金木犀が満開に。
先々週くらいから、
外を歩いているとほのかに大好きな香りが!
つい、キョロキョロ辺りを見渡しても姿は見えず。
この季節のいい香りといえば、
そう
金木犀。
急いで我が家の金木犀を確認しましたが
まだ、咲いておらず…
そして、先週、待ちに待った開花!
そしてね、40年以上住んでいて
金木犀の隣に銀木犀があることを
初めて知った…
銀木犀の変種が金木犀だそうです。
銀木犀は花数も少なく、香りもほのか。
同じモクセイ科のオリーヴの花は
銀木犀によく似ている。
その辺を考えると、やはり原種は銀木犀なのだなと。
そして、大好きな金木犀の香りを
しばらく楽しみたいなあと
今年も金木犀の手仕事を。
まずは、金木犀について。
こちらも立派な生薬(漢方薬の原料)となります。
心や肝、脾胃(消化器)に作用します。
そして体を温めてくれる温性の性質。
お腹を温めて胃腸の働きを助けたり、
たんを取り除いてくれたり、
滞った氣の巡りを良くしてくれます。
イライラや氣分の落ち込みを改善してくれる。
以前、秋はセンチメンタルな季節と書きましたが
そんな秋に香りで氣分転換させてくれる。
金木犀の香りって嫌いな人、少ないですよね。
秋には必要な香りなのかもしれませんね。
みんなが欲している香り、
だから、いい香りって感じるのかもしれません。
金木犀の香りがすると、キョロキョロする仲間を
今年も発見しました。
さて、私が今年、金木犀で作ったのは
まず、こちら
金木犀のチンキ。
チンキとは有効成分をアルコールで抽出したもの。
水溶性だけでなく、脂溶性有効成分も抽出できます。
使うのは40度以上のアルコールを。
私はウォッカで。
こちらは飲むのはもちろんのこと
化粧水などにも使えます。
私は石鹸に入れてみようかな?と。
作り方は簡単。
金木犀をよく洗って、水氣をきり、
瓶に入れてかぶるくらいのアルコールを注ぐ。
冷暗所で保存し、1日数回振る。
2週間くらいで出来上がり。
作って3日目ですが、かなり色が出ました。
そして、もう一つ
シロップ煮も。
こちらはコアントローなどのリキュールを
入れた水で洗い、
てん菜糖と水で作ったシロップでさっと煮たもの。
お菓子作りやお砂糖がわりにヨーグルトなどに入れても
良さそう。
と、作るの自体は簡単なのですが
摘んで、ゴミなどを取っての下仕事が大変。
2時間ほど上を向いて取り続け、
傷まないうちにとそのまま、
ゴミなどを取り除く作業に没頭し、
チンキとシロップ煮を作ったら…
目はチカチカ、首肩がバリバリに。
何事も程々に…ですね。