夕方のニュースに励まされるひきこもり新入社員
「緊急事態宣言から2日。現在渋谷はご覧の通り人通りも少なく、このような自粛ムードが続くと考えられます。」
閑散とした都市部を流すだけ、最近そんな報道が多すぎる…
観たものの影響を受けやすいタイプなので、毎日静まった渋谷を見せられると毎度暗くなるし、正直飽きた。そもそも好奇心の強すぎる人たちが、無人のセンター街を見物に来るとは考えられないのだろうか。
どうも、ニュースを見ているだけなのに悶々としてしまう自宅待機中の新卒社会人ろぎです。
こんな引きこもり生活の中、先日の夕方、私の心を癒してくれる言葉が報道番組から流れてきた
「こちらが、現在の渋谷です。ご覧の通り、空いている店も少なく、人もまばらです。『皆様一人ひとりのご協力、ありがとうございます。』」
不覚にも、乾いた引きこもりの心に沁みいった。
「news every.」のキャスター、藤井アナウンサーからの言葉だった。
私はこの言葉が欲しかったのかもしれない。ずっとひとりで家にいることなんて誰にも認識してもらえないし、辛さも不安も理解してもらえないのだ。まして当然のことなので褒められることもない。一人暮らし、ゆえに独り。引きこもる姿勢に対する認知と感謝を誰かに伝えてもらうことがいかに嬉しいか…
他にも、医療現場が切迫しているといったVTR明けに、「医療従事者も市民のひとりです。」と一声。
また、緊急事態宣言の中でも生き延びようとする飲食店の工夫や、八百屋さんが始めたドライブスルーサービスなど。一人ひとり市民にフォーカスを当てたほっこりする話題も紹介する。
自宅で引きこもっている今だからこそ、他者との繋がりや共感を扱うコンテンツにホッとするのだ。
最新情報が欲しい人もいれば、評論家のコメントが欲しい人もいる。すでに各々が好きなメディアを選択しているのだろうが、私はやっと今自分に必要な『連帯』を感じられるニュース番組を見つけられたように思える。
心が疲れて現実逃避に走る前に、癒しスポットを探してみるのは、いかがだろうか。
「news every.」の詳細はこちら。(全くもって回し者ではありませんが、放送地域などさがありそうなので貼っておきます)