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Tableu Desktop Specialist認定資格 体験記(2021/7/15)


この記事は、英語が超苦手である私がTableau Desktop Specialistをどのように受験したのかを記した記事です。

他の方のBlogやコミュニティから「オンラインで自宅からでも受験できるけど、試験官は外国の方で日本語でのコミュニケーションは出来ない」という事前情報を得ていたのですが、いまいち試験当日の全体の流れや、コミュニケーションが取れない時の対策が断片的で分かりませんでした。
私と同じように英語コミュニケーションがネックで受験を迷っている方の参考になれば幸いです。

※2021年7月受験時の情報の為、現在は変更されている可能性が有りますのでご注意ください。
※試験対策(勉強方法)には触れてません。ご要望があれば別記事を書くかもしれません。

■試験概要

Desktop Specialist
https://www.tableau.com/ja-jp/learn/certification/desktop-specialist

Tableu Desktopの初心者向け認定資格
(有効期限が無く一番簡単、受験費用100ドル、推奨される製品使用経験3か月)

<試験形式>
試験時間: 60 分
設問形式: 択一、複数解答、実技
問題数: 30
得点: 自動計算。配点は問題の種類によって異なり、実技問題の配点が高くなっています。
合格基準: 70%
提供言語: 英語、日本語、中国語 (簡体字)、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語 (ブラジル)、スペイン語 (インターナショナル)
プラットフォーム: Tableau Desktop が用意された Windows 仮想マシン

■試験申し込み方法

https://data-viz-lab.com/tableaudesktopspecialist
上記のWEBサイトを参考に申込を行いました。詳細は割愛します。

申込は試験申込(クレジット決済)と、受験日時登録の二段階になります。
とりあえず試験申込(決済)を行い、数か月後に自信がついてから受験という事も可能です。(決済から受験日までの期限はありましたが、半年程度あった気がします。)
また、スケジュールした受験日時は、当日でなければ何度でもリスケ可能だそうです。

■試験当日(~試験開始まで)

公式サイトの<受験時の物理的な環境>は以下3点

  • 受験には、静かで 1 人になれる環境を探してください。

  • 周辺を片づけてください。試験中の筆記は禁止されています。

  • ホワイトボード、テレビ、モニターを消し、試験に役立つように見える可能性があるものはすべて片づけてください。

また、Tableauコミュニティより

  • 「一人になれる空間、かつ、カンニングの疑いがある物(ホワイトボードや壁面カレンダー等)が無い状態が必要」

  • 「拡張ディスプレイは使えない。画面解像度が大きいPCが吉」

  • 「WEBRTCツールを使うのでマイク・カメラが使えるPCであること」

という情報を聞いていました。

当然、自宅にそんな環境は無く(家族が急に乱入する可能性もあるし)、会社の会議室で試験を受ける事にしました。
(時間は余裕をもって3hで確保)

指定時間の30分前からドキドキしながら会議室内で、机上のディスプレイを下におろしたり、ホワイトボードを消したり、扇風機の風向きを変えたりと準備。
本人確認に必要な、パスポートを忘れて無いか再確認したり。

時間ちょうどに、試験サイト上に「試験はこちら」みたいなボタンが活性化される。
画面指示に従って進んで行くと、「GoToMeeting」というWEBRTCツールが起動され、試験官待ちの状態に遷移。

3分ぐらい遅れて、試験官が接続。
「my name is ~~~」と言われたが、既にそこから聞き取れない(汗)
相手もカメラONしてくれると思ったのにOFFのまま。正直、相手の性別すらも不明。
(イキナリ出鼻をくじかれるも、うろたえてはダメだと自分に言い聞かせる私)

何か言われているが、まったく聞き取れず。頑張って聞き返すもやっぱり理解できず。
5分ぐらいで「I don't speak English」 と早々にギブアップ宣言
(相手が訛っているからだ。と自分に言い聞かせる私)

試験官も察したのか、チャットで応答あり。
 watashinonamaeha xxxx desu. wakranaikotogaareba,kiitekudasai・・・・

どうやら 試験官がgoogle翻訳で日本語(ローマ字)変換し、コピペしてくれているようです。
頑張ってローマ字を読んでいくと、いくつか質問するので間違いが無いか、都度Yesと返事をしろ、という事でした。

・あなたが受けるのは、Tableu Desktop specialist で間違いないですか?  → yes!
・あなたの名前は xxxxx ですか? → No! (微妙に名前が違う。訂正)
・あなたは今一人ですか? → yes
・試験は中断・退室できません。 → yes
・WEBカメラを常にONにする必要があります。 → yes
・キーボードのCtrl、Alt、Tabは押してはいけません →yes

他にも確認事項があった気がしますが、全部で10問も無かった気がします。

時計を見るとすでに30分経過。
事前情報から、試験開始までに1時間は覚悟しとけ!と聞いていたので、まぁこんなものだろうと、自分に言い聞かす。
(まだ心に余裕のある私)

質問の後、「Passport Pleas」とパスポートの提示を求められる。
本人確認のフェーズにやってきました!
(待ってましたと、準備していたパスポートを手に取りカメラに向ける私)

手振れしないように、そのままのポーズでひたすら待つ。
沈黙のまま1分経過、3分経過、5分。とひたすら待つ。
(いい加減疲れてきた。早くしろや、と思いはじめる私)

ようやく反応あり。試験官が何か言ってる。しかし相変わらず聞き取れない。
(またチャットしてくるだろう。と、もはや聞く努力すらしない私)

しかし、今回はチャットが来ない。相変わらず何か言っている。
what's? /One more Please!! で応戦するも、やはり理解できない。

何回目かのやり取りで、「ドライバーライセンス」というわかりやすい単語を発見。
(え?パスポートあれば無問題じゃないの?なんで?と焦る私)

たまたま鞄の中に運転免許証も入れていたのですぐに取り出し、カメラに向ける。
体勢を固定したまま、沈黙が続く。。。。

10分ぐらい経過し、やっと試験官が発言。
しかし口調からはOKではない感じ。
相変わらず少ない武器(むしろ竹やり)でコミュニケーションする。
しかし戦況は一向に変わらず。
(いい加減チャットに切り替えてくれよ。さっきやっただろ。
と思う私)

思い切って、「chat Please」と発言&こちらからチャット
しかし、チャットではなく、相変わらず何か言ってくる。
(ひょっとすると、Google翻訳のコピペが使えなくなった理由があるのかな?と思い始めた私)

すると突然、自分のPCのマウスカーソルが動き始め、GoogleChomeタブを切り替える。
そして、”google translater” と文字が勝手に入力され始める。
(少しびっくりするも、試験官がリモート操作していると気づき、急いで平静を装う私)

ここから、ブラウザ内のGoogle翻訳を使って会話が始まりました。

どうやら
・あなたの名前を、アルファベットではなく日本語でチャットに書け。
・運転免許証の中で、あなた名前はどこに記載してあるか教えろ。
という事を聞いているようでした。
(私の英語スキルゼロなの理解しなかったのか?この質問を理解できてたら最初からコミュニケーションしとるわ、と少しあきれる私)

名前をタイプし、再度カメラに向かって名前部分を指差しで示す私。
先ほどと違い、指さしポーズの体勢固定は体力消耗が激しい。
指さしポーズを解除してもよい合図が欲しい・・・
このあたりで時間はすでに50分経過
(1時間超える事を覚悟する私)

永遠とも思える沈黙の後、不意に「OK」という待望のワード!!歓喜
(すでに試験合格したのではないかと錯覚すらする私)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
試験終わった後気づいたのですが、パスポートの有効期限が切れておりました。その為、パスポートではなく別の身分証として免許証を要求されたと思われます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

やっと、試験環境の確認フェーズになりました。

・パソコンを持って、周りをぐるっと一周見せろ。
・机の上に何もない事を見せろ。
・机の下も見せろ。
というオーダー。

先ほどの身分証やり取りに比べると、オーダーがNochatで理解できたのでスムーズに対応。
(急に英語スキルが向上したのでは?と調子にのる私)

次のネットワーク速度チェックも、試験官の操作によって順調に実施。

試験環境のチェックも完了し、試験開始かと思いきや、カチャカチャとキーボードタイプする音が聞こえる。
試験官が自分のPC画面で何かをしているようだ。ただただ待たされる。

WEBRTC接続から既に70分経過
(ただ待つことで良いのか不安に思う私)

PC上では、ログイン画面が表示されており、試験官は相変わらず沈黙。
(試験始まって無いのに、既にHPは30%ぐらいになった私)

ひょっとしてこれは、自分でログインしろ?という事か?
さすがに不安になりチャットで聞いてみる。

3分ぐらい待ったが、相変わらず無反応。
待ったままで良いのか?ほんとストレス。
(「君、英語理解できないでしょ?」と嘲笑っててもいいから、何か反応してくれよ。ってかお前カメラONにしろよ。と、ちょっとイライラする私)

しばらくすると、試験官がIDを入力し始める。
どうやら、「待つ」で正解だったようだ。
しかし、IDを3文字ぐらい入れて、消すを繰り返す。
(何をしているのか?とにかく不安になる私)

恐らく日本語入力の文字変換が出てくるから戸惑っている?
相変わらず、2,3文字タイプしては消すを繰り返し。

しばらく無反応のち、タスクバーのIME設定を触り始める。

これで解決するかと思いきや、英語入力にしても、書いては消すを繰り返す。何が正解なのかわからない為、ただただ試験官の作業を見守る。
(いい加減、書いたり消したりを眺めるのに飽きてきた私。しかし、こちらの顔は相手に映っているので、無表情を意識する典型的な日本人タイプな私)

しばらくすると、ソフトウェアキーボードをコンパネから起動し、再度ID入力を再開。
どうやら、ハイフンを入力したかったのに、試験官のキーボードとキーアサインが違う事でハイフンどうやって入力するんだよ?状態だったみたい。

無事ログインし、やっと試験する為のリモートデスクトップ環境に接続完了!!

接続したリモート環境のWindowsデスクトップ上には、
Chromeブラウザと、TableauDesktopツールのショートカット、試験に使うであろうデータソースが格納されたフォルダのみ。シンプル

試験官が、ブラウザを起動して試験手順説明の日本語ページが表示される。

どうやらこのタイミングから、試験開始らしい。
せめて、試験官からスタート合図ぐらいは欲しいんだけど。。。。
周りに何もない事を確認するフェーズ(かれこれ30分近く)から、試験官よりチャットも発言も一切無し。
(ひょっとして、試験官はコミュ障か?と思いはじめる私)

日本語ページを読み進めると、

  • ブラウザを使った試験チュートリアルが5分

  • 試験時間は60分

  • 計65分で試験終了になります。

という説明。

試験開始までに約1時間20分。長かった、、、、
(既にHPは10%未満だが、試験が始めれる!という状態に歓喜する私)

■試験開始

気持ちを切り替えて、いざ試験開始

試験の進め方は、
ブラウザ上で、1問づつ問題と選択肢が表示され、回答をチェックして[Next]ボタン押す。の繰り返す。
問題ごとにマークを付ける機能もあり、自信がない問題にマークを付けておくと、後から見直しが楽ちんです。
見直し含めて問題なければ[submit]で、即試験終了が可能。
[submit]を押さなくても時間になれば強制的に終了。

試験内容は、
①Tableauの基礎知識や操作方法の問題
②準備されたデータを使った実技から回答する問題
が、6:4ぐらいの割合だった気がします。

①は問題読んで回答を選ぶだけなので、速攻で終了。(1問10秒ぐらい?)

②は
「●●のデータソースを取り込んで、××を列、xxを行にいれたヒストグラムを作りなさい。2014年で一番xxが多い国はどこでしょう?」というように、チャートを作って答えを確認する必要あり。
データの取込方と、各チャートの作り方を覚えておけば、ほぼ正解できるレベルです。

最終問題が終わった時点で残り15分。
早く解放されたかったこともあり、簡単に見直しを行い残り10分を切り上げて、submitで終了。

試験終了(submit)後は、アンケート画面に自動遷移。
10問ぐらいの簡単なアンケートを実施すると、唐突に「あなたは合格しました。おめでとうございます。結果はメールします」的な白地に文字だけの、とにかくシンプルな画面が表示される。
(正直、もうちょっとオメデトウ感のある画面にして欲しいと思う私。同時に、やっと解放される安堵と、この後どうすればいいのか?と不安になる私。)

相変わらず試験官は無反応。呼びかけても反応無し。
(まぁ、合格と結果が出たから接続を切っても大丈夫だろう。と思う私)

チャットで Thank you とだけ残しブラウザ、WEBRCTツールを閉じる。
終わってみると、試験準備に1時間20分、試験に50分、約2時間10分という長丁場!!
1時間20分の内訳も、待つのが正解なのか??とう不安の時間という苦行でした。

■試験終了後

試験終了から約2時間後には、合格通知メールが届きます。
内容は合格証とデジタルバッチの案内

合格証には試験結果も簡単に記載されているのですが、私は9割のスコアでした。
正直、全問正解の自信あったので、少しショックでしたが、無事合格できたので良しと思います。

■受験に向けたまとめ

  • ブラウザ内のGoogle翻訳を積極的に使いましょう

  • パスポートの有効期限切れに注意(免許証、保険証も念のため準備しておくのが吉)

  • 長丁場を見越して、会議室の時間確保は可能な限り長めに。

  • 事前のトイレも重要

英会話できなくても、とりあえず何とかなるという事がわかりました。
私の記事が、皆さんの受験時の参考になれば幸いです。
(長文・乱文失礼しました。)

以上


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