怒らない人達
私はほとんど自分一人だけの会社を経営しています。
実態は限りなく個人事業主なのですが、一応法人なので、税理士さんと契約していて、月1回、会計とか税務の打ち合わせをします。
今日がその日だったのですが、その税理士さんもほとんど同年代なので、昭和世代にとっては割と自然な雑談で、政治の話題になったりします。
当然、今日は自民党の裏金問題の話になりました。
その税理士さんはとても生真面目な方なのですが、
「私らがインボイスや税制改正への対応で必死にやっている傍ら、あんな事されちゃ、バカバカしくてやる気なくなってきますよ」
と珍しく本音を漏らしていました。
私が
「マスコミの追求って、昔に比べて随分おとなしいというか、甘くないですか?
昔がすべて正しいという訳ではないけど、記者会見とか怒号が飛び交って追及が凄かったですよね?」
と言うと、やはり彼もかなり同意していました。
安倍政権が強固だった時代に徹底的にマスコミを押さえつけたような話もあるようですが、それ以前に、世代なのか世相なのか、ずいぶんと冷めた世の中になったもんだと、しみじみ思います。
我々一般人の生活の中でも、いつのまにか感情は抑えてあまり本音めいた事は言わず、ふわ~と空気を読んで流すことがスタンダードになって久しい気がします。
迂闊に感情を全開すると、秒で「〇〇ハラスメント」に振り分けられてしまいますので、仕方のない流れなのでしょうか?
このように感情を爆発させる人が居た時代が懐かしいです。
●無断で撮影する観客にブチ切れる若き日のガンズ・アンド・ローゼスのアクセル・ローズさん
まぁ、この方は特に際立ってはいましたが(笑)。