皮膚のターンオーバーとは!?
皮膚はそのままあり続けるわけではなく常に新陳代謝によって生まれ替わっています。
(保湿や肌荒れなど、スキンケアを気にされている方はご存じかもしれませんが)
ヒトも犬も猫も皮膚は強い子もいれば弱い子もいます。
ただし前提として犬・猫の皮膚はヒトの赤ちゃんと同じように皮膚はとても薄くて弱いです。
今回は「皮膚のターンオーバーとは!?」について書きました。
【ターンオーバー】
ターンオーバーとは皮膚の代謝サイクルのことを言います。
ターンオーバーのサイクルは犬・猫ともに約3週間と言われています。
要するに3週間で身体全体の皮膚が生まれ変わるということです。
(体調や栄養状態、その子によって個体差があります。)
【皮膚の構造】
皮膚は内側から「皮下組織」「真皮」「表皮」の3つに大きく分類されます。
そのうちターンオーバーに関係するのは「表皮」の部分です。
表皮はさらに内側から「基底層(きていそう)」「「有棘層(ゆうきょくそう)」「顆粒層(かりゅうそう)」「角質層(かくしつそう)」に分類されます。
角質層は角質細胞や角層とも呼ばれます。
表皮を形成するケラチノサイト(角化細胞)が基底層で作られ、皮膚は新しくなります。
基底層でケラチノサイトが作られると、前からあった古いケラチノサイトはどんどん上へ上へと押しだされて角質層に移動します。
そして最後は死化したケラチノサイトがフケとなって剥がれ落ちます。
これらをざっくりまとめると、ケラチノサイトが基底層で生まれ、古い細胞がフケとして剥がれ落ちるこの流れをターンオーバーと呼びます。
【ターンオーバーが乱れる原因】
新しい皮膚が生まれ古い皮膚が剥がれ落ちる流れがうまくいかなくなることを指します。
少しだけ深掘りすると、新しい皮膚が作られたのに古い皮膚が剥がれ落ちにくくなったり、新しい皮膚が作られていないのに古い皮膚が剥がれ落ちたりすることで皮膚トラブルが起こることを言います。
【皮膚の栄養素】
メチオニンやLシステインは肉や魚などの動物たんぱく質に含まれています。
メチオニンやLシステインなどのアミノ酸はイオウを含むため含硫アミノ酸と呼ばれます。
【まとめ】
ケラチノサイトが基底層で生まれ、古い細胞がフケとして剥がれ落ちるこの流れをターンオーバーと呼ぶ。
ターンオーバーのサイクルは犬・猫ともに約3週間。
体調や栄養状態、その子によって差はある。
皮膚は内側から「皮下組織」「真皮」「表皮」の3つに大きく分類される。
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このアカウントは元トリマーで登録販売者資格者でヒト向けに医薬品、サプリメント、化粧品を販売しているロコミナの開発者が「ヒト(飼い主)の健康がペット(愛犬・愛猫)の健康に繋がる」をテーマに発信しています。
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