しちがつにじゅうしちにち
後追い日記。
実家に帰って風を通す。
実はこの半世紀で初めて「クーラー」を装備した(注:もらいもの)。
「エアコン」じゃないよ「クーラー」だよ。
ここ数年、真夏に帰るのは避けていたが、「クーラー」が実装された今、帰っても大丈夫!
……大丈夫だった。
半世紀くらい前はクーラーのない家がデフォルトだった。
だから、住宅街を歩いているとどこからか高校野球の音声が聞こえたものだ。
まだ小学生の時に、地元の高校が出場したのだけれども、登校日かなんかでリアルタイムで見れなくて急いで帰っていたら、どこかのテレビからサイレンの音が聞こえ、そこのおいちゃんが「あー、惜しかったなあ」という声も聞こえた。
家に帰るまでもなく、負けたのが判った。
今はどこも締め切っているので、住宅街はしんとしている。
ときどき、草を刈る音とかは聞こえてくるけれども。
家の中にいると外界の音は聞こえないだろう。
なんかなあ、まあ、いいんだけどさ。
昭和の古い自宅の窓を全部開放して風をとおすと、まあまあまあ……
それこそ小中学生のころは「夏休みの宿題は朝の10時までにやりましょう」だったのだが、もう8時でも暑い。
無理。
何も考えなくてもいい作業だったら何とかなる。
汗だくだけどな。
それはさておき、庭に茅が生えまくっていて、うん、ハイオクだなここは(笑)。
脳内で「浅茅生の小野の篠原忍ぶれど」を謳ってしまいましたことですよ。
あと源氏物語夕顔とか思い出したり。
この茅使ってなんか作れんかと思ったり。
不在の間は庭師さんにお願いしている。
週末にやりますねーと言われてたので想定内。
だけど夏はこんななのねー。うわー。
もう芝もいいから除草剤でさくっといっちゃってくださいとお願いしました。
だいたい庭木も禿散らかして大丈夫とお伝えしてある。
それでも生えてくる。
生命力万歳だけどうちではちょっと押さえてほしい。
今回は出張の前後に寄ったので、部屋の中を掃除するくらいしかできてない。
今までは寄りもしなかったけれども、数年前に水回りだけリフォームして、風呂がすてきになったのでちょいちょい帰っている。ゲンキンだ。
あとはまあ、なんかなあ、郷愁に浸ってリラックスかな。
って、昔の教科書とかパラパラしてると何で気づかなかったんだ自分、っていう資料が出てきたりして面白いというか打ちひしがれるというか。
そんなもんだ。
とりあえず、「クーラー」のおかげでよく寝ることができました。
あと雨戸の存在もな。
完全に日光遮断だから、朝日で起きないんだよな。
今更のように面白いなと。
今日の酒。
喜多屋 特別純米酒 夢一献 カップとなんか。