早起き好きなのにの話
早寝早起きが好きなのだが信じてもらえない。
日頃の行いが〜ってのは当たってて、そりゃ信憑性高いですよね。
「人は見た目通りではない」というのは子供に伝える方法であって、ある程度の社会通念の上に生活してきた大人には「人は見た目通り」という事が分かるはずだ。
乱暴な見た目の人は乱暴だもの。
性格は顔に表れるし、その身なりや立ち振舞いで普段の生活や人となりを見抜かれるパターンは多い。
学生時代に口酸っぱく言われた「衣服の乱れは心の乱れ」なんてのは言い得て妙だ。
子供は経験不足から「乱暴な見た目」の判断ができないので、たとえばお菓子をあげる人を「見た感じ(表面的には)いい人」として認識してしまう。
子供には「人は見た目通りじゃないよ」と教え、大人は「人は見た目通りだな」と生活していく。
これはダブルスタンダードではない。
「理解する経験が足りてないので真実ではない事を告げて身を守らせる」
いわば方便である。
子供は守られる存在だし大人は都合いいから。
話が通じないから「それでいいよ」とこちら側が折れたとき、相手が「ほれみろ!俺の勝ちだ!」と吠えるパターンがある。
それも近い。
勝ちを譲るのは後ろじゃなくて前に逃げる作業なのだが、それさえも受け取れないのは「心の狭さ」か「見識の浅さ」なのか。
そこで見識の浅さと見抜かれたなら試合に勝って勝負に負けたのだろう。
心の狭さから判断を誤ったのなら、大人はそんな言い争いしない方がいいので美味しいものでも食べてゆっくりしなさい。
大人が判断した「ロッキー早寝早起きなの?嘘じゃん!笑」という大半のリアクションは、これまでの社会通念という方程式と僕の見た目から算出した答えだろう。
僕に必要なのに「早寝早起き好きだよ」という発言力ではなく、根本的なお入り口のお話なんだろう。
早寝早起きが好きな事が事実かどうかより、早寝早起きが好きという発言に対するリアクションが僕自身の真実なのかもしれない。