memento森 RED~活動休止に寄せて。
今日で活動休止。ライブ前の読み物提供!笑
会場と通販限定でリリースされた 『 RED 』このご時世に、すべての音源毎回全国流通の必要はない派(個人的意見)の私からすると良い形態のリリースだと思いました、とりあえずは配信もなし。不便といえば不便!!しかし、この音源はこれが最適解な気がしてならない。何故かを少し掘り下げてみる、あくまで個人の感想!!!
新曲と過去曲が織り混ぜになったアルバム
『RED』
過去曲は私が知るところだと
『D.I.P』『Syncronic』『day,』
過去に作った曲でメンバーが変わったり、編成が変わったり、演者側の音楽観が変わったりで演奏されなくなる曲は多数ある。
当時のメンバーと作ったものを最新形態にリアレンジしブラッシュアップするという作業が実は新曲作るより100倍しんどい。歌詞の見直し、アレンジの見直し、当時の気持ちでしか歌えなかったりする曲もあったりなかったり、一度ある程度の完成を見てしまったものは、紛れもなく一度終わってしまったものだったりする。
memento森の様に音楽性そのものが変遷をたどっているバンドの場合、昔から知っているかたにとっては、待ってました!という部分があるにせよ、新しい自分たちを好きでいてくれてる人たちには違和感としてしか受け入れられない可能性もある勝負なのだと個人的には思う。
そこでとった作戦が会場限定なのではないかと勝手に思う。そして新曲との混合アルバム。ライブで見せれば納得してもらえる。
んーかっこええなー、ライブバンドやな。
このアルバム聴いたらわかるが、なにがすごいって
『ワダアツシ』
もうREDワダ!スーパーサイヤ人RED!
リアレンジすると決断に至っても実現には厳しい道が待っている。
前述の様になんてったってめんどくせぇ!違和感もぬぐえねぇ!!
それを全て一手に引き受けたのはワダアツシと言っても過言でしかない!!!笑
過言だ!みんな頑張った!!
にしても、ワダさんだろ。『RED』より『WAD』にしろ。
D.I.Pにはソロの
Syncronicではヲトノ羽の
day,にはmemento森の
わだ、ワダ、和田、wada
memento森のある種過去を振り返らざるを得ないアルバムに、バンドとしては一番新参の男が自分の音楽人生の全てを掛けることで向き合うカッコ良すぎるアルバムこそ『RED』とみたり。
day,のピアノから後半のギターの壮大さ!!!
最高越えた。泣いた。
最後に新曲の一つ『BLUE』には触れておく
これが現在進行形のmemento森か。最高やんけ。
己のカルマで首を吊る男=Miya-zが過去の自分を赦せたのかと微笑ましくなる。
立川談志は落語とは人間の業の肯定であると昔よく口にしていた。
Miya-zさんは自分の業を肯定できたのかもしれないと思いを馳せる。
memento森は過去のmemento森を肯定できたんだろう。
『for』へのセルフアンサー。
名曲群!良いアルバム。触れられなかった曲も多数ある、歌詞が変わってる部分も多数ある。
自分で聴いて探してみてください。
休止と名打つ輩共(先輩バンド)に戻ってくる場所が無くなるほど素敵な音楽で世の中が溢れます様に。
ギシギシと軋む本棚から取り出した美しいアルバム。赤裸々に『RED』
p.s.宮地さんから木原へのラブレターとして聴くと萌えるのでおすすめ
おい、ガタこのやろうday,の細かいハイハット一回気になるとそれしか聞こえなくなるじゃねか(._.)