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写真日記:2025年2月8日
最近うちの子たちとの距離感を考えながら撮影してるのを見てフレンドのにゅれさんからこの記事を教えてもらったので距離感の話を書いていこうと思う。
そもそも去年くらいから、彼女たちに在ってもらうためにはどうすればよいかを考えていた。
VRCから写真を始めた私にとって、アバターの撮影はワールド固定やドローンを使った方法が主流だった。
つまり、カメラのディスプレイ上で画面の構図や画作りを決め打ちする撮り方をしてきた。
ただそれだけでは物足りないし、そもそも綺麗な画を作りたいわけでも、画で何かを表現したいわけではないしどうしようかなと悩んだ結果、存在する彼女たちと体験を撮るかとなった。
キャラクターの存在感を強調するために、魚眼レンズやリアル系のワールドを使い、イラストに近い造形のあのめあちゃんを際立たせてみた
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これは景色を見たときにここに存在してほしいなという感じで撮ってるが、画作りというところから抜け出せておらず、存在感の強調でしかない気がしていたのでもっと自然な形で撮りたいと思っていた。
特に自分の体験目線というとこが抜けていたのでそこも含めて撮りたいなと思ってやったのがこの写真
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Integralを活用して現実の写真に近い雰囲気を作りながら、Grusちゃんにそこにいる人間として歩いてもらった。
かなりファイダーの向こうにある世界としての強度ができた。
ただこの写真の主軸は人が居て光があって街が生きているよねというところなのでキャラクターではなかった。
ここからだいぶ悩んでいたが世界があってそこに存在する彼女たちもいるよねという形でしか撮れてなかった。
そこにAvatar Pose System(APS)が出てきた。
APSによって撮影が便利になるだけでなく彼女たちがその場に存在出来るようになり(アバターをワールドに配置することが出来るようになった)、今まで一体だったカメラマンとモデルが分離されるようになった。
そもそもカメラマンとモデルが一緒な自撮り状態が多いほうが珍しい気もするが…
これにより、目の前に在る彼女たちの姿を直接見ながら、距離感や関係性といった間合いを探りつつ撮影することができる「距離感の時代」になってきた。
いやごめん「距離感の時代」って言いたかっただけ。
にゅれさんが言い出した言葉なんだけど流行らせていきたい。
やれるようになって初めて、存在を撮るのが上手い人達は間合いのはかり方が上手いことに気がついた
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それはそれとして画作りだけでなく、モデルと画面に映らない撮影者との関係性も意識した撮影が可能となったことで、目で見た姿とファインダー越しの姿の違いを使い分けたり、「この距離感だからこそ生まれる表情」みたいなことも出来るようになった。
彼女たちが存在することを強く捉えることが出来るになった。
まだまだ詰めていけると思うのでやっていく
これからもただ在ることを撮っていきたい
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