耳年齢チェックの注意点
「チェックする条件を統一しない限り、結果は人それぞれ」
結論から言いました。最近SNSでチェック結果を公開する人を見かけます。どこでBuzzったんですかねぇ?一喜一憂しない方が良いと思います。
Webサイトのテストは基準も条件もバラバラで、チェックには向きません。健康診断の聴力チェックのように統一しない限り、参考程度。
「モスキート音(17,000ヘルツ前後の高音)が聴こえれば若い」は正しいと思います。一般的には25歳位から高音を聴き取る能力が衰えると言われていますが、まったく衰えない人もいます。
一番分かりやすいのは、街に出てモスキート音が聴こえるかどうか。確実に試すのなら、設置している近くの商業施設などを検索。多くの情報が出ています。
ちなみに MARK IS みなとみらい の地下鉄からの入口は、聴こえる人は「頭が割れる」レベルなので、充分に気を付けてください。
さてWebサイトが信用できない理由は2つ。
1. テスト方法が正しいとは限らない
例えば下記の2つのサイト。音の傾向がまったく異なります。ヘルツ(音域)は数字が大きくなるほど高音になりますが、本当はデシベル(音量)も関係があります。
一方はヘルツが上がるほど、逆になぜか音は低く小さくなっていきます。一方は順当に音は高くなりますが音量は一定です。
どちらが正しいかは分かりませんが、どちらも補聴器を売るビジネス。より売れそうなのはP社でしょう。
2. 聴く環境によって結果が違う
機器のオーディオ性能やヘッドホンの性能や周りの静寂性で、結果は大きく変わります。
まず出力。多くはスマホかPC系で音を出すのでしょうが、オーディオ特性が違います。スマホで聴こえなかったのがPCでは聴こえることもありますし、その逆もあるでしょう。
次は入力。多くはヘッドホンから音を耳に入れるのでしょうが、ヘッドホンのタイプと性能が違います。密閉性が高く性能が良いほど聴こえます。
健康診断で使われるのは、出力するアンプと入力する密閉型ヘッドホンが毎年同じです。医療系ですから厳重な規定が決められているのでしょう。
チェックの注意点をまとめます。
聞こえチェック – Panasonic
オンライン耳年齢チェック - 補聴器専門店ブルーム
ぼくが京都のカフェのオーナーになるまで 413