DDA(Digital Differential Analyzer)は、コンピュータグラフィックスで使用される線画アルゴリズムで、指定した2つの端点間の線分を生成する。これは、2つの端点のx座標とy座標の増分差を使って線を描くシンプルで効率的なアルゴリズムです。
DDA線生成アルゴリズムに関わるステップは以下の通り:
線分の2つの端点、(x1,y1)と(x2,y2)を入力する。
端点のx座標とy座標の差をそれぞれdxとdyとして計算。
直線の傾きを m = dy/dx として計算する。
直線の初期点を(x1,y1)とする。
直線のx座標をループし、毎回1ずつ増加させ、対応するy座標を方程式y = y1 + m(x - x1)を使って計算する。
計算された(x,y)座標のピクセルをプロットする。
終点(x2,y2)に達するまでステップ5と6を繰り返す。
DDAアルゴリズムは比較的簡単に実装でき、計算効率も高いため、リアルタイムアプリケーションに適しています。しかし、縦線を扱えない、浮動小数点演算が必要でシステムによっては処理速度が遅くなるなどの制限がある。それにもかかわらず、コンピュータ・グラフィックスで線を生成するための一般的な選択肢であり続けている。