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#わたしとマリノス Part1/2 〜僕がマリサポになった日〜

どうも。

いつもマリノスの戦術レビューを書いているロッドです。


先日、今やすっかり行きつけの店になった某とり9にて、戦術ブログではなく単純にマリサポ自分史のようなものを書いてみようか、という旨の話をしていました。数ヶ月前にご自身のサポーター遍歴について書かれた方のブログを読んで、すごく共感できる部分が多く、単純な読み物として面白いと感じたこともあり、僕も書いてみようと思ったことから本稿の執筆に至りました。まあ、”まりびと”のサポーターVer.だと思って読んでいただけたらって感じです!

いまこうして本稿を読んでくださっている皆さんも #わたしとマリノス というハッシュタグを付けて、ご自身のマリサポ遍歴やらマリノス愛を思う存分に語ってみてください。形式はブログでもnoteでも140字のツイートでも構いません。実際に自らの歴史を振り返ってみる体験は、すごくエモーショナルなもので、マリノス への愛着もより一層強くなりますよ!

そんなわけで実際に話を進めていこうと思うのですが、長いマリサポ自分史を1つの記事にまとめようとすると、膨大な文章量になることが予想され、自分で後から読み直すことが億劫になりそうなので、二部構成にします。

1. 僕がマリサポになった日
2. そしてレビュワーに(※近日公開予定)


【2002.07.27】


というわけで、今回は僕がマリサポになったきっかけを書いていこうかなと。

僕がマリノスに出会ったのは、紛れもなく2002年の日韓W杯の影響です。ブラジルの優勝で幕を閉じた大会終了後、サッカーを生で実際に見てみようと父親が入手してくれたチケットで国立競技場へ行きました。その試合がたまたまマリノスvs柏レイソルの試合だったんです。

この時、ちょうど中村俊輔がイタリアのレッジーナに海外移籍した直後で、まだスタジアムのグッズ売り場には俊輔のグッズが売られていました。そこで、俊輔の10番のTシャツとマリノスのフラッグ、フェイスペイントのフル装備を購入していざスタンドへ。

スタンドに入ると、大声でチャントを歌うマリノスサポーター達の姿がそこにありました。まだ試合前にもかかわらずあまりの声量の大きさに、当時まだ幼かった僕は恐怖を感じ、懸命に耳を塞いでいたのを覚えています。笑
マリーノス、マリーノス、Fマリーノス〜♫ はその当時から歌っていましたね。僕が最初に覚えたマリノスのチャントです。


実際の試合はというと、点の取り合いで好ゲームでした。僕には記憶がなかったんですが、父に尋ねてみると、両チーム共に退場者を出すという、なかなかエンターテイメント性の高い試合だったようで。(横浜2人、柏1人の計3人が退場

90分で決着はつかず、試合は延長戦へ。当時は、リーグ戦でも90分で勝敗がつかなかった場合は延長戦を行うレギュレーションだったんです。しかもどちらかが点を取った時点で試合終了というゴールデンゴール方式。

結果的に、延長後半に当時デビュー間もない坂田大輔のVゴールが決まり、3-2でマリノスが勝つという劇的な幕切れでした。


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※公式記録等は下記リンクから(懐かしい名前が並んでいるかもです・・・


生まれて初めてプロスポーツを現地観戦した日。

最も印象に残っているのは、ゴールが決まった瞬間のスタジアムの雰囲気です。四方八方どこを見渡しても全員が両手を突き上げて歓声をあげている光景。生まれて初めて目の当たりにしたあの光景だけは17年経った今でも鮮明に覚えています。

まさに最高の瞬間です。現地観戦の最大の長所はこの瞬間を享受できることと言っても過言ではありません。

たったの1試合ですっかりマリノスの虜になった僕と父は、その後もマリノスのホームゲームに足を運び、いつしか家族全体を巻き込んで横国に通うようになりました。


【#すべてはマリノスのために 我々にできること】


こうして自分が初めて現地観戦をした時のことを回顧していると、とあることに気がつきます。それは、同じ試合であっても、人によってその意味合いは全く変わってくるということです。

おそらく、2002年当時すでにマリサポで、この日の国立で現地観戦をしていた方でも、よほどのことがない限りはこの単なる1試合のことを事細かく覚えていないのではないでしょうか?

僕もそうです。初めて観たこの柏戦こそ覚えていますが、その後に観に行った試合の光景や印象は、ここまではっきりとは覚えていません。

でも、初めて観に行った試合は特別です。駅から両チームのユニフォームを着たサポーターが列をなしてスタジアムへ歩いて行く光景、ゲートを潜ってスタンドに入った時の高揚感、初めてスタジアムで買ったグッズ。これらは決して色褪せない思い出・記憶として心に刻まれるものです。


すべての試合には、必ずそれを形作るストーリーがあります。優勝のかかった試合、大事な選手の現役最後の試合。もう優勝も残留も関係ないただの消化試合だって、”消化試合”という立派なストーリーなのです。これらは客観的なもので、スタジアムにいる多くの人が同じ想いを共有できるストーリーですよね。

一方で、ストーリーには主観的かつパーソナルなものもあります。例えばよくTwitterで見かけるのは、「受験勉強のため、今日の試合を最後にしばらくスタジアムに来られない」というもの。これはまさしく主観的かつパーソナルなストーリーですよね。がんばれマリサポ受験生!

この点、初めてスタジアムを訪れる人のストーリーも同じです。試合の結果、試合の内容、選手、サポーター、スタジアムの雰囲気、ちょっとしたBGM、酔っ払ってスタンドで騒ぐ酩酊状態のおっさん。それら全てが初めての体験を演出するプレーヤーであり、もう一度スタジアムに足を運び、最終的にマリサポになってくれるかどうかは、そうしたあらゆる要素でもって彼/彼女の心を動かす必要があります。

そうであるならば、我々既存のマリサポとして新規ファンの獲得に貢献できることは何でしょうか。多くの人に日産スタジアムを訪れてもらい、入場料収入を増やし、チームを強くするためにできることは何でしょうか。それは、全力の応援と最高の雰囲気でもって”一見さん”を迎え入れ、彼らの心を動かすことなのではないでしょうか。よって、我々既存のサポーターに与えられた使命は、スタジアムの最高の雰囲気を作り出すために尽力することです。たとえどんな消化試合であっても初めてスタジアムを訪れる一見さんは必ずいらっしゃいます。だからこそ、試合の重要度に関わらず、毎試合のチャントひとつ、拍手ひとつに魂を込め、いつもスタンドを最高の雰囲気にすること。それこそが我々に与えられた使命であり、その積み重ねが多くの新しいサポーターを生み出し、クラブを強くするのではないでしょうか。


愛するマリノスのために、



ひとりひとりの気持ちを合わせて、



最高の雰囲気を作りたい。



このクラブを強くしたい。




17年前、1人の幼い少年に与えた感動をもっと多くの人々に。




そう願うばかりです。






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