英語学習 音声編1「t」と「d」と「l」はほぼ同類
こんばんは。
普段は夜中にふと読みたくなるエッセイのようなものを思いつきで書いています。
roddyと言います。
今回は、珍しく人のためになる(?)話を書いていこうと思います。
というのも、実は私、言語について考えることが大好きなのですが、中でも英語について考えるのが好きで、勉強しながら考えながらを続けているうちにTOEICで975を取ったことがあるのです。
はじめて受けたときはは650だったのですが、半年毎に綺麗に70〜80ずつ伸ばしていって最終的には最高975。英語が衰えてからもコンスタントに900は超えていました。
その勉強法や攻略法などは別の回で話すつもりなのですが、その過程で気になって考え詰めている間に、
もしかしたらこういうことなのかもしれない!
と、自分の中で結論に至ったお話をいくつかさせていただこうと思います。
今回はその第一弾。
「t」「d」「l」の発音について。
よく英語学習者がつまずくところの一つに発音があります。
特に、英語では単語帳や辞書で学んだ通りの発音で聞こえてくることは稀で、ネイティブスピーカーの発音に近づけば近づくほど、相手の話すスピードが早ければ早いほど全く違って聞こえます。
中でも有名なのが
water
普通に日本語で表記される際には、
ウォーター
とされます。
しかし、実際は(発音を文字で表すには限界がありますが、近い表記だと考えていただければ幸いです)
ワダ
や
ウォーラー
など、様々に聞こえます。(国によって細かい部分が違う)
そもそも、いわゆる"伸ばす棒"である「ー」や"跳ねる音"の「ッ」というのは英語には存在しないので(こうした言語そのものに関する話はまた別の機会に)、たとえ、ウォーターと言ってもウォタと言っても外国人には同様に聞こえます。
これが逆の現象で捉えられるのが、「ん」です。
これは、大学の言語音声学の講義で習ったのですが、
実は日本語の「ん」は四つ(実際はもう少しある)の異なる発音を全て一つの文字で表しているのです。
ワンタンメン館
と言ってみてください。実はこれらの「ん」は全て別の音になっています。細かい説明はしませんが、これを意識するだけで英語のnの指す発音の違いがわかるようになります。
実際、私はフィリピン留学でsingのnの発音が違うと言われたとき、
じゃあ今からnの入ってる言葉を言うから、どのnか教えてと言って、ワンタンメン館と言いました。
そしたら、三つ目だと教えてもらえたのです。
こういう使い方もできます。
話をwaterの発音に戻します。
こうしたことがあるため、ワダかワーダーかには違いがありません。今回注目したいのは、スペルの中にdの音がないのに、実際には発音に現れていることです。
多くの方がご存知の通り、tはdの発音に変わることが多いです。ここまでは最近の英語学習ブームからもよく知られていることだと思います。
しかしここで私は、なぜそうなるのかが気になりました。
tがdになんでなるんだ。
さらに言えば、
little
はリロのように、tの発音がlに近くなっている。
tがdにもlにもなるのはなぜなのでしょうか。
ここで笑点のメロディを全て「た」で歌ってほしいのです。
たたったったた たたったったた たたったったたった
これ、歌っているうちにこうなりませんか。
ただったっただ
や
たらったったた
長く歌えば歌うほど、「ら」と「だ」の数が増えてきませんか。
tって英語では弱い子音に分類されるんですが、dとl(この場合は暗いlと呼ばれる)はもっと弱い音だと思うんです。
tは舌先を上の歯茎につけないといけませんが、力を抜くとdに、さらに力を抜くとlになります。
これ自分でやってみるとよくわかるので、発音をきちんと勉強したい方はおすすめです。
英語の勉強にこう言った理論的なことは不要という人もいますが、理論や知識を持って勉強するか否かで伸びや定着度は格段に変わります。
そういう考え方やショートカットをいろんな人に知ってもらって、言語の面白さを知ってもらいたい。英語に対する苦手を少しでも減らしたい。そういう英語学習の手助けができる情報を発信していく。
そういう人に私はなりたい