深夜に「真理」を見つけた話

ド深夜恋愛観大会
恋愛について考えが合いすぎる友人がいる。
仮に仲良しさんとしよう(長い)。

深夜にオタクやら家族やら将来やらについて朝まで喋ることがあるんだけど、よく出てくるのは「恋愛観」について。

こりゃただの恋バナじゃないぜ……。
なんたって2人とも恋愛不信だからな……。

そこであまりにも真理を見つけてしまった話。

※私の考えを基に書いているので仲良しさんの考えとは違うかも

「好きって何?」
もう若気の至り(?)でもいいよ。私らには好きがわからん。なんかさあ みんな好きだよ 友人として好きな人みんな好き
付き合いたいかって言われると別にそうじゃないんだけど。

この議題はいつも出る。そして答えは出ない。

基本「寂しいだけでは?」という結論に至りがち。
寂しくなきゃ人好きにならんでしょ。とも。
じゃあ好きってなんだよ。

仲良しさんは分からんけど、私にとっては「1番」がない。

みんなほんのり好き。恋愛感情ですか?って聞かれたらちょっと迷ってNoって言うくらいの好き。結構好き。
恋愛感情かは分からないからな……。
仲良くなりたいとは思ってる。

この感情を仮に私たちの「好き」とする。

「恋人欲しくは……ないな」
諸事情あって、仲良しさんも私もあんまり恋人が欲しくない。

好きがわからん人間なので相手の好きに応えきれないし。
私的には、冷たい(?)言い方をすると利益より不利益が勝る……というか。不利益ってのは後で出てくる。

2人とも付き合ってやりたいことが「それ友達でよくね?」ってことばっかり。
恋人のことを気兼ねなく遊びに誘える友達だと思ってる。違うのかなあ(違う)

「だって付き合ったら別れるじゃん」
いやその理屈はおかしい。
でも私たちはそう思ってる。

カップルってねえ 別れるんだよ

超極端に言うと、いちばん仲良い友達と付き合うじゃん?別れるじゃん?友達以下になるじゃん?もったいないじゃん。って話

これは付き合うことの何よりの不利益だと思ってる。生涯の親友(になるかもしれない)人を失うリスク。

ずっといちばん仲良い友達でいる方がいいなって思う。

この時点でわかるように「好きだ」って考えをあんまり理解できてない。
別れたあとのこと考えてるし。

皆さん別れない気持ちで付き合っているのでしょうか。
煽りとかではなく!!
私は一番最初に別れたあとのリスクについて考えてしまう。気まずくなるな、とかね。
それって相手のこと好きだったら出ない考えなのかな?
そうだとしたら、私には好きがない。隙はあるけどね(!?!!!???)

「でも特別にはなりたい訳よ」
もうほんとこれ。前述のみんな好きな人達に割と上位の場所で認知されたい。
だって結構好きだからね。好きな人には好きでいて欲しい。

でも恋人にはなりたくない。「付き合う」に付き合いきれないし、別れるじゃん。

「ていうか好きな人、恋人いてくれ」
好きな人とは付き合えない。でもできるだけ相手の中で上位存在(?)でありたい。

相手に恋人がいないと最上位のその位置を狙ってしまうから相手に恋人よ、いてくれ。

そういう考えだから私は相手に恋人がいると安心して仲良くなれる。で、相手が別れた時がさあ大変。分かってもない好きに振り回される前に何とかするぞRTAが始まる。

「私らの感情is何」
結局、私たちは自分より相手を優先できないから付き合えないのか?
好きが分かっていないからか?
失うのが怖いからか?

いや……そもそもあんまり人と付き合いたいと思っていないんじゃないか。
……つまり、私たちの理想とは……。

「それってさあ……。」

「好きな先輩のお気に入りの後輩になりたいんじゃない?」

気づいてしまった。

「それだ」
これだ!!!!!!!!!!!

「私は既婚者子持ちの上司のお気に入りの部下かなあ。」
複雑ゥ。

2人とも年上がタイプという謎情報が開示されちゃったね。

簡潔に言うと、あー上記通りなんだけど。
「好きな人のお気に入りの友達でありたい。」
ということ。相手にとって特別枠で、尚且つ1番ではなくて、制約がない。

色々まあ例えが出たんだけど、
「LINEのお気に入り枠の5,6人に入る人」
「適当な飲みするって時に声がかかる人」

とか。なんか、なんとなく分かるでしょ?(?)
割と仲のいい後輩枠。ここにいたい。

「それ……だな……(絶望)」
長年の(?)議論に決定的な結論が出た充足感。
と、同時に2人に満ちる絶望感。

私たちには「好き」がない……。
恋人を欲する気持ちが……ない……。

ほのかに抱いていた「普通の恋愛」への希望は失われた。あと結論出たの朝方で眠い。
2人の恋愛観はまた変なところで一致したのであった。

「俺たちは一体どうしたらいいんだ」
私達も恋人、欲しいんだよ。なんていうか、

「この人と恋人になりたいと思いたい」。
この理想はどんどん下がって最終的に
「人が恋愛してるの見て『いいな〜』って思いたい」にまでなった。

私の理想は、「なんかいいな」って思う人とふわっとずっと一緒にいた結果が恋人。みたいなの。でも相手に熱烈に好かれると絶対続かん。理想たけえ〜

私たちが「好きな人と望んで付き合う」未来、一緒に探してくれませんか?(なんで?)

考察
急に論文調!?
ここからは私の後日(今)考察。
故に完全に私の考え方の話になります。

なんで恋人ではなく「友人特別枠」を望むのか。

ひとつは蛙化現象かなあ。
自尊心が低い
→自分なんかを好きになる相手は見る目(その他もろもろ)が無い
→相手を好きじゃなくなる
的な。

私は自分のことを恋愛的に好きな人間を見るのがあんまり得意じゃない。恋は盲目だなあって思う。好かれるのは有難いけどね。
脳内の客観的主観が素直に好意を受け取ることを拒否する。残念な人間だ……。


ふたつめは恋愛感情が分からないから、だ。
会話中にも出てたけど。
多分相手に向ける「好き」が推しに対する好きに近いんだろう。というか現実に推しいるしな。

でも心が童貞だからそれらと恋愛感情の区別がつかない。だから「好きだ」と思ってしまう。
けど結局それは恋愛感情ではなく、望む先は恋人にならないんだ。

「結婚式呼んでね」
私たちは好きが分からない。
でも寂しいのは嫌だし幸せになりたい。
恋愛経験が不足してるだけかもしれない。

将来ちゃんと恋愛感情が抱けることを望んで、
この記事が若気の至りの黒歴史になることを望んで終わりにしよう。


「美奈が『いや〜彼氏めっちゃ好きっすわ』とか言ったら泣いちゃうかも」
私も。仲良しさんが大好きな彼氏とラブラブデートした話超聞きたい。


そういう未来、目指して歩いていこう。
(ここでスキマスイッチの雫が流れる)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?