🕊‎コンパイラの基礎 最左戦略など。

コンパイラの基礎: 最左戦略


コンパイラの操作の中心には、ソースコードを解析し、機械が解釈可能な命令へと変換する能力があります。このプロセスで使用される基本的な技術の一つが、構文解析の基盤ともいえる「最左戦略」です。

最左戦略(leftmost derivation)とは、入力文字列を解析する際に、非終端記号のうち最も左にあるものを順に展開していく手法です。この方法は、構文木を構築する際に決定論的で体系的なアプローチを提供し、解析中に発生する曖昧性を解消するのに特に有効です。

実際の応用において、最左戦略はLLパーサの構築における基礎となります。LLパーサは、入力を左から右に読み取り、最左導出を生成します。その明快さと精度により、高水準プログラミング言語を実行可能なコードへ正確に変換する堅牢なコンパイラを設計することが可能となります。

最左戦略を習得することで、現代のソフトウェアがシームレスに機能するための繊細なプロセスを理解することができます。それは、コンパイラ設計の優美さと複雑さを物語るものなのです。

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一体何の絵なんだ?、こわい

蔵書目録には最左最内木についてメモがある。

ラムダ計算の構文論

最左戦略というのがあるみたいだ。ちなみにラムダ計算はラムダさんという人でなくモイセイ・シェインフィンケリという人が考え始めたらしい。どうもラムダに似た^記号が活版で出なくてλ(ラムダ)で代用しただけという。

コンビネータ論理(Combinatory Logic、組み合わせ論理)は、モイセイ・シェインフィンケリ(ロシア語版、英語版)(露: Моисей Эльевич Шейнфинкель、英: Moses Ilyich Schönfinkel)とハスケル・カリー(英: Haskell Brooks Curry)によって、記号論理での変数を消去するために導入された記法である。最近では、計算機科学において計算の理論的モデルで利用されてきている。また、関数型プログラミング言語の理論(意味論など)や実装にも応用がある。

コンビネータ論理の最初の発明者であるモイセイ・シェインフィンケリ(ロシア語版、英語版)は、1924年の論文以降それについて何も出版していない(ヨシフ・スターリンが1929年に権力を確固なものとしてからはほとんど出版を行なっていない)。1927年後半、カリーはプリンストン大学の講師として働いているときにコンビネータを再発見した

シェーンフィンケルは、拘束変数の使用を避ける形式的なシステムを開発した。Schönfinkelは、このシステムをKとSだけに縮小できることを示し、このシステムのバージョンが述語論理と同じ力を持つことの証明を概説した


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