犬の目やにが多いのは病気のサイン!?
目やには生理現象ですので年齢関係なく出ますが、老犬になると出る量は増えます。
目やにが増えるとなにかの病気?と不安になりますよね。
今回は「犬の目やにが多いのは病気のサイン!?」について書きました。
【もくじ】
・目やにの原因
・目やにの種類と色の違い
・目やにから考えられる病気
・目やにの予防法とケア
・まとめ
ではひとつずつ見ていきましょう!
【目やにの原因】
目やにには目のごみをくるんで外に出す働きがあり、代謝により角膜・結膜から脱落した古い細胞などが含まれます。
涙と一緒に老廃物やゴミが流れ出て目の周りで固まったもののことを「目やに」と呼んでいます。
【目やにの種類と色】
◆寝起きの目やに
朝起きたときの犬の目には目やにが付いていることがあります。
犬もヒトと同じで目やにが付きますが、これは生理現象のためほぼ問題ありません
◆シニア犬の目やに
犬は代謝が衰えてくると、目やにが増えやすくなります。
これは年齢と共に涙量が減るため、目の老廃物を流し出せずに目やにが増えます。
◆炎症が原因で出る目やに
ぶつけたり引っ搔いたりなど外傷が原因で起こることが多く、角膜に傷ができると目やにや涙が過剰に出ます。
◆目やにの色の違い
一般的な目やにの色は「茶」、「黒」、「グレー」、「白」などですが、「黄」や「緑」などの目やにが出ている場合は感染症を引き起こしている可能性が高いです。
【目やにから考えられる病気】
◆角膜炎
黒目部分を覆っている「角膜」が刺激を受けることで起こる目の病気です。
◆結膜炎
まぶたの裏側にある結膜がウイルスや細菌などによる感染やアレルギーが原因で炎症を起こす病気です。
◆ドライアイ
涙の量が減少することで目の表面が乾き結膜の充血や角膜の炎症や傷などを引き起こす目の病気です。
◆逆さまつげ
まつ毛が常に目に入ってしまい、角膜や結膜が刺激を受けることで炎症を起こす目の病気です。
◆ぶどう膜炎
目の中にある「虹彩」、「毛様体」、「脈絡膜」という3つの部位の総称をぶどう膜といい、これが炎症を起こしている状態。
【目やにの予防法とケア】
・目薬で目のごみを洗い流す。
目薬は動物病院で処方してもらいましょう。
ヒト用のものを勝手な判断で使用しないようにしましょう。
・コットンをぬるま湯で濡らして、そっと拭き取りましょう。
固まってしまっている場合は無理やり取ると傷ついてしまう可能性があり、犬も痛いので必ずふやかして取りましょう。
【まとめ】
目やには生理現象のものから病気のものまである。
目やにの色によって健康上の問題の有無が判断できる。
目やにはホコリなどのゴミが目に入ることでできるので、犬用の目薬を動物病院から処方してもらい予防する。
目やにがついたらコットンなどを使って優しく取る。
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