アレの話
だいたいのフリー雀荘にはドリンクサーバーがあって、ある程度好きなものを無料で頼むことができます。とてもありがたいですね。
頼むものが決まっていたり、気分でいろいろ変えたりとか、その辺は人それぞれではないかと思いますが、僕の場合は1杯目でブラックコーヒーか炭酸水を飲み、2杯目以降は「アレ」を頼むことが多いです。
そう、「アレ」です。
「アレ」で通じる?
僕が「アレください」とお願いして、通じるお店はたぶん3つくらい。
もちろん、最初から「アレ」で通じたわけではありません。何度も頼み、「東川が頼む飲み物はアレ」という感じで店員さんも認識してくれたから、ひと言で通じるようになったのです。
個人的に好きなのですが、他に飲んでいる人は見かけません。今日も「そんなの飲む人初めて見た」と言われました。ただ、そこまでややこしい注文ではないはず…実際はめんどくさかったらほんとすいません。
ちなみに「飲んだけど意外といける」と言ってくれたプロの方は2人くらいいました。
「アレ」とはなんぞや?
結論から書きます。
「コーラ氷なし、炭酸割り」です。
コーラの氷なしを炭酸水で半分くらいに薄めたものです。当然ながら味は薄いのですが、適度に甘すぎず、炭酸の刺激も含めてこれが麻雀中の僕にはちょうどいいなと思っております。
ただ、毎回これを「コーラの氷なしを炭酸水で薄めてください」と頼むのはめんどくさい。そして僕がよく行くお店では、打っている最中に店員さんを呼ぶと「いつものでいいですか?」と聞かれるようになった、あるいは「コーラの…」と言っただけで「ああ、いつものやつですね」と理解してもらえるようになったので、こちらもそれに便乗するようになりました。
割加減はだいたい半々くらいのイメージですが、こちらがややこしいことを言っているのは承知しているので、出されたものはどんな割合であれ、おいしくいただきます。ああ、1回だけ「水」で割ってこられたことがあって、そのときだけは作り直してもらったけど・・・。
ちなみに、そんなに行かないお店ではめんどくさいことは言わず、普通に「コーラ氷なし」を頼みます。炭酸割りを頼むとだいたい最初は「はい?何言ってんだコイツ」みたいな反応をされることが多いし(被害妄想)、それもなんだか煩わしいので。
てか、炭酸系の飲み物に氷入ってると炭酸がすぐに抜ける気がしていやじゃないですか?僕はいや。
イキリですか?
よく、漫画とかで「マスター、いつもの」みたいな、ありがちなセリフあるじゃないですか。バーで普段飲んでいる酒頼むとか、女連れでいった高級店で常連面アピールするとか。現代日本でそんなセリフ言うヤツいるか?とは思うけど、なんとなく言ってみたい気がしなくもない。
そして、なぜか雀荘という場所でそれができるようになってしまった。それをイキリと言うならば、否定はしないしできません。もし自分の同卓者が「アレくれ」「いつもの!」とか言ってたら、僕も「何だコイツ?」って、たぶん思う。
でも、幸いにして僕が遊んでもらっているお店の方は、僕の嗜好を認識してくれた上で、そういうイキリを快く受け入れてくださっている。それは本当にうれしいし、時間と労力の削減になるので、こちらもガッツリご厚意に甘えております。
もちろん「アイツうぜえ」「キモイ」と思われている可能性は否定しないけど、もしそうなら布団かぶって涙に濡れる。だからどうかお願いします、思っていてもそれを表に出さないでください。
最後に
「アレ」とか言ってますけど、店員さんには必ず敬語です。注文のときもそうだし、持って来てもらったらその都度「ありがとうございます」と言います。お互い敬意を持って接したほうが楽しく遊べるっしょ?
僕はいつだって、いいお客さんでありたいと思うのです。盆面含め。できているかどうかはまた別の話。