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[日記]寄り道した

急遽空っぽのUSBが必要になったので、中身をパソコンに移した。主に高校〜大学時代の写真やら動画やらを無造作に保存してあるものだった。

懐かしいなと見始めたが最後、さすがに遺したまま死ねないあれやこれやも出てきたので、容量を減らす意味も込め、いらない画像を削除することにした。

無意味なスクリーンショットなどを、デリート、デリート、デリート。もちろん、大切な写真はきちんと保管しておく。

中学校卒業時の写真があった。ちんちくりん具合と成熟しきっていない幼さが、今の姿とあんまり変わらないなと思った。

ま、こないだ現役中学生から「中学生みたいですね」と言われたばかりなので、なんかもう和装とかドレスとかまで着ないと見た目は垢抜けないんだと思う。

高校時代の写真はまぶしくてまぶしくて大変だった。部活の様子とか、何気ない日のふざけた写真なんかが「青春」の2文字をぶん投げてくる。よかった〜ちゃんと青春してたっぽい。

ただ、遠足と修学旅行の写真も見たのだけど、絶望的に私服がダサかった。令和の時代に見てるからってのもあるだろうけど、まぁダサいわ。ファッションセンスにステータス振り忘れてるわ完全に。

今度、高校時代の友人と久しぶりに会う約束をしたので、「10年前の私たちはこうでしたよ」「えぇ〜…」って会話をするためだけに写真データをスマホに入れていこうと思います。

振り返っていくと、いい思い出ばかりじゃなくて、「なんであんな行動とったんだろう」とか、「どうしてあんなこと言っちゃったんだろう」みたいな恥ずかしさの混じる後悔が次々と押し寄せてくる。

自分の中でまだ時効にできていないものがいっぱいある。でも償い方が分からないので、粛々と今を生きるしか方法がない。

後ろめたさと、消えたさが増す。夜はいけないな。

寄り道した。また数年後にこれらの写真を見て、なんのしがらみもなく思い出として見つめることができていればいい。でも人生初心者だから、それはきっと難しい理想なんだろうなぁ。

もういっそのこと開き直って失敗ばかりの恥だらけの泥臭い人生もかっこいい、と錯覚するけど、一行目に「恥の多い生涯を送ってきました」とか言い始めたらさ、それはそれで、しんどさがあるからさ。

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