🎶Gabaと特保

「GABA」と「特定保健用食品（特保）」は、それぞれ異なる概念です。

1. GABA（ギャバ）: GABAは「ガンマアミノ酪酸」の略で、人間の脳内や動物、植物などに広く存在する天然のアミノ酸です。GABAは主に神経伝達物質としての役割を持ち、脳内で興奮を抑える作用があります。このため、ストレス緩和やリラックス効果、睡眠の質の向上などに関連する機能があるとされ、健康食品やサプリメントとしても市販されています。

2. 特定保健用食品（特保）: 特定保健用食品とは、日本で消費者庁に届出され、科学的根拠に基づく特定の健康効果を持つと認められた食品のことです。これらの食品は「トクホ」とも呼ばれ、健康維持や疾病の予防に役立つ効果・効能が期待できるとして、ラベルにその旨が記載されています。例えば、血圧が高めの人に血圧を下げる効果がある食品や、コレステロールを下げる効果がある食品などが特保に指定されています。

GABAを含んだ健康食品やサプリメントが「特定保健用食品」として承認されるためには、その効果に関する科学的な根拠が必要であり、それが消費者庁によって評価される必要があります。したがって、市場に出ているGABA含有食品が全て特保であるわけではありません。特保のラベルがついた製品のみが、特定の健康効果を有すると公的に認められたことを意味します。