コロナを持ち歩いているのは我々新社会人ではないか
やっぱり、感染源になってるのは私たち大学生じゃないのかな、と思うのだ。
現在、毎日のように新型コロナに関する感染拡大のニュース、また感染防止のための自粛要請が出ている。子供が感染源になりかねないように休学措置をとったり、会社員にリモートワークを要請したりと、各世代に感染防止のための措置が取られている。
しかし、どう考えても、大学生に対する抑止策が少なすぎる。自由すぎると思う。
ここに一つのシナリオがある。
2月から3月にかけて春休みや卒業旅行等で海外に行く大学生が多い、しかも卒業旅行の定番ヨーロッパに行った学生はかなり多いはず。イギリス、スペインからウイルスを持ち帰っている可能性大。
海外から帰ってきた3月下旬。卒業式シーズンになり、送別会や写真撮影、別れを惜しむ集いが毎日のように開かれる。飲み会も写真もマスクを外してしまうし、距離も近くなり感染のリスクが高い。海外から持ち帰ったウイルスをここで拡散してしまう可能性大。
京都産業大学において、ゼミの送別会を中心としてクラスターが発生したとの報道があり、その感染源がヨーロッパ帰りの卒業生とのこと。この感染事例はどの大学で起こっていてもおかしくない。
そして、もっと恐ろしいのはこれからだ。
3月末、別れを惜しみつつウイルスを分け合った卒業生たちは、4月1日、社会に出る。新社会人として、日本各地の会社にウイルスを持ち込んでしまう。
怖すぎませんか…
この最悪な状況を考えてしまうのは、コロナの感染力について不明な点が多いからだ。14日間経って自分が発症していなくても、感染力を持っている可能性もあるのでは?と思う。実際どうなんだろう?まだわかってないからこそ、対策しすぎて悪いことは無いはず。
そして、わたしはその海外帰りの新社会人である。すでに帰国から14日間経過していて、私含め周囲の人でコロナに感染した人はいない。熱もないし咳もない。少なくとも私はいま健康だ。
しかし、どこが安全と言えるだろう。帰国後にまたウイルスをもらった可能性だってある。
私が入社する会社では、3月中に日本に入国した新社会人は全員、少なくとも4月中は出社できないという措置が取られた。社会人になれないという不安はあるが、会社にウイルスを持ち込んでしまう不安は無くなり、ホッとしている気持ちもある。
「正直言って、感染源って私たちじゃない?」
そんなことなかなか大きな声で言えない。なぜなら、気持ちがわかるから。
2月からずっと春休みで、すでに暇に飽きている気持ちもわかる。社会人になる前にみんなで遊んでおきたい気持ちもわかる。これから同期になるみんなで親睦を深める時期、流れに乗り遅れたくない気持ちもわかる。
説得力のある情報がない中、仲を壊さずに友人に注意できる方法がわからない…おそらく、ここで何を言っても、危機感のない若者には届かないだろう。
だからこそ、新社会人を迎える会社側の方々、どうか気をつけてほしい。これから目の前にくる後輩たちが、この3月どこで何をしてきたか想像してほしい。会社全体で措置を取れない状況だとしても、個々人の接し方で感染は防げると思う。もう、思いっきり距離をとってほしい。
若者を代表して、私からのお願いでした。
この記事は、特に新しい情報を提供する記事でもなく、ただ私が最近友人のSNSを見て思うところを吐き出しただけのブログです。主観に基づくことを、ご了承ください。