4/12Mリーグ観戦記振り返り「序章」

4/12に行われた、Mリーグセミファイナル・第1回戦の観戦記を担当しました。

開幕戦の振り返りに、ぜひチェックしていただければと思います。

この試合は驚くような大物手や逆転劇などはなく、比較的穏やかな一戦だと感じた。

とは言えその中でも勝ち負けはあり、自身の手材料を生かした安定の打ち筋で亜樹選手が勝利。

僕は基本的に、セミファイナル以降は勝った選手をクローズアップする考えだ。

そこでまず、亜樹選手をメインに据えることに決めた。

守備

一方で面白かったのは日向選手のオーラスの選択。

日向選手はMリーガーの中でも守備意識が高く、大崩れしない麻雀を打っている印象がある。

これまで全てのステージでプラスを積んで来ている理由として、稼いだ点数を軽々に吐き出さない打ち筋は大きいだろう。

その日向選手の、最後の1pブロック。

攻めっ気の強い選手なら切ってもおかしくなさそうだし、そうなれば岡田選手が連荘する。

日向選手が逆転する可能性も残るが、逆転される可能性も残ってしまう。

そのリスクを冒さない選択は、ポイントを持っている現在のABEMASの立場を考えれば、非常に頼もしいのではないかと感じた。

この試合の注目ポイントだと思ったので、今回はダブルメインとして日向選手も取り上げた。

セミファイナル序盤の戦い

セミファイナルの序盤、3位以下のチームは上を目指す1点で戦うだろうが、ABEMASとサクラナイツの直接対決ではこの試合のように互いをけん制する局面が出てくると思う。

選手がなぜその牌を選んだのか、卓内だけでなく卓外の状況まで見据えていくと、試合がより面白く見られるようになると思う。

この試合はまだ序章。

あっと言う間に終わるセミファイナル、次のステージにどのチームが勝ち上がるのか、その推移を余さず追っていきたい。

スリム

今回の試合の記事は、比較的すっきりとしたボリュームになっている。

今回の試合の局数が少なかったのはあるけれど、中断期間で自分の記事について考え、クローズアップすべき局面を今まで以上に絞り込もうとしたのも要因の一つ。

記事をより読みやすく伝わりやすくするため、取り上げる局面はもちろん、文章の書き方一つとってもスリム化を目指していくつもりだ。

不要な表現は極力外す。

無意識のうちに、自分の工夫が伝われば幸いである。

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