ROG Ally XへBazziteOS(SteamDeck風OS)を導入する方法を解説
はじめに
初めまして。
本記事ではBazziteOS(SteamOS風)をROG Ally XにインストールしてSteamDeck風にカスタムする方法を解説しております。
基本的には公式のInstallation Guideを参考にし、日本語化と一部改変をしております。
本記事通り導入すればWindowsとBazziteOSを切り替えながら使用できます。
BazziteOSの操作感については下記の記事に記載していますので、そちらもご覧ください。
Steamdeck化する最大のメリットは、スリープ機能の使い勝手がよくなることかと思います。
ハンドヘルドゲーム機は隙間時間で遊ぶことが多いと思うのでそのメリットはとても大きいですのでこれを機に導入にチャレンジしてみてください。
かなり長い記事となっていますが、説明と画像の通り実施すればインストールできるようになっております。
途中バックアップなど1,2時間待ちになる部分がありますが、その他の部分は1時間と少し程度でできるかと思います。
途中より有料記事となっていますので、ご了承ください。
注意事項
これから先は、下記注意事項をご理解の上参照いただければと思います。
下記事項に限らず、一切の責任を負いかねますので自己責任でお願いします。
本記事の内容はSSDのパーティション等を変更します。操作を間違えるとWindowsが起動しなくなることがありますのでご注意ください。
BazziteOSを導入する際にWindowsが初期化されることはありませんが、導入に失敗するとリセットしないと元に戻せなくなる可能性があります。Windows内に保管してあるファイル、セーブデータ等はバックアップしておくことを推奨します。
本記事はクリーンインストールされたROG ALLY Xを元に執筆しています。なるべく初期状態のWindowsで実行することを推奨します。※私は導入前にCloudRecoveryで初期化しています。
本記事は、SecureBootやデバイスの暗号化の設定を変更することがあります。セキュリティ的にはマイナスになる操作ですので、ご理解の上導入お願いします。
BazziteOSは、不要になればパーティションごと削除し、ブートテーブルを元に戻せばWindowsを初期化することなく削除できます。
導入が原因で不具合が生じた際は、メーカー保証等受けられなくなる可能性があります。
目次
1.準備
1.1 用意するもの
USB-Cハブ or ドッキングステーション
USBメモリ(32GB以上)※回復ドライブを作成するときのみ必要
USBメモリ(10GB以上)
USBマウス、キーボード
USB-Cハブ or ドッキングステーションは下記のようなものを準備すればよいかと思います。
※動作保証は致しかねます。
1.2 Windowsの回復ドライブの作成 ※任意
起動しなくなった場合、CloudRecoveryで復元できますが、数年後も実行できるか不明なので、購入時点で作成しておくことをお勧めします。
回復ドライブさえあれば、ASUSプリインストールアプリ等も含め工場出荷状態へ戻してくれます。
ただし、作成時点のSSD容量より小さいSSDには復元できません。
なるべく真っ新な状態で作成するのが好ましいですが、そうでなくても構いません。
また、SSDを換装するときも回復ドライブから復元できます。
※クローンではないのでユーザーデータは復元されません。
1時間から2時間は作成にかかりますので時間のある時にしてください。
※作成する際は、BazziteOSを導入前に実行してください。
まず、Windowアップデートが完了していることを確認します。
次に、システム-電源とバッテリーよりスリープに移行する時間を「なし」に設定します。
画面をオフは設定をしなくてもよいですが、念のため「なし」にしています。
この設定をしておかないと、回復ドライブの作成中にスリープになってしまい作成が失敗します。
作成完了後は元の設定に戻してください。
回復ドライブを作成するUSBメモリを接続します。
USBメモリは32GB以上である必要があります。
検索窓に回復ドライブと入力し、回復ドライブの作成をクリックします。
回復ドライブの作成が起動します。
システムファイルを回復ドライブにバックアップしますのチェックを忘れずにしてください。
次へをクリックします。
バックアップするUSBドライブを選択します。
USBドライブのデータが削除されるため注意してください。
関係のないUSBメモリなどは抜いておいた方が良いと思います。
注意事項を確認し作成をクリックします。
ここから2時間程度かかります。
作成途中にUSBメモリが認識されなくなると失敗します。
作成中は触らないことをお勧めします。
1.3 必要なファイルをダウンロード&インストール
次の2つのファイルをダウンロードします。
BazziteOSシステムイメージ
Balena Etcher
1.3.1 BazziteOSシステムイメージ
1つ目はASUS ROG Ally & Ally Xを選択
2つ目はKDE(Like SteamOS) or GNOMEをお好みで選択
特にこだわりなければKDE(Like SteamOS)を選んでおけば問題ないかと思います。
下の画像のように選択、Download Bazzite-deckをクリックしダウンロード
1.3.2 Balena Etcher
Windows用をダウンロード(一番上)
ダウンロード後インストーラーの指示に従いインストール
ここから先は、私が実施しセットアップできた方法を記載しています。
環境によっては同じように実施しても正常にインストールできない可能性があります。
作業は自己責任でお願いします。
※保障はできませんが、最悪起動しなくなっても今のところCloudRecoveryで復旧できると思います。
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