映画のタイムテーブルあれこれ
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やはり特筆すべきは医学による究明パートの長さですな。現代にエクソシズムを持ち出すには、こんぐらいの入念な前フリが必要だったということか。
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ちなみに127分の全米公開版です。改めて眺め渡してみると、なんと端正で充実した構成であることか!モールに到着してからの、ロジカル&タクティカルな作戦行程が見事であります。
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「人類の夜明け」は全体からすれば意外と短く、ディスカバリー号のシークエンスは思いのほか長かったです。スターゲイトのシーンは11分!
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タトゥーインでの悠久たるテンポに比べて、デス・スター内部の冒険に移ってからの見せ場の詰まり具合が、改めて超やばい!既に『インディ』級の連続活劇が実現してます。
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真ん中でスッパリ分かれた構成が美しいですなあ。フーパーのケージが襲われてからの畳み掛けが凄いです。こんな終盤に見せ場がキュッと詰まってたか!
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前半のマリオン逃避行パートでの、畳み掛ける「バレるかもサスペンス」が、ミスリードとして抜群に効いてるのよね。 横領犯でも殺人犯でも、「バレるかも」を入れると観客は肩入れしてしまうという心理操作を駆使した傑作であります。
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大ネタ『七人の侍』(’50) 、上がりました!ひゃあ疲れた。
とにかく仕込みの前半が長い印象でしたが、こうして見渡すと全てが実にバランス良く配置されているのが見て取れます。 雨の最終決戦は意外と短いですが、そのぶんギュッと濃縮された見せ場の嵐となっております。
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殺人シーンはバタバタっと立て続けだった印象ですが、意外と等間隔で散らしてますな。
本題に入るまでの長さは、この時代のジャンル映画としては割と標準的なのよね。
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エイリアンとの遭遇まで慌てず丹念に描いてますが、船内の生活描写や未知の宇宙船の探検だけでも全く飽きませませんな!エイリアンを恐る恐る捜索するシーンにたっぷり時間を割いてます。お化け屋敷は「出るぞ、出るぞ」の緊迫した引っ張りこそがミソですものね♪
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ここでまさかの『エマニエル夫人』(’74)!
改めてノンストップなエロ密度に驚かされますわ。エロのインディ・ジョーンズだ!
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『ブルーサンダー』の構成が凄いのは、「ハリウッド娯楽映画は30分刻みで話が展開」の法則に、驚くほど正確に準じていること。スクリプト・ドクターの三宅隆太さんが、シナリオのお手本して何かにつけ参照されるのも頷けます。さすがダン・オバノン。ビバノンノン♪
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ずっと懸案だった『ディア・ハンター』(’78) 上がりました!最大のモチベは、結婚式シーンの比率を可視化することでしたw やはり圧巻の分厚さですなー!(29分30秒あります)