枕詞をつけずに喋りたい

これは成人前後から。未だ狭い世界にはいるんだけど高校を卒業して割と様々な価値観の人と色々話すようになってから、例外を排除して話すことが非常に怖くなってしまった。指摘されたら壊れる論理っていうのは弱みになると思っているしね。いつも誰と戦ってるか知らないけど弱みを出すことを非常に恐れています、こんにちは、私だ。

枕詞っていうのはさっきので言うと「未だ狭い世界に入るんだけど」、「割と」、「と思っている」の部分。
・話の対象や定義を曖昧化する
・前提として例外がある事を示す
・自分の考え不足の可能性に保険をかける
・これは自分の考えであり別の考えを想定して
 いると示す
などを目的とした文言が話の合間に入ってくるやつ。
「それは偏見!」「考えが足りない!」「そうじゃない人もいる!」とかの反論を防ぐ効果がまぁ少しはある。

ただこれ、見ていてわかるが回りくどい。言わなくていい保険をかけ、自分を守る姿はなんというか……ねえ……。自分軸で考えられないようにも見られるし言う時ははっきり言えるようになりたいと思っている。

ただ、人が枕詞をつけているのを見るのは全くもって平気なんだ。保険とも思わないし、なんていうか、「配慮」だと思う。ウン……私も配慮のつもりで付け始めたんだよなぁ、全部外す必要はないかなぁ。反論してくる人ならまだしも、そうじゃない相手を傷つけるのが一番怖いしな。

断言するっていうのはかなり怖いことだと思う。これにも「と思う」って付けちゃうくらいには怖い。だって自分と違う考えの人っていっぱいいる。「普通そうでしょ」とか!全然言えない!言ってたらごめんなさい!
実際断定調で話す人ってかなり苦手だ。親しい人にはいない、気がする。意見合わなかったら自分を否定される言葉が断定調な訳でしょ??え、無理だ、傷ついてきた……。

とまぁ、色々なものに配慮したりしなかったりした結果微妙なバランスの変な話し方が完成している。バカなこと話してる時は「はぁ???ぜっったい宇宙一愛してるから!!!」とか言えるんだけどねぇ。うーん、枕詞添削……。要検討だ。

そういえば枕詞にをつけてみたがどうなんだろうか。このままじゃ全てに配慮した結果自分が消えうせてしまうかもしれない。……うーん、いや、こんな自分本位な人間に限ってそれはないか?配慮はいいことだしなぁ……でもはっきり端的に伝えることも大事で……これいらない枕論理ね!!相手を傷つけないよう適度に配慮しつつ自由に喋りましょう!

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