VR写真大賞に出した写真の反省会
VR写真大賞が3月12日に発表されました
私も写真を投稿しておりました
まぁ結果的には箸にも棒にもかかりませんでしたが…
今回はその反省会としてどんな風に撮ったかそして何がだめだったのか考えていきたいと思います
テーマ
ではまず今回の写真をどういう意図で撮ったかを書いていこうと思います
今回のVR写真大賞のテーマは「アフターコロナ」でありその上で日常としてのVRが伝わるような写真とのことでした
ではVRでの私の日常というと、一人でふらふらワールドを探索しつつ写真を撮ることです
コロナ禍で旅行に行けない中VRでワールドを旅しながら写真を撮ってる事がアフターコロナとしての生活様式に合ってるだろうというのと、私にとっての日常であり、見る人にとっても日常というか現実感のある写真がいいと思ったので今回は散歩中に写真を撮ってる感じにしようと思いました
撮影
撮影ワールドですが最初は現実ではありえない世界で撮ろうと思っていたのですが、あまりも地に足ついてない感じになりそうだったので普通の日常の町並みっぽいワールドをいくつか選びました
最終的にはもうすぐ冬が終わり春が来る時期だったのもありLinVelvetさんの「夢見風 散れり 桜坂 - yumemikaze - 」を使わせて頂きました
ちょうどうちのカリンちゃんが街歩きっぽいコーデだったのでバックを背負いスナップ写真を撮るみたいに気軽にカメラを持ってもらいました
構図
カリンちゃんに坂の手前に立ってもらい坂の上に桜と晴れた空が見えるように配置しました
写真を撮ったのが冬の終わりかけだったというのもあって空と桜には春という温かく明るい未来としての象徴という意味を持たせてみました
そしてその明るい未来へ行くにはまだ登らないといけない坂がある
これはまだ今のコロナ禍での生活を受け入れて先に進むにはまだ課題があるという意味であり、だからこそ坂の前で立ち止まって”さて”どうしようかなと考えているようなポーズをしてもらいました
レタッチ
最近ずっと闇に囚われて暗い写真ばかり撮って食傷気味だったのですが今回はテーマ的にも明るい方がいいかなって思ったので全体的にはっきりくっきりさせて少し明るくして少し色を浅くして現実感のあるレタッチにしてみました
結構お気に入りです
題名
今回つけた題名についてですが
”さて”というのはよく話の転換などに使われる言葉です
恐らく今はコロナ禍とアフターコロナと呼ばれる時代の転換期なのではないかと思っています
ですので
”さて”どうしようかなという写真の状況的意味合いと
”さて”これからどうなるのかな、どうしていけばいいのかなという私の考え
この2つの意味も含めて「さて」という題名をつけました
さて
あれこれ説明してきましたがそもそもその意図とやらは見る人に伝わったでしょうか?
そう全く伝わっていないのです
どんなに色々込めていてもフォトコンなんですから見る人に伝わらなければというのがあります
私が日常的に写真を撮っているということとアフターコロナというテーマに基づいて撮っているということを踏まえて見たとしてもまぁまず伝わらないでしょう
写真の中の情報やタイトルからあまりに何も伝わってこないテーマにはあまり関係がなさそうな写真になってしまいました
今まで自分の中であれこれ考えるだけで分かりやすく人に伝える写真の見せ方というのを考えてこなかった私の限界なんだと思います
変化
ただこの写真を撮ったことで私がどんな写真が撮りたいかが少し見えてきました
今回現実感に拘ってたのはテーマの解釈もありますが単純に私が現実感のあるVRCの写真が好きだからなんじゃないかという気付きを得ました
私が元々暗い写真を撮っていたのは昔暗い方が現実感でるよって教えてもらったからだったのですがそれについて深く考えずただ暗くしがちだったのでここに来てやっと現実感のある写真の撮り方が少し分かった気がします
最後に
私は未だに自分が何を撮りたいのか何を見せたいのかわかりません
ですのでもしかしたら数ヵ月後には全然違う写真を撮ってるかもしれません
普段の写真もフォトコンも色々挑戦してどんどん変わっていきたいと思います
その先に変わらずに残ったものが私の撮りたいものであり見せたいものなんだと思います