田んぼ馬場は容易に差せない〜ジャパンダートダービー振り返り〜
馬場読みがまるで出来ていない予想だった。
JDDの馬券購入した後に前のレースを見てて、「あ、直線全然差せない。。。」と気付いた時にはもう遅し。
やはりポジション取ってない馬には厳しい結果となった。
大方の予想とは違いバウチェイサーは行けず、リコーヴィクターがハナを切り、それを見るように1番人気のブリッツファングが番手に付ける。
そのブリッツファングの後ろにコマンドライン、行けなかったバウチェイサー、その後ろにノットゥルノ、ペイシャエス、クライオジェニックらが控える。
セキフウ、ハピはスタート出たが包まれる形となり後方に下げる。
ペースは早くはないが、田んぼ馬場で道中各馬動けない中3コーナーから徐々に体勢が変わっていき、ハピはここでようやく外から動き出す。
4コーナーではブリッツファング先頭で回り直線へ。
終始ブリッツをマークしていたノットゥルノがブリッツと並ぶ形で直線競り、ノットゥルノが競り勝って抜け出すとその後ろにいたペイシャエス、外からハピが伸びて行く。
ペイシャエスがブリッツファングを抜き、ハピもその後ろで猛追も、ゴール前伸び切れず4着。
この4頭の後ろはクライオジェニックは地方最先着で入線も大差で千切れている事から力差は明確だった。
リコーヴィクターが早々に脱落している事からもこの世代のJRA対NARは大きな差があるようだ。
勝ったノットゥルノは武豊のお手本のような騎乗もあってこれまでの鬱憤を晴らしたが、ハーツクライはこの世代芝、ダートのダービー制覇と当たり年ですね。
調子が良かったとはいえ大外枠から強い競馬をし、今後も期待が出来る馬である事は間違いない。
2着のペイシャエスもユニコーンS同様力を見せたが相手が強かった。ただ逆転出来ない差ではないように思え、今後も期待したい。
3着のブリッツファングは正攻法で3着なので立派だが、やはり兵庫CSの時計で気になるようにもう1段力をつけないと古馬との対戦では厳しい。
4着のハピはやはり前に行けない所は致命的で、枠、馬場に泣かされた所はあれど、このタイプはあそこで突き抜けないと大成しない。
道中もこの流れであれば中団まで押し上げるくらいの力はつけて欲しい。
10着に敗れたセキフウはやはり距離に限界がある。またテンにズブい所も今後の課題だ。
ちなみに最下位熱望していたコマンドラインは予想通りのダントツ最下位。
ダート勝ち上がりの馬が日本ダービーに出る事を枠潰しと言うならば、芝でイマイチの馬をJDDに出す事は今後辞めてもらいたい。
増してや出走枠が限られるJpn1では尚更だ。
距離を変えるなり、芝ローカル重賞に出るなりで試すべきではないだろうか。
このコマンドラインはホープフルSの惨敗でわかるようにパワータイプとは程遠く、軽い芝で能力を発揮する馬だ。
おそらく今高速化している小倉や秋の府中開催まで待つかした方がマシだと思う。
ただこの結果から次芝の古馬混合ハンデ戦に出ればかなり恵まれた斤量を得られるのだろう。
軽い芝コースに出るようならば考えたい。
尚馬券の反省としては
①ダートの田んぼ馬場で後ろから行く馬を軸にするのはリスキー
②中央・地方馬との差はこの世代も大きい。
③ちゃんとトラックバイアスを当日見極めるべきだった。
④大井の田んぼ馬場は力差がハッキリ出る。
⑤来年のJDDで地方馬買うなら先行で結果が出ている馬
⑥芝馬はここで1mmも買わなくて良い
⑦武豊は日本ダービー・JDD連勝は
2002 タニノギムレット・ゴールドアリュール
2005 ディープインパクト・カネヒキリ
2022 ドウデュース・ノットゥルノ
で3回目。
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