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【感想】金色のコルダ3から入ったオタクが無印で泣きながら月森くんと愛のあいさつを奏でた話

先日の記事、Twitterの方でいいねやコメントありがとうございました!

元々は相互向けに書いたものではありますが、思った以上に反応を頂き、かつて無印をプレイされた諸先輩方に新鮮な悲鳴を届けることができてよかったなぁと思います。
ということで、総合優勝を果たした後にあまりの満足感にいったん辞めようかと思ったんですけど、いやいやちゃんと乙女ゲームをしたいんだと思い、男性陣の攻略に着手することに。

これに対して「無謀じゃないよ!」「行っちゃいましょう!」という声(2名)を頂いたので、やっぱりここはミスター金色のコルダ・レンツキモリを浴びとかないとな!と再度Vitaを起動。

指も机も字も汚くて非常に恐縮ですが、今回の月森くん攻略にあたり、どう考えても攻略本的なものの助けが必要だと判断し、1周目の途中で手に入れたエキスパートガイドを装備。
ところでここにいたるまであらゆる人からさらに詳細が記載されていると噂の「マエストロ養成講座」の購入を勧められたんですけど、皆さんどんだけやりこんだんですか?
時間が有り余ってたら買ってn股プレイをしたいと思います。

1周目で何となく要領は理解したので、とりあえずは第一セレクションまで駆け抜ける。攻略本を読んで初めて知ったんですけど、出会い方にも数パターンずつあるんですね!今回は松脂の使い方を知らない日野香穂子さんのパターンで月森くんと知り合いになってみました。第一印象、松脂が袖についている女。
ちなみに他のキャラはあまり考えずに出会っていったので大体1周目と同じ感じだったのですが、火原先輩に「何!?何でぶつかってきたの!?」と驚かれ、こちらが動じることに。え?日野ちゃん自分からぶつかっていったの?事故ではなく……!?何で…!?

日野さんの謎行動をかみ砕けないままとりあえず気を取り直して演奏&ラーメ狩りダッシュ&解釈ベル鳴らしをこなす。私が日野さんの友人なら突如ヴァイオリンを弾き放課後に走り回る友達に恐怖していたと思いますが、友人の視線をものともせずストイックに練習したおかげで、第一セレクション前には月森くんの親密度90↑、ライバル度46、解釈もドレスも完璧に好みに合わせた日野さんが完成。
第一セレクションで土浦くんと冬海さんの演奏曲が被ったんですが、これって曲目はランダムだったんですね。
あとからお題箱で教えて頂いたんですけど、『日野香穂子が第4セレクションで弾けるようになるロマンス第1番を月森蓮は第1セレクションで弾くことがあり、"""強者"""を感じられます。』というのがあって大層興奮しました。

このへんで「何も考えずに数値だけ上げるだけだとイベントを取りこぼす」ということに気づく。まぁ?このイベントは1周目に見たんですけど?(涙目)
完全に油断していました。何のための攻略本だよと思い、このあたりで一度気を引き締めることに。
第二セレクションは1周目で月森君に「その解釈ええやんけ」と言われた感傷的なワルツ解釈B一択。練習の合間に他のキャラとも会話をしてみる。王崎先輩に、「人に見られることを意識しなはれ」と言われ、それ似たようなこと柚木さんも言っていたな…と思いを馳せる。こういう細かい台詞追っていくのも楽しいですね。
1周目でイニシャルのことで揉めていた月森くんと土浦くんを再度屋上でバトらせ、メインとサブの違いを何となく把握してイベント発生条件を確認していたのですが

金やん「えっ!?!?!?!(衝撃)」
私「えっ!?!?!?!(衝撃)」
ここめっっっちゃビックリしました。
いや、なんか、「そんなことやるわけないでしょう」みたいなタイプだとばかり思ってたんですよ。そしたら画面の月森君が回りだしたんですよ。え!?!?!?!?!?!?!?!?
まさかの手段を問わないタイプ。金やんの「悪い悪い、まじめだったんだな。」という言葉にうなずきまくる。もう年齢が月森くんではなくどっちかというと金やんに近いので、からかう気持ちも、それをまじめにとってしまう年下に対する気持ちもすごくわかるんですよ。いや何で金やんに感情移入してるのかわかりませんが……

鳴りましたね…完全に……
「恋の音ってこういうことなのか…!」と謎の気づきを得て月森くんへの矢印がハッキリしだす。
月森くんって、私個人が乙女ゲームでよく好きになるキャラの傾向(火原先輩みたいなタイプ)からは外れてるんですけど、なんというか、そういうカテゴリ超えて「好い」と思わせてくれるものがありますね。これが金色のコルダを背負っている男……!
そんなこんなで第二セレクション。解釈スーパー化した私の感傷的なワルツBに死角はない 一周目の雪辱 晴らしてみせる
意気込む日野香穂子(ワイ)。

めっっっちゃビックリしました。(2度目)
いや……何?素人耳にもわかる、月森くんの感傷的なワルツとワイ香穂子の感傷的なワルツ、ぜんぜん違う……!?!?!?!?!?!?
騒いでたらまたお題箱で教えて頂いたんですけど、やっぱりそもそも演奏している方が違うらしいですね。
何なんだその作り込みは…金色のコルダ…コワ…

金色のコルダとかいう化け物コンテンツの恐ろしさを確認していると、ここまででもう3時間もブッ通しでプレイしていました。年を重ねて集中力が続かなくなってきている中でこんなに夢中になれるのもすごいですね。
この辺で1周目の雪辱を果たし第二セレクションで優勝してしまったため、思ったよりライバル度が上がっていることに気づき(2度目)、起こしたかったイベントをまたもや取り逃がすことに。加減ができねえ……

はい。2周目も大好きなこのイベントを起こす。松脂で出会ったので松脂バージョンでした。細かいな。好き。
月森「積極的に不快なことの1つだ」
私「そんなこと言う!?!?!?!?!月森くんだって日野香穂子が真剣にヴァイオリン練習したらライバル度上ブレしすぎてイベントいくつか逃してる状態なの知ってるでしょ!??!???」
ここ好きすぎて毎回必要以上に情緒があらぶってしまうんですけど、でもまぁ私も他部署から突如移動してきた素人が魔法のPCでメチャクチャ仕事できて評価されてたらソウルジェム濁るな……と思ったので着席しました。
とはいえこのイベントの後に起きるイベントの、「君が間違っているとか、そうではないとかいう問題じゃないんだ」という台詞、良いですよね。一周目はただただはしゃいでただけだけど、こうやって日野さんの魔法のヴァイオリンについて話す続きがあったの知れてよかったし、月森くんは真摯だった。

色々あって(いやイベント起こしていっただけなんですけど)月森くんと気分転換にデートすることに。日野さんはすぐに「デート!?」とか言わないのでデートなのかどうかわかりませんが。聞いてるか朝日奈?

月森「行き先をもう少し考えればよかったな ここじゃ、何もなさすぎる」
私「月森くんの普段考えてることとか……思考の説明とか聞けるだけで嬉しいよ」

アプリ 金色のコルダ スターライトオーケストラの方で朝日奈が全方位デートを繰り返している一方、無印はクリアした今も月森くんとデートらしいことをしたのは後にも先にもこの1回だけだったな……としみじみ思い出す。
月森くんが「こんなことなら向こうに見えるテーマパークにでも行った方が良かったかもしれない」と気を使いだすので、いやもうアプリで散々行ったので気にしなくていいよという日野香穂子(私)(朝日奈唯)。

この前後から月森くんがよく登下校を誘ってくれるようになったのも嬉しかったです。異性というより仲の良い人間という立ち位置っぽいのも趣深い。

これはプレゼントを渡した時の台詞から得た情報。というか星奏、こういう治安の悪い生徒が3でもスタオケでもいるんですけど大丈夫なのか?
そして治安つながりで、なにやらメモリアルブックによると月森くんは幼少期に嫉妬から指を折られかけた経験があるとのこと。何それ詳しく知りたい。まぁ私はライバル度上振れマンなのでそのイベントは見れなかったんですけど……
なのでセレクション前にロードして、順位差によるライバル度の減少で調整したデータも作っておきました。月森くん3位と日野さん最下位で、狙い通りライバル度はガクンと下がったんですけど、非常に屈辱でしたね…
この私があんな完成度の低い演奏をしなければならないなんて……!耐え難い!!!

月森くんのイベントの話ですが、模範演奏イベントは起こすことができました。これ、初見ではいまいちピンときてなかったんですけど、メモブを読んであ~なるほど!となったので思い出深いです。メモブ必須すぎんか?

このイベント、天羽ちゃんの文脈から見ると""突然日野さんより上手い演奏してきて何こいつ?ってなる""(私も???ってなった)んだけど、月森くんの文脈では日野さんが『惜しい演奏をしていて』『それに対して模範を見せて』日野さんの上達の一助になりたかったんですよね。いやもうホントに月森くんには日野さんしか見えてないのすごいね。松脂を袖につけていた素人からよくぞここまで……!

あとこれもメモブに書いてあったんですが、「常に厳しい目標を自らに課しているため、実は精神的にあまり余裕がないようです」の一文、これだけでも月森君の解像度1500dpiくらいに上がりますね。ほんとは日野さんが包み込んであげたいんですけど、悲しいかな香穂子もパラメータぎりぎりのところでやってるんであまり余裕がないんですよね 申し訳ない……

第三セレクション直前に気づく真実。
なんかしんどいと思った……!生きるのヘタクソか?

ここまできてなおパラメータに苦しめられるワイ香穂子ですが、なんやかんやで第三セレクションも余裕の優勝。ここまできたら全セレクションで優勝からの総合優勝でフィニッシュしてやろうと決意。ちなみに月森くんの演奏曲は白鳥。白鳥って…何?優雅に見えて藻掻いてるってか…?やめろよ……

ちなみに上記のツイートの時点で午前1時49分。季節の変わり目と仕事のストレスで体調を崩し気味のアラサーが起きてていい時間ではない。
そしてそんな時間まで起きていたせいで、

完全に何かに気づいてしまう。

突然これが魔法のヴァイオリンを手に入れた少女が人生の大半を音楽に捧げてきた人間たちを尻目にコンクールで総合優秀を果たすガチンコ音楽バトルゲームではなく、カテゴリとしては乙女ゲームに分類されることを思い出してしまったワイ香穂子。

「中途半端に男女になるならもういっそ結ばれたその日に体の関係まで持ってほしい」とまでツイートしたあたりでいい加減布団に入ることに。いや、いい加減にしてほしいのはこっちなんですけど……


一晩寝て(ほぼ寝れてない)、なんとか気を取り直して最終セレクションに向けて調整をかけていくことに。ここで攻略本を眺めていると、ライバル度が高いと「君に対して弾く」で、低いと「君のために弾く」という名前のイベントがそれぞれ起こることに気づいて爆散。金色のコルダ、マジで芸が細かい。
魔法のヴァイオリンで出場することに苦言を呈していた月森くんですが、ここまで勝ち上がってきた日野香穂子(ライバル度:高)に対して、音楽で生きていくつもりはないのかとの言葉を投げかけるまで彼女を認めることに。
悩んだのですが、断ることでイベントが見れるらしいので、「そんなつもりはない」と返す香穂子(実際コンクールのことしか考えてなかったので普通にビックリしました)。
というか、最終セレクションが近づくにつれて心がただ凪いでいくんですよね。優勝とかそういうのじゃなくてさ…私の音楽を奏でるだけなんだよ…

そんな心境を遠い目で語る日野香穂子。
に、対しての月森君の言葉。

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「君にその気がなくても、きっと君は次のセレクションで、その音楽を広めるだろう」
「君が望まなくても、世界が君の音楽を望むはずだ」

ッアアアアアアアアアアアアア~~~~~~~~!?!??!??!?!?!??!?!?!?!?!?ッッ金色のコルダ…!!!!!呪いの概念!!!!!

君が望むと望まざると関わらず、世界は君の音楽を望むだろう、って、ここに来て月森くんから"呪い"をかけられるなんてッウアア~~~~!?!?!?!?!?!?!??!?!????!?!


金色のコルダ世界における""呪いの概念""、最高すぎませんか!?まさか、金色のコルダ、無印という原点からこの要素含んでたんですか!?!?!?
私が最初にプレイした金色のコルダ3においては、冥加さんが小日向にかける""呪い""に感動し、最新作のスタオケでは一ノ瀬銀河が朝日奈少女と交わした約束もそれにあたると思っています。

ネじゃない

ちょっと多分普段私のツイートを見ていない人には何がなにやらな内容になったと思うので、金色のコルダ世界における呪いの概念については気力があればちゃんと人間の言葉で記事にしたいと思います。

とにかく金色のコルダとかいう最高コンテンツへの信頼を高めたところで、イベントも概ね起こしきり、あとは練習あるのみというところまで進める。
人に話しかけていると、何やら月森くんの奏でる音が変わったよね、と噂されていてニヤニヤしました。細かいな。恋しちゃったんだ?フゥン…?
畳みかけるように月森くんから「香穂子と呼んでいいか」との申し出が。承諾すると嬉しそうにするので良かったなぁオイ!ともはや誰目線の気持ちで祝福してしまいました。かほこ、って言葉を舌の上で転がしてその甘やかさ一人で微笑んで欲しいですね。(急に何?)

人物画面の月森くんも満面の笑み。これはもう完璧に結ばれるとしか思えません。

最終セレクション、カンタービレ解釈B「伝説を生んだ解釈」。
突如ヴァイオリンを手に入れて素人ながらコンクールすべてで優勝をかっさらっていく(予定の)天才、ワイ香穂子のためにあるような解釈じゃないですか。

そんな感じでもうやることねーべや!と余裕かまして臨んだのが多分良くなかった。

負けました。

いや総合優勝はしたんですけど普通に月森くんに、しかもそれなりの差で負けました。2位。え?マ?

私「悔しい……でも でもこれで良かったんだ 魔法はとけた コンクールはおわったんだ」
リリ「がんばったのだ、日野香穂子!」
私「リリ!!!!!違う!!!!!!!!!!!!!!私は!!!!!本当は!!!!!!!!!!!!!全部全部優勝して総合優勝したかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ゴールデンウィーク最終日、次の日から普通に仕事なのに、なぜこのアラサーはこんなガチ泣きをしなければならないのか!?!?!?!?

こっちをタイトルにすればよかった。
とにかくリリのねぎらいで普通に涙腺が崩壊しました。よくあるオタクの誇張表現ではなくマジです。

ちょっともうこの辺から半分くらい気を失いながらプレイしていたのですが、優勝を逃したショックもそこそこに、本来の目的を思い出し、足を引きずりながら屋上へ。
リリからもらった楽譜を手に取り、演奏する日野香穂子。月森君のインタビュー。

月森「行かなきゃいけないところがあるんだ」

階段を駆け上がる月森くん。普段の彼からは想像つかないくらい、めいいっぱい駆け上がる。アニメーション。何、もう……
何このゲーム……

そして

本当にありがとうございました。

これが………………金色のコルダ…………………


一時は「ここまで来て乙女ゲーム面して月森くんに女として見られたら失望で泣く」とか言ってたんですけど、なんかもう私が心配するまでもなく、高次元の魂のやりとりをしていて、あまりの光に目が焼き潰れた。
あまりに綺麗に終わりすぎて、2、やらなくてもええのでは…?とまで思いました。(やりましょう)

金色のコルダ無印、あまりの完成度にこれリアルタイムで浴びてたら思い出補正込で""人生""として心の椅子に座らせてしまうと思います。いや本当に。
そのくらい、熱くて、最高で、なんかもう…何?何なんですか?

勝手にフォロワーさんの言葉を拝借しますが、「日野香穂子という魔法のヴァイオリンをきっかけに音楽に触れる女の子の人生を生きさせるため、生きてる手応え(を与える)ために作り込まれてる」という点で、物語とゲーム性と伝えたい内容がここまで綺麗にまとめ上げられているのは本当にすごいと思いました。
思い返せばライバル度があがりすぎると見せてもらえない一面があったり、私はまだやっていませんが、逆注目という、自分とは違いすぎて逆に気になってしまうというのもパラメータの調整でできるらしく、そういう細かいけれども意味のある設定の積み重ねが生きてこちらに届く(乳酸菌か?)のが本当にすごい。

そう考えると最終セレクション、実際ライバル度が高いと相手が最後にメチャクチャ頑張ってくるという仕様だったらしいのですが、最後の最後に月森くんに負かされたのは、やっぱりそれで良かったんだと思います。日野香穂子を正当にライバルとして見据えた上で彼はおそらく今まで以上に努力したんだと思うし、その気持ちを引き出せたことが香穂子にとっては光栄なことなのではないか?そう思うことができました。

何はともあれ、学院に響く愛のあいさつはとても美しい音色でした。


ありがとう金色のコルダ。ありがとうルビーパーティ。このご時世にコンシューマの乙女ゲームを出し続けてくださることに敬意をもって、今後ともなるべくクソデカ3万BOXを購入します。

あと無印はSwichでもプレイできるようにしてもらえると多分いろんな人が救われると思います。











その後

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加地くん……ッ!!!!!!!!!!!!!!

2ffからプレイした時と、無印を一度浴びてからとで、""""重み""""が全然違いすぎてビックリしました。
というわけで満を持して加地葵くんも進めてきます。
ありがとうございました!


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