ただし、自分の展開には直接貢献しないため、採用枚数は1枚に抑えています。
採用理由
•ミュウツーex対策
ミュウツーexデッキなどの2進化をするデッキは、手札のリソースを多く使用して展開を進めるため、“レッドカード”によって手札を制限することで相手の動きを遅らせることができます。
特に、相手が手札を多く保持しているタイミングで使用することで、重要なサポートカードや進化カードを引けなくする効果が期待できます。
•2進化デッキ以外への活用
2進化デッキが相手でない場合は、相手の手札が多い時に使用することで、相手の手札を圧縮し、展開を遅らせることができます。
相手の手札が増えてきた際に使うことで、相手の展開やリーサルを妨害することが可能です。
採用枚数が1枚の理由
•“レッドカード”は自分の展開を直接サポートするカードではないため、採用枚数を1枚に抑えています。
これにより、デッキ内の他の重要なカードのスペースを確保しつつ、必要なタイミングでのみ使用できるように調整しています
使用タイミングのコツ
•詳しい使い方は参照記事をご覧ください。
対戦相手ごとの対策
相手に合わせた戦略を理解することは、勝率を大きく向上させる鍵となります。
各デッキには独自の戦術や動きがあり、それに応じた対応を取ることで試合の流れを自分に有利に進めることができます。
本セクションでは、主要な対戦相手ごとの対策について詳しく解説していきます。
それぞれのデッキの特徴や弱点を把握し、柔軟に戦略を変更することで、より多くの試合で勝利を掴みましょう。
メタデッキへの対応方法
現環境でよく見かけるピカチュウex、ミュウツーex、そしてミラーマッチに対して、適切な立ち回りを理解することができれば、勝率を大きく向上させることができます。
各デッキには特有の動きや弱点があり、それに応じた対応が求められます。
ここでは、これらのトップメタデッキに対する戦術やカウンタープランを詳しく解説していきます。
デッキの特徴を理解し、対戦ごとに戦略を調整することで、より多くの試合で有利に立ち回りましょう。
対ピカチュウex デッキの対策
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161820679/picture_pc_126821bc18609a7df126cf7459918e14.png)
ピカチュウexデッキは、このデッキにとって弱点タイプでもあるため、対戦相手としては苦手な部類に入ります。
しかし、お互いにアグロデッキであることから、スピードと展開力で勝負を決める戦いになります。
立ち回りの基本戦略
•ベンチの展開が鍵
ピカチュウexデッキは、ベンチを埋めて火力を上げる戦術を取るため、低HPのポケモンが多いのが特徴です。
一方こちらは、“カスミ”の加速により、クロックの開始を相手よりも早く行えることが多いため、先手を取ることが重要です。
•1ポイントを先取してリードを取る
こちらが先制点を取ることで、フロントに出てくるピカチュウexに対して2回の攻撃でゲームを決めることが可能になります。
相手の"ピカチュウex"を先制で倒すことができれば、相手の展開を大きく遅らせ、ジリ貧に追い込むこともできます。
•相手の2体目のアタッカーに警戒
"ピカチュウex"を倒しても、相手は2体目の"ピカチュウex"や"サンダーex"などのサブアタッカーで反撃してくる可能性があります。
こちらも準備を怠らず、次のターンに備えたベンチの育成を進めましょう。
具体的な対策
・先制点を取る意識を徹底
先にクロック(ダメージ)を開始することで、相手の展開を封じることができます。
序盤のリードが勝利に直結するため、積極的に攻撃していきましょう。
・ゼブライカ型に対する注意
ピカチュウexデッキの一部には、"ゼブライカ"が採用されています。
この場合、弱ったベンチポケモンに"きずくすり"を使うことを忘れないようにしましょう。
逃げても"ゼブライカ"に追撃されてしまう場合は逃げずにフロントでダメージを出すことも選択肢に入れましょう。
・マチス型ピカチュウexへの対策
マチス型ピカチュウexは相性が最悪です。
全てのポケモンが一撃で倒されてしまうため、フロントを集中的に落とす上振れを狙って、できるだけ早く相手のアタッカーを排除しましょう。
まとめ
ピカチュウexデッキは弱点でこそありますが、序盤のリードとクロックを意識することで十分に対抗可能です。
先制点を取って相手の展開を封じることで、勝率を上げることができます。
ミュウツーexデッキへの対策
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ミュウツーexデッキは、50点クロックと"サーナイト"によるエネルギー供給で150点の高火力を連発するミッドレンジ寄りのデッキです。
このデッキは、一度展開されると強力な攻撃で押し切られるため、序盤から積極的に攻めて"サーナイト"の完成を妨害することが重要です。
立ち回りの基本戦略
•サーナイトが完成すると危険
"サーナイト"が完成してしまうと、エネルギー供給が安定し、ミュウツーexの150点攻撃を連発されるため、全てのポケモンが一撃で倒されてしまいます。
そのため、1ポイントも取られない意識で立ち回ることが必要です。
•ミュウツーexへの対応
"サーナイト"完成されないように"ラルトス"などを倒すことも重要ですが、勝利を目指すためにはエネルギーがついたミュウツーexを優先して倒す必要があります。
なぜなら、サーナイトラインを処理しても、ミュウツーexが残っていれば一撃でこちらのポケモンを落とされるからです。
具体的な対策
・序盤からのアグロで攻め立てる
ミュウツーexデッキは展開が整うまでに少し時間がかかるため、こちらが事故なくアグロ展開できれば有利に進められます。
序盤から積極的に攻め、相手の準備を整える前にダメージを与えていきましょう。
・レッドカードやナツメで妨害
"サーナイト"の完成を妨害するために、"レッドカード"を使って相手の手札を削り、"ナツメ"で"ラルトス"を引きずり出して落とすことが有効です。これにより、相手のエネルギー供給を遅らせ、攻撃ペースを崩すことができます。
・エネルギーが付いたミュウツーexを優先して削る
"サーナイト"を倒しても勝利が確定するわけではないため、エネルギーが付いたミュウツーexを優先して落としにいくことが大切です。
特に、"サーナイト"からエネルギー供給を受けたミュウツーexは即座に処理しないと、こちらのポケモンが次々と倒されてしまいます。
対策まとめ
・序盤からの攻撃でリードを取る
相手の準備が整う前に積極的に攻める。
・サーナイトの完成を妨害する
"レッドカード"や"ナツメ"を活用して、相手の進化を遅らせる。
・ミュウツーexを最優先で処理
特にエネルギーが付いているミュウツーexをターゲットにし、即座に倒す。
ミュウツーexデッキは、展開が整うと非常に強力ですが、序盤からアグレッシブに攻めることで優位に立てます。
相手のリソースを削りつつ、火力を維持して攻め続けることで、勝率を上げることが可能です。
ミラーマッチへの対策
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ミラーマッチでは、先行後攻の差や“カスミ”の運要素が試合結果に大きく影響します。
同じデッキを使って戦うため、戦略とプレイングの差が勝敗を分けます。
しかし、プレイングを最適化することで、勝率を65%から75%**に引き上げることも可能です。
ミラーマッチを制するための心構え
・ミラーマッチが得意という意識を持つことが重要です。
この意識を持つことで、対戦が楽しくなり、勝率も上がります。
ミラーマッチでのプレイが上手いということは、デッキの理解度が高く、プレイングも洗練されている証拠です。
基本戦略
・サンダーexの強みを活かす
このデッキは基本的な型に比べて"サンダーex"が採用されているため、受けられるダメージが多いのが特徴です。
これにより、より多くの攻撃を耐えつつ、相手のアグロ展開を凌ぐことが可能です。
・優先ターゲットはスターミーex
警戒すべきは“フリーザーex”よりも“スターミーex”です。
スターミーexは、高火力かつ逃げエネ0であるため、削ってもすぐに逃げられ、次のターンにはフリーザーexが追撃してきます。
そのため、進化できていない“ヒトデマン”を見かけたら優先的に落として、相手の展開を阻止しましょう。
具体的な対策
・相手のフリーザーexの壁利用を逆手に取る
相手が“フリーザーex”を壁役として消耗してくれる場合、一気にこちらに有利な状況を作り出すことができます。
その際、無理に育成中のベンチポケモンを狙うのではなく、フロントの2ポイントを素直に取る方が効果的です。
・ヒトデマンを優先的に狙う
相手が“スターミーex”を完成させる前に、進化元の“ヒトデマン”を落とすことで、相手のクロックを大幅に遅らせることができます。
これにより、"スターミーex"の脅威を抑え、"フリーザーex"の攻撃に集中できます。
・先行でのクロック優位を意識
ミラーマッチでは、先にクロックを開始することが非常に重要です。
そのため"カスミ"や先に進化できることも含め先行が若干有利です。
先に攻撃を仕掛けることで、相手の展開を抑えつつ、こちらが有利なペースで試合を進めることができます。
まとめ
・サンダーexの採用により、ダメージを多く受けられるため、より長期戦に持ち込むことが可能。
・"スターミーex"を警戒し、"ヒトデマン"を優先的に落とすことで、相手の展開を遅らせる。
・相手が“フリーザーex”を壁として捨てる場面では、素直に2ポイントを確保して優位に立つ。
ミラーマッチでは、先行と"カスミ"の運に左右される部分もありますが、プレイングを最適化することで差をつけることが可能です。
対戦経験を積み、ミラーマッチを得意分野にすることで、さらに勝率を上げましょう。
相性の良いデッキと悪いデッキ
このデッキは大抵のデッキに対して有利に戦うことができます。
エンブレムイベント50戦ほどのデータを基に分析したところ、全体的な勝率は65%程度となりました。
トップメタデッキとの対戦が多い環境でも、安定した勝率を誇ります。
相性がいいデッキ
・メタにないデッキ(マイナーデッキ)
このデッキは、メタにないデッキに対して事故らなければ大抵は勝てます。
アグロデッキの速攻展開に対して、相手が準備を整える前に試合を決めることができるため、速攻で有利に進めることが可能です。
・トップメタデッキ
環境の約7割を占めるトップメタデッキに対しても、基本的には優位に立てます。
ピカチュウexデッキに対しても微不利程度で総合的には有利と言えます。
トップメタのデッキは強力な動きを持っていますが、こちらのデッキも速攻展開が可能なため、相手の展開を遅らせつつ押し切ることができます。
相性が悪いデッキ
・耐久力の高いデッキ
このデッキの苦手な対戦相手は、耐久力のあるデッキです。
例えば、
•フシギバナexデッキ
•カイリキーex(タケシ)デッキ
耐久力が高く、試合が長引くと相手に有利になります。
ただし、いずれも2進化デッキのため、完成前に攻め込むことで勝機を見出すことができます。
タケシデッキも油断できない対戦相手です。
、"イワーク"や"カイリキーex"などの高耐久ポケモンを育てるデッキは、こちらが少しでも展開に遅れると相手に耐久を許してしまいます。
そのため、序盤からの速攻が重要です。
まとめ
・有利な相手
メタ外のデッキやトップメタの準備が必要なデッキに対しては安定した勝率を誇ります。
•不利な相手
耐久力のあるデッキや、タケシデッキのような耐久力のあるデッキには注意が必要です。
ただし、速攻で相手の準備を阻害することで勝ち筋が見えてきます。
この分析を基に、各対戦相手に対する戦略を練り直すことで、さらに勝率を上げることが可能です。
次に、データをより詳しく分析して各デッキへの対策を掘り下げていきます。
デッキの改良案
カードの入れ替え案
“スターミー“
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現在のデッキ構築において、“スターミー”を1枚だけ採用する選択肢があります。
この変更により、デッキの柔軟性を向上させ、特定の状況に対応しやすくなります。
スターミーの採用理由
・“ヒトデマン”の耐久力を強化
スターミーを採用することで、進化元である“ヒトデマン”の耐久力を上げ、1エネでのクロックを増加させることができます。
これにより、序盤の展開がより安定し、対アグロデッキへの耐性が向上します。
・進化事故の防止
現在のデッキでは“スターミーex”がメインアタッカーとなっていますが、サーチできない進化先であるため、手札に来ない場合に進化が遅れるリスクがあります。
スターミーを1枚採用することで、“スターミーex”が引けなかった場合の保険として機能し、進化事故を減らす効果があります。
入れ替えによるメリット
・デッキの安定性向上
スターミーを1枚追加することで、デッキの展開が安定し、特に序盤のクロックを維持しやすくなります。
これにより、相手の速攻デッキに対しても対抗しやすくなり、準備が必要なデッキに対してもプレッシャーをかけることができます。
・柔軟な対応が可能に
スターミーの追加により、状況に応じてスターミーexに進化しなくても戦える場面が増えます。
特に、サーチできない“スターミーex”が手札に来ない場合でも、スターミーを出すことで盤面を立て直せるのが強みです。
入れ替えの注意点
•スペースの確保
“スターミー”を1枚採用するためには、デッキの他のカードとのバランスを考慮する必要があります。
例えば、トレーナズや”サンダーex”の枚数を調整して、”スターミー”のためのスペースを確保しましょう。
•”スターミーex”との役割の違い
“スターミー”は、”スターミーex”のような高火力のアタッカーではなく、耐久力を補うサポート的な役割となります。
従って、スターミーを採用することで、火力を若干犠牲にする代わりに、デッキの安定性を高めることになります。
•逆にたねポケモンが事故ることもある
通常の型と比べて、たねポケモンが多いため”ヒトデマン”が引けないということもあります。
まとめ
“スターミー”の1枚採用は、序盤の安定性と進化事故の防止を重視した選択肢です。
この変更により、デッキの柔軟性が向上します。
ただし、入れ替えをする場合には全体のバランスを考える必要あります。
入れ替えにより、デッキのコンセプトが崩れないか、コンセプトを変更するなら不要なカードは何かを考える必要もあります。
その他の採用候補について
このデッキは、“スターミーex”と“フリーザーex”を軸にしたアグロデッキというコンセプトを重視しています。
そのため、火力と速攻展開を最大限に生かすために、採用カードの選定基準もその方向性に合わせています。
候補に挙がったカードと不採用の理由
以下のカードは一時的に候補に挙がりましたが、デッキのコンセプトやバランスを考慮した結果、採用を見送りました。
“フリーザー”(exではない)
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”ピカチュウex”の攻撃を耐えられないため、サブアタッカーとして壁としても環境に合っていないと判断しました。
このデッキではアグロ展開を維持するため、火力とスピードを優先しています。
本来、フリーザー(非ex)は耐久力があり、壁役として優秀ですが、4点を取らせるために壁を2体確実に倒してもらう必要があり、効率が悪いため不採用としました。
“ガルーラ”
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“ガルーラ”も耐久力が高く、壁役として機能しつつ攻撃も可能ですが、エネルギーが必要なため序盤の展開速度が遅れるリスクがあります。
また、相手に4ポイント取らせる戦略と合致しないため、アグロの動きを阻害する可能性があるため候補から外しました。
“ラプラス”(exではない)
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“ラプラス”も”ピカチュウex”の攻撃を耐えられないため、サブアタッカーとして壁としても環境に合っていないと判断しました。
低エネルギーで攻撃が可能であり、壁としても機能しますが、同様にポイントの管理が難しく、相手に2体の壁を確実に倒させる必要があるため、アグロデッキとしての速攻性が損なわれると判断しました。
“カモネギ”
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アグロのコンセプトとして悪くありませんが、同じくポイント管理の関係で採用を見送っています。
“ゲッコウガ”
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エネルギーを張らなくても機能するゲッコウガは、エネルギー効率の良さと柔軟な戦術が魅力的です。
しかし、デッキスペースの関係から”スターミーex”と”フリーザーex”を中心に据えた現在の構成では、ゲッコウガラインを組み込む枠がないため、採用を見送りました。
採用基準のまとめ
アグロデッキとしての速攻性と火力を最大限に活かすため、”スターミーex”と”フリーザーex”を軸に構築。
攻撃もできる壁ポケモンや、エネルギー効率が良いカードも検討しましたが、速攻展開と4点を取らせる戦略に適合しないため、現状のデッキ構成には採用しませんでした。
今後の調整案
対戦相手やメタ環境に応じて、候補から外したポケモンを再度検討することも考えられますが、現状では軸に集中することが最適と判断しています。
環境が変わることで、耐久力の高いデッキが増加した場合や、特定のアグロメタが流行した場合には、壁ポケモンの再採用や新しいカードの導入を検討する余地があります。
このように、デッキのコンセプトを軸にカード選定を行うことで、より安定した勝率が期待できるでしょう。
引き続き、メタの変化や対戦データを基に調整を行っていくことが重要です。
プレイデータ
実際の対戦データ
今回の記事の執筆にあたり、スターミーexデッキで57戦の対戦データを収集しました。
このデータには、他のデッキを使用している際に対戦相手がスターミーexデッキを使った試合も含まれており、プレイングの差が均されているため、比較的客観的な結果になっていると考えています。
(ミラーマッチはお互いの戦績を反映するため勝率は50%です。)
全体的な対戦データ
•総対戦数:57戦
•勝利数:37戦
•勝率:65%
先行・後攻の勝率
•先行対戦数:25戦
•先行勝利数:19戦
•先行勝率:76%
•後攻対戦数:32戦
•後攻勝利数:18戦
•後攻勝率:56%
データの考察
•全体の勝率は57戦中37勝で、65%と良好な結果となりました。
試行回数が限られているものの、スターミーexデッキの強さが安定していることが伺えます。
•先行の勝率(76%)が後攻の勝率(56%)を大きく上回っている点は意外でした。
一般的に、後攻が有利とされる場面が多いですが、このデッキに関しては先行での強みが活かせる試合が多かったようです。
先行の好成績の理由
•“スターミーex”の進化スピードと足回りの良さが、先行の高勝率に大きく寄与していると考えられます。
序盤からの素早い進化とクロックの開始により、相手の展開を抑えつつ有利な盤面を構築できました。
•“カスミ”の成功率も先行の勝率を押し上げる要因となっていますが、意外にも“カスミ”だけで試合が決まったケースは数戦に留まっています。
“カスミ”の上振れに頼らず、デッキの基礎的な動きの強さが勝率に反映されていると考えられます。
後攻での勝率が低い理由
•後攻の方が勝率が低い(56%)理由としては、序盤の事故率が高くなる傾向が見られました。
後攻では”ヒトデマン”を置くのが理想の展開です、相手のエネルギー次第ではスターミーexラインが見えていないと“フリーザーex”をフロントに置きますが、その場合”カスミ”が成功しないと強い動きとは言えません。
“レッドカード”やサポートカードでプランを崩されやすいことが要因の一つと考えられます。
•体感的には、後攻の場合、序盤でうまく立ち上がれない試合が多く、相手に先に攻撃されることでダメージレースで不利になる場面が目立ちました。
•この結果は下振れたという印象です、試行回数を増やせば勝率は上がっていくと思いますが、現状はこの結果となっています。
今後の分析
この後は、対戦相手のデッキごとの戦績を詳しく分析し、どのデッキに対して有利か、逆に苦手とするデッキは何かを明確にしていきます。
さらに、対策や改善点についても掘り下げていきます。
対戦相手ごとの戦績
環境デッキ
対ピカチュウex デッキ
•対戦数:14戦
•勝利数:7戦
•勝率:50%
分析と考察
ピカチュウexデッキは、このデッキにとって不利と言われている相手ですが、14戦の結果としては五分の成績となりました。
以下のポイントから、この結果について考察します。
1.逃げの立ち回りとダメージトレード
•こちらのデッキでは、”ピカチュウex”の高火力に対抗するため、逃げの立ち回りを活用し、確実にダメージトレードを行うことで有利に立ち回れることが多いです。
•先にポイントを取った後、相手のピカチュウexを2回の攻撃で倒すことを目指すことで、テンポを維持しながら有利に展開できます。
2.テンポの重要性
•一方で、序盤のテンポが少しでも遅れると、巻き返しが難しくなるのがこの対戦の難しさです。
ピカチュウexの速い展開に対してこちらが立ち遅れると、相手にペースを握られてしまい、試合を決められることが多くあります。
3.ライチュウ型への対応
•特に、相手がライチュウ型の場合、こちらがポイントを取った後でも、一撃で落とされるため、逃げの意味がなくなってしまいます。
そのため、ライチュウ型に対しては、非常に不利な展開になりがちです。
•ライチュウ型は、相手の総エネルギーを管理する必要があります、”ピカチュウ”を落とすために”ナツメ”を使っても、返しのターンで”ピカチュウex”からダメージをもらうため、対応が難しい相手です。
対策
•テンポ重視のプレイ
ピカチュウexデッキに対しては、序盤から攻撃の手を緩めないことが重要です。
特に、ポイントを先行して取ることで、相手にプレッシャーをかけ続けることが勝利への鍵となります。
•ライチュウ型対策
ライチュウ型に対しては、このデッキが唯一明確に不利になる相手です。
ライチュウ型に対抗するためにデッキが崩れてしまっては意味がないので、割り切りましょう。
対ミュウツーexデッキの戦績
•対戦数:16戦
•勝利数:11戦
•勝率:69%
分析と考察
ミュウツーexデッキに対しては、69%という高い勝率を維持する結果となりました。
これは、スターミーexデッキの戦略が、ミュウツーexの戦術に対して非常に有効であることを示しています。
以下のポイントから、この結果について詳しく考察します。
勝率が高い理由
1.ミュウツーexを優先して狙う
•ミュウツーexデッキは、エネルギーが集まると150点の高火力を連発できるため、エネルギーが溜まった”ミュウツーex”を優先的に倒すことが重要です。
この意識を徹底することで、相手の攻撃を封じることができました。
2.サーナイトラインの妨害
•ミュウツーexデッキは、”サーナイト”によるエネルギー供給が鍵となるため、サーナイトラインの完成を阻止することがこのデッキに対する有効な戦術です。
序盤から積極的に攻めることで、相手がサーナイトを完成させる前に試合を有利に進められます。
3.“レッドカード”の効果
•“レッドカード”の採用が、相手の手札を減らして進化やエネルギー供給のプランを崩す大きな要因となりました。
特に、”サーナイト”を完成させる前のタイミングで“レッドカード”を使うことで、相手の展開を大幅に遅らせることができました。
プレイングのポイント
1.“カスミ”の優先ターゲット
•“カスミ”の対象は、基本的に“ヒトデマン”と“スターミーex”を優先します。
これにより、序盤からのクロックを安定して出すことができ、相手の準備を遅らせることが可能です。
2.“フリーザーex”の使い方
•“フリーザーex”はベンチに圧力をかけるのに有効ですが、”きずぐすり”込みで”ミュウツーex”を2発で倒しきれないことがあるため、主力は“スターミーex”に任せます。
•“スターミーex”の火力を活かして、確実にキルラインを下げることが勝利の鍵となります。
対策
•ミュウツーexの一撃の火力に注意
“ミュウツーex”「サイコドライブ」を耐えられるポケモンは入っていません。、
そのため、序盤から積極的に攻めて、相手がエネルギーを溜める余裕を与えないことが重要です。
•後半戦でのサーナイトの完成に警戒
終盤になると、”サーナイト”が完成してエネルギー供給が安定し、相手の”ミュウツーex”が連続攻撃を仕掛けてきます。
そのため、序盤のうちにサーナイトラインを崩しておくことが必須です。
•さらに“レッドカード”やナツメの活用を強化し、相手をコントロールする戦術を磨くことで、ミュウツーexデッキへの勝率をさらに向上させることが可能です。
•”スターミーex”の火力を最大限活用して、確実にポイントを取る立ち回りを意識することで、後半のリスクを減らすことができるでしょう。
ミラーマッチ
•対戦数:4戦
•勝利数:2戦
•勝率:50%
ミラーマッチはお互いの戦績を反映する集計方法のため、50%の結果になるので飛ばします。
準環境デッキ
対リザードンexデッキ
対戦数 4
勝利数 3
勝率75%
リザードンラインに対して有利タイプということもあり、基本的には事故がなければ勝てる相手です。
対ミュウツーと同じ意識で戦いましょう。
しかし、”ファイヤーex”は弱点をつくことができないので耐久されると負ける可能性は大いにあります。
対フシギバナexデッキ
•対戦数:2戦
•勝利数:1戦
•勝率:50%
結果は50%と五分となりましたが、耐久デッキは苦手な部類になります。
特に”ナッシーex”を壁兼アタッカーとして採用しているデッキには競り負けてしまうこともあります。
“エリカ”によってキルラインが読みづらいため、アグロデッキと相性が悪いデッキになります。
対カスミデッキ
•対戦数:6戦
•勝利数:3戦
•勝率:50%
ここでは、”ラプラスex”“カメックスex”や”フリーザーex”単騎のデッキをカスミデッキとしてカテゴライズしています。
結果は50%で”カスミ”の結果が勝率になる形になりました。
こちらは”カスミ”が失敗しても”スターミーex”がいるため、下振れの結果だと考えています。
単騎デッキの強みとして、”ナツメ”による時間稼ぎをされないためオールインできることが50%まで粘っている要因だと考えます。
対カイリキーexデッキ
•対戦数:2戦
•勝利数:1戦
•勝率:50%
こちらも耐久が高い部類のデッキです。
特に”ゴーキリー”がHP100と2進化の1進化目としては高いHPを誇っているため、1発で落としきれず、カイリキーラインが完成してしまうことがありました。
フシギバナexと同じくシェアが低いためそこま気にする必要はありませんが、メタが変わったら注意が必要です。
その他のデッキ
その他メタ外やシェアの低いデッキ9試合分の結果は勝率100%です。
悪デッキ 1戦
ゲッコウガフーディンデッキ 1戦
カイリューデッキ 1戦
ウツボットデッキ 1戦
オコリザルデッキ 2戦
ガラガラexデッキ 2戦
ゲンガーexデッキ 1戦
ピジョットデッキ 1戦
メタデッキに比べて、デッキパワーが低いデッキには問題なく勝てる結果となりました。
まとめ
デッキの総評
このデッキは、トップメタに対しても50%以上の勝率を誇り、メタ外のデッキに対しては無類の強さと安定感を発揮します。
特に、アグロデッキとしてのスピードと展開力を活かし、多くの対戦で優位に立つことができます。
競技シーンでの評価が低い理由
•競技シーンにおいて、ピカチュウexやミュウツーexに比べてシェアが低い理由として、“カスミ”の運ゲーという先入観が大きく影響していると考えられます。
•また、ピカチュウexに対して弱いという固定観念も、採用率が低い理由の一つです。しかし、実際にはこのデッキはプレイング次第で五分の勝率を出せるポテンシャルがあります。
デッキの強み
•高いデッキパワー
“スターミーe”xや”フリーザーex”を軸にしたアグロ戦略は、速攻でダメージを出し、相手の展開を妨害することが得意です。
•“カスミ”の上振れ
序盤の運要素を活かすことで、相手に対して一気にリードを取ることが可能です。
ただし、この運要素に頼らずとも、デッキ全体の安定感が高いため、多様な対戦相手に対応できます。
プレイヤーへのメッセージ
•このデッキは、理解を深めてプレイングを最適化することで、さらに勝率を伸ばせる可能性を秘めています。
•一見運に左右される部分が多いように見えますが、デッキの動きを深く理解し、試行錯誤しながら使い込むことで安定した成績を出すことができます。
•競技シーンでのシェアが低い今こそ、このデッキをマスターすることで、他のプレイヤーに対して優位に立つチャンスがあります。
ぜひこのデッキをやり込んでみてください。
高いデッキパワーと柔軟な戦略性を活かして、さらに多くの対戦で勝利を掴んでください!