親知らず4本(5本)一気に抜いたレポ
親知らずを抜きました。
抜くまでびびりまくってたので、同じような人の参考になればいいなあと思います。
※結論だけ読みたい方は、目次より「親知らず一気に抜いてみた」へどうぞ。
『』:医者
「」:自分
■きっかけ
20歳を過ぎた頃から、上の親知らずが貫通してきた。
痛みはないけれど、とにかく何か食べるたびにモノが引っかかりまくってそれなりにストレス。
その上歯磨きで取ろうにも、
奥過ぎて取れない+角度がアレで無理に取ろうとすると痛む。
「まあ一本なら大した事なさそうだし聞いてみるか」
そんな軽い気持ちで、いつもの歯医者で定期検診のついでに聞いてみた。
というかちょこっとしか出てないし、そもそも抜く必要あるんだろうか。
『今すぐ抜く必要はないけど、虫歯になりかけてるから将来的には抜いたほうがいいね。
ただ埋まってるから歯茎切開しないとだめだね、これ以上生えてくることもないでしょうし。
うちじゃ抜けないから、抜くなら紹介状書いておくね』
「抜きます(まあ一本なら大したことないやろ)」
二つ返事で抜くことを決めた。
■1本のはずが一気に抜くことになった編
元々子供の頃にそれなりに痛い思いをして抜歯した苦い思い出があるので、びびりまくりながら紹介された病院へ向かった。
(なので歯医者の注射がめちゃくちゃ嫌いである)
いつ抜くんだろう…とか緊張しつつ、レントゲンやらなんやら諸々検査をする。
ついに自分の番が来て、やはりびびり散らかしながら診察台に座った。
『親知らず4本ありますね』
「4本」
『ついでに人より1本多く歯が生えてます。
なので5本ありますね』
「5本!?!?!?」
子供の頃に泣きながら抜いた、あの3本はなんだったのか…とか思いつつレントゲンを見る。
確かに5本ある。そんなサプライズいらねえ
医者が『珍しいんですよ』とか言ってるが、
自分にとって大事なのはこの親知らずどもを抜く必要があるかどうかだったので、
正直まともに話を聞く余裕はなかった。
「抜いたほうがいいんですか?」
『抜いたほうがいいですね』
現実は非情である。
「埋まってるのに抜く必要あるんですか?」
『この親知らずのせいで隣の大臼歯が虫歯になることもありますし、一番奥の大臼歯は一生残しておきたい歯なので抜いたほうがいいと思います。』
『埋まってるので今すぐ抜く必要はないと思いますが、年をとって抜くより若いうちに抜いてしまったほうがいいです。』
『骨が硬くなって抜きづらくなりますし、
何より抜歯が必要になったときに抜こうとしても抜けるとは限りませんから。
今はお若いので何も問題ないですが、高齢になってくると基礎疾患とかありますからね(うろ覚え)』
大体そんな感じの説明を受けたが、この時の自分は抜歯の恐怖で頭がいっぱいだったのであまり覚えていない。
だけど、『高齢になってくると基礎疾患が』の台詞が予言にしか聞こえなかった。
自分が元気な高齢者になる未来が見えない。
なにせ出不精の不摂生だ、高齢になったら絶対何かしら生活習慣病抱えてると思う。
「抜きます」
またあのクソ痛い注射何回も受けることになるのかあ…とか思いながら返事をした。
『じゃあ全身麻酔で一気に抜きますか?』
そんなことできんの!??!?!?
『入院が必要になりますけど、どうせ抜くなら一気にいったほうが楽ですよ』
「全身麻酔でお願いします!!!!」
迷う理由がなかった。
■親知らず一気に抜いてみた
たぶんこのnoteを読んでくださっている方は、痛みが気になる方だと思うので結論だけ先に書く。
口内炎のほうが痛い。
なんなら全身麻酔の点滴のほうが痛かった。
※以下詳細
全身麻酔で抜くことになった親知らず。
とはいえ、「親知らずの抜歯は抜歯後が地獄」とか散々見たので怖いものは怖い。
しかし、調べて出てくる体験談は大抵4本。
5本一気に抜いた体験談を探し回ったが、自分が調べた時には見つけられなかった。 珍しいからそりゃそう
加えて親からも
「一気に抜くとか物食べられるの?」
「普通1本ずつ抜くもんじゃないの?同時とか聞いたことない」とか追撃を食らう。
結局怯えながら手術台に上がった。
『全身麻酔の点滴、刺激があるのでちょっと痛いですよ』
へーほーふーんとか思いながら聞いていたが、
ちょっとどころかめちゃくちゃ痛え!!!
でも痛いのは一瞬だった。
片腕痛えええこんなんで麻酔で気絶できるの!?
とか思ってたら手術が終わっていた。
(確かに痛かったけど、歯医者の注射のほうがよほど痛かった)
(あくまで普通の注射の範疇という感じ)術後、手術の痛みよりもめちゃくちゃ眠くて寝直そうとしたら麻酔科医に起きてくださいって言われた
麻酔が覚めるまでぼーっとしつつ、「(このあとめちゃくちゃ痛むんだろうな…)」とか憂鬱になりながらその時を待つ。
(麻酔だんだん切れてきたな…)
※このとき、唇の一部だけいつまでもしびれてたので様子見に来た担当医に聞いたところ『神経が近かったので様子見ましょう』とのことだった。
(なお1時間も経たないうちに痺れは治った)
3時間くらいそのままぼーっとしていた。
あれ?全然痛くないぞ????
なんなら普段の口内炎のほうが痛いな…???
『痛みはどうですか?』
ちょうど看護師の方がこられたので、ついでに聞いてみる。
「全然痛くないんです。何か理由があるんですか?」
『全身麻酔だからかもしれませんね。
局所麻酔だと患者さんが起きてる状態で行うので、ガッツリ処置できないんですよ。
全身麻酔だと患者さんが寝てる状態で行うので、術者が止血などの処置ガッツリできるんですよね』
なるほどーとか思いながら聞く。
『あと先生が上手いんだと思います』
結局そこかあ。
■最後に
全身麻酔で親知らず一気に抜いたら案外痛く無かったのでおすすめです。
(やることなさすぎてベッドの上から勢いでnote書きました)
痛いことは一気に終わらせたい方にはいいかも。
あと時間のある方(どうしても入院になるため)
自分みたいに親知らず抜くの怖くて震えてる方の参考になれば幸いです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。