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有馬記念(グランプリ) 3歳上GI 中山芝2500m

今年の古馬路線はイクイノックス中心だった。
国内での出走はGIを3走しただけだが、その全てが他馬との実力差をまざまざと見せつけられる強い勝ち方であった。

そのイクイノックスは有馬記念を前にして引退。絶対王者が抜けた2番手勢力と新世代との争いとなるのだが、果たしてどちらに軍配が?

そこで今回出走登録をしている少しいくつかのグループに分けて馬券検討をしてみよう。

①今年イクイノックスと直接対決した古馬のその着差
ジャスティンパレス 牡4
 宝塚記念 3着(0.2差)、天皇賞秋 2着(0.4差)

シャフリヤール 牡5
  ドバイSC 5着(8馬身差)

スターズオンアース 牝4
 JC 3着(0.8差)

スルーセブンシーズ 牝5
 宝塚記念 2着(0.0差)

タイトルホルダー 牡5
 JC 5着(1.3差)

ディープボンド 牡6
 宝塚記念 5着(0.4差)、JC 10着(1.8差)

ドウデュース 牡4
 天皇賞秋 7着(1.4差) 、JC 4着(0.9差)

プラダリア 牡4
 宝塚記念 6着(0.4差)

展開や調子、コースの違いもあるので単純比較で強弱を図れるものではないのは百も承知だが、実績だけ見るとスルーセブンシーズの宝塚記念の僅差2着が1番迫った結果。
次点はジャスティンパレス、宝塚記念で0.4差だったプラダリア

②出走登録の牝馬
近年の有馬記念で穴を開けるのは牝馬の存在。
過去データではエリザベス女王杯からのローテが1番実績があるが単純に比較をしてみよう。

ウインマリリン 牝6
 ドバイSC 6着 札幌記念 9着 オールカマー 9着 BCF&M 4着
年齢的にも戦績的にも厳しい。

スターズオンアース 牝4
 大阪杯 2着 VM 3着 JC 3着
古馬路線を渡ってきて善戦してきた最後は必ず伸びる馬。ただ今年に入って勝ち味に遅い。

スルーセブンシーズ 牝5
 初富士S 1着 中山牝S 1着 宝塚記念 2着 凱旋門賞 4着
イクイノックスに唯一詰め寄り、凱旋門賞も善戦、中山は鬼の部類。

ハーパー 牝3
 クイーンC 1着 桜花賞4着 オークス2着 秋華賞3着 エリ女杯3着
良くも悪くも善戦ガール。今回中山コース初。

ホウオウエミーズ 牝6
 小倉大賞典5着 福島牝S 12着 マーメイドS 3着 七夕賞3着 新潟牝S 2着 福島記念 1着
ローカル善戦ではここは厳しい。

ライラック 牝4
 日経賞4着 目黒記念9着 宝塚記念17着 府中牝S 3着 エリ女杯 4着
牝馬同士でもイマイチ伸び切れないし、混合戦では全く結果が出ていない。

このグループでは
スターズオンアース
スルーセブンシーズ
の2頭をピックアップしたいが、この2頭は直接対決がないので優劣が付けづらい。
安定性ではスターズオンアース
爆発力ではスルーセブンシーズ

ここは安定性をとってスターズオンアースを挙げ、スルーセブンシーズを次点とする。
他牝馬についてはこの相手では分が悪い。

③3歳牡馬路線からの出走馬
今年は全体的な世代レベルとして低いとされている3歳牡馬路線。
ただ例年斤量の恩恵もあって3歳馬は食い込んでくるのでノーマークにはしづらい所。

ソールオリエンス 川田
皐月賞1着 ダービー2着 菊花賞3着
秋3戦目

タスティエーラ ムーア
皐月賞2着 ダービー1着 菊花賞2着
秋2戦目

どちらもクラシック皆勤賞で春2冠はこの2頭で分け合い2023年クラシックの中心であった事は間違いない。
だが、菊花賞で両馬共に上がり馬のドゥレッツァに完敗を喫している事からこの世代の2番手3番手の印象が強く残る。
過去においても菊花賞馬が優勝はあっても菊花賞2、3着馬が優勝というケースはない。

ここでは
タスティエーラ>ソールオリエンスとはする物の、タスティエーラは抑え程度、ソールオリエンスは思い切って消しとする。

④その他裏路線からの馬
過去ゴールドアクターのような連勝馬が勢いで制覇というのはあったが、今年は連勝馬自体がいない。
アイアンバローズ
ディアスティマ
ヒートオンビート
ブローザホーン
マテンロウレオ

これらは今年はバッサリ切る。

⑤外国人騎手騎乗馬
 なぜか毎年外国人騎手騎乗馬が最低1頭は馬券内に。
今年は
ウインマリリン 56モリス
スターズオンアース 56ルメール
タスティエーラ 56ムーア
ディープボンド 58マーカンド
プラダリア 58ムルザバエフ

この中で
①で次点だったプラダリア
②で選んだスターズオンアース
③で選んだタスティエーラ
あたりが候補。

各グループでピックアップした馬
①スルーセブンシーズ ジャスティンパレス ドウデュース プラダリア
②スターズオンアース スルーセブンシーズ
③タスティエーラ ソールオリエンス
④該当なし
⑤ プラダリア、スターズオンアース タスティエーラ 

牝馬2頭が実績からは魅力的だが、この2頭は奇しくも大外枠に揃ってしまった。
中山2500mで外枠がダメと言うほどではない物の多少の不利はある。
悩んだ末に結論は

◎10 ジャスティンパレス 58横山武
◯15 スルーセブンシーズ 56池添
▲16 スターズオンアース 56ルメール
★13 タスティエーラ 56ムーア
△5 ドウデュース 58武豊
△2 シャフリヤール 58松山
△14 プラダリア 58ムルザバエフ

◎は前走天皇賞秋で爆発的な末脚を見せたジャスティンパレスとした。
JCをスキップしてこの秋叩き2戦目となる理想的なローテーション。昨年7着時よりも馬は本格化していて鞍上も横山武。
半兄の産駒が先週の朝日杯FSを勝利し、上潮ムードである事も理由の1つ。

◯は凱旋門賞4着からの出走のスルーセブンシーズ。
ここが引退レースとなるが、父はステイゴールド系ドリームジャーニーとなれば有馬記念で買わずにはいられない。
中山も大得意となれば連軸としての信頼は高い。
海外帰りの克服が課題。

▲はスターズオンアース
頓挫あって天皇賞秋回避し、JCが秋初戦となったが大外枠からの競馬で3着と大好走。
ただ今年に入りまだ勝利がなく、勝ち味に遅くなっているのが懸念。

★タスティエーラは安定しており、中山でも結果を出しているダービー馬と言う点は他のダービーと大きく違う点。

△ドウデュースは武豊に戻り叩き3戦目。
当初は本命候補で考えていたが、追い切りの併せ馬遅れが気になる。抑えまで。

△シャフリヤールは香港国際競走を不整脈除外の不安あるもBCターフ3着は伊達ではない。
ただ中山は合うのかわからないので抑えまで。

△プラダリアは穴党には芳しい騎手ムルザバエフで3着候補で狙いたい。追い切りは抜群に良かった。

買い目
3連単フォーメーション
1着 10.15.16.
2着 10.13.15.16.
3着 2.5.10.11.13.15.16.
10-16-13を厚め
計54点


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