🪛TC4538BP,TC4538BF 単安定マルチバイブレータ フリップフロップとの違い
単安定マルチバイブレータ (Monostable Multivibrator):
動作:単安定マルチバイブレータは、1つの安定状態と1つの不安定状態を持つ。外部のトリガー信号が与えられると、単安定マルチバイブレータは一時的に不安定な状態に遷移し、設定された時間が経過すると再び安定した状態に戻る。
用途:タイミングパルス生成など、一定時間の遅延を生成するのに使用される。
出力:トリガー信号が入力されると、出力は一時的に反転し、タイミング要素(たとえば抵抗とコンデンサ)に基づいて設定された期間の後に元の状態に戻る。
フリップフロップ (Flip-Flop):
動作:フリップフロップは、2つの安定状態を持つバイステーブル回路である。入力信号(通常はクロック信号)に応じて、これらの状態の間を切り替えることができる。
用途:データストレージ(1ビットのメモリとして)、カウンタ、ディバイダ、レジスタなどのデジタル系統回路に使用される。
出力:フリップフロップの動作は、セット(S)とリセット(R)、またはデータ(D)とクロック(C)などの入力信号によって制御される。フリップフロップの種類(RS, D, T, JKなど)によって、入力と出力の関係は異なる。
https://en.wikipedia.org/wiki/Multivibrator#/media/File:Original_Abraham-Bloch_multivibrator_circuit.png
1942年 - この頃の回路はリップフロップ回路にやや似ているが、一方のバルブのアノードから他方のバルブのグリッドへの結合はコンデンサのみであり、定常状態では結合が維持されない"。
1942年 - 特定のフリップフロップ回路としてのマルチバイブレータが登場する。このような回路は「トリガ」または「フリップフロップ」回路として知られ、非常に重要であった。
1943年 - ワンショットパルスジェネレータとしてのフリップフロップが登場。「2バルブフリップフロップとマルチバイブレータの本質的な違いは、フリップフロップはバルブの1つがカットオフにバイアスされていることである」。
1949年 - フリップフロップとしての単安定:「単安定マルチバイブレータはが登場、今日『フリップフロップ』とも呼ばれている」。