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💵ブレトン・ウッズ体制、タックスヘイブン 世界の金融化
ブレトン・ウッズ体制 (1944年)
1944年7月: 第二次世界大戦がまだ終わっていない中、アメリカのニューハンプシャー州ブレトン・ウッズで44か国が集まり、戦後の世界経済秩序について話し合いました。この会議で設立されたのが、国際通貨基金(IMF)と世界銀行(IBRD)です。また、この体制は固定為替レート制度を採用し、各国の通貨は金または米ドルに固定されました。米ドルは金に対して固定され、世界の主要通貨の基準となりました。
1971年8月: リチャード・ニクソン米大統領は、米ドルを金との交換から切り離す「ニクソン・ショック」を発表し、ブレトン・ウッズ体制は事実上終了しました。
タックスヘイブンの出現と発展
20世紀半ば: タックスヘイブンとして知られる国や地域が出現し始めました。これらの場所は、低税率または無税で企業や個人が資産を保持できる環境を提供しました。
1980年代: 金融自由化とグローバリゼーションが進む中で、タックスヘイブンは資本の国際的な流動性を高める役割を果たしました。多国籍企業や富裕層は、税負担を軽減するためにこれらの地域を利用しました。
世界の金融化
1970年代後半から: ニクソン・ショックとそれに伴う固定為替レート制度の崩壊後、世界経済は金融化の時代に突入しました。金融市場、金融商品、金融サービスが急速に拡大し、経済活動における金融部門の比重が増加しました。
1980年代~1990年代: 自由化、規制緩和、技術革新が進み、国境を越えた資本の流れが加速しました。金融派生商品の拡大や電子取引の普及がこの時期の特徴です。
2000年代~現在: 金融危機(特に2008年の世界的な金融危機)は、金融化の進展に伴うリスクを浮き彫りにしました。しかし、金融化のトレンドは続いており、デジタル通貨やフィンテックの台頭が新たな発展を見せています。
この時系列は、ブレトン・ウッズ体制の確立から現代の金融化までの大きな変化と発展を示しています。世界経済における金融の役割は、時間とともに顕著になってきており、これは今後も変わる可能性があります。
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