犬の関節トラブルとは!?

ヒトも犬も猫も、年と共に骨や筋肉が衰えて関節の弾力性が低下して負担がかかりやすくなります。
関節に負担がかかりすぎるとケガや炎症を起こす原因となって、痛みで歩けなくなる場合もあります。
ただし若いうちから悪い子もいて、ココナは仔犬のころからかなり膝が悪くて1歳くらいのときに両膝手術しました。
今回は「犬の関節トラブルとは!?」について書きました。

【もくじ】

・代表的な関節トラブル
・生活に取り入れたいこと
・まとめ

ではひとつずつ見ていきましょう!

【代表的な関節トラブル】
◆変形性膝関節症
関節軟骨の損傷や変形することが特徴。
痛みが伴うことで歩くことが難しいです。
シニア期以降に発症しやすくなります。
<初期症状>
・階段の上り下りが困難
・起き上がる動作が遅くなった
・足を引きずるようになった
・家の中で横になっていることが増えた

◆膝蓋骨脱臼(パテラ)
膝にある膝蓋骨(しつがいこつ)というお皿状の骨が、正しい位置から外れる(脱臼)する状態のことです。
もともとこのお皿状の骨に深さがないと外れやすいです。
原因は先天性のものがほとんどですが、後天的な外傷でなることもあります。
膝蓋骨脱臼は無症状から歩行困難な状態まで幅が広く、程度のレベルは4段階に分けられています。

グレード1:普段の生活で脱臼を起こすのはまれで、無症状
グレード2:膝を曲げると脱臼してしまうが元に戻ると普通に歩ける
グレード3:膝蓋骨は脱臼したままの状態で、指で押すと一時的に元の位置に戻るが腰をかがめて内股で歩くようになる。
グレード4:膝蓋骨は常に脱臼している状態。指で押しても元の位置に戻りません。
ただし生活に支障がでない子もいます。

◆椎間板ヘルニア
骨と骨の間でクッションの役割をしている椎間板が何らかの原因で逸脱し、脊椎を圧迫している状態です。
ヘルニアが起こっている周囲の痛みにはじまり、手足に痺れが起こり酷くなれば麻痺が起こり歩行が困難になります。
遺伝性の要因もありますが、加齢が原因で起こることもあります。
ここでは割愛しますが、ヘルニアも程度によって5段階に分けられます。

【生活に取り入れたいこと】
◆フローリングのような滑りやすい場所は注意が必要です。
また高いところからの上り下りを頻繁にしている場合も膝に負担がかかりやすいです。
◆適度な運動で筋肉をつけましょう。
加齢により関節が硬くなりやすいです。
適度な運動で筋肉をつけて、柔軟な関節を維持しましょう。
食事のバランスや膝関節サポートサプリもおすすめです。

【まとめ】
関節トラブルは生まれつき起こることが多いが、外傷や老化によってシニア期以降に起こることもある。
膝トラブルはプードル、ポメ、チワワなどに多く、ヘルニアはダックス、コーギーに多い。
特に身体が出来上がる前の仔犬期には注意が必要。
また、滑りやすいフローリングやソファなどの上り下りも膝や腰に負担がかかりやすく注意が必要。

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このアカウントは元トリマーで登録販売者資格者でヒト向けに医薬品、サプリメント、化粧品を販売しているロコミナの開発者が「ヒト(飼い主)の健康がペット(愛犬・愛猫)の健康に繋がる」をテーマに発信しています。
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